゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

元気な!植物たち「オウレン」-春編-①

2010-03-09 18:50:56 | ほっかいどう関連情報

小さくてもたくましく

100_7482 漢方では万物は常に変化するものと考えられ、生(生まれ)、長(成長)、化と収(転換点から収束)、蔵(必要なものだけを貯蔵)-の五運として表されます。春は五運のうち生のステ-ジで「発陳」と称し、文字通り古い殻を脱いで冬の間に準備したエネルギ-を一気に発散させ、1年間を元気良く生きていくためのスタ-トダッシュの季節です。植物たちの弾けるような元気いっぱいの森へ出かけ、「発陳エネルギ-」を探してみませんか。雪解け直後の4月になると、花芽を大切そうに抱いた元気なオウレンの折れ曲がった芽が地上に顔を出します。芽が直立して花を咲かせるようになっても、高さ10㌢ほどにしかならないオウレン。小さいけれど優しく力強い「発陳エネルギ-」を感じてください。オウレンの地下茎部分は黄連と呼ばれ、のぼせを伴う精神不安、不眠、鼻血の症状に使われる三黄瀉心湯や黄連解毒湯など、さまざまな漢方薬に汎用される生薬です。

  ◇

漢方に詳しい堀田清・北海道医療大薬学部准教授が同大北方系生態観察園(当別町)で自ら撮影した写真とともに、植物たちが持つ不思議な力を紹介します。最終シリ-ズの第4部は春編です。

ほりた・きよし 1958年、日高管内浦河町生まれ。北海道医療大薬学部卒業、北大大学院薬学研究科修了。95年現職

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