適切な栽培法 冊子に
道米麦改良協会やホクレンなどは、昨年の冷夏で不作に終わった道産ブランド米の新品種「ゆめぴりか」の適切な栽培方法をまとめた冊子を作製した。道内技術講習会などで使用するほか、全道の生産農家に配布する。「ゆめぴりか」は昨年約1万㌧が収穫されたが、冷夏の影響で独自の品質基準を満たすコメは約1千㌧にとどまった。ただ、農家によって品種に差があったことから、同協会など関係機関は栽培方法を再検証。計29㌻の冊子ではこれらの検証結果を基に、稲を低温から守る水の管理の徹底や、肥料を入れすぎないことなどが品質安定につながることを、詳細にデ-タを付けて紹介した。昨年約3千㌶だった「ゆめぴりか」の作付け面積は今年は約5300㌶に増える予定。栽培農家も昨年の約3千戸から5千戸前後に増えるとみられ、品質にムラが出ない栽培技術の確立が課題となっている。
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