札幌の「スノ-べリ-ファ-ム」 観光農園オ-プン
札幌市南区豊滝130で、イチゴ農園「スノ-べリ-ファ-ム」が、35棟もの大型ビニ-ルハウスを使ってイチゴの栽培事業を始めた。苗の数約6万株。「道内では他に例がないのでは」(道農産振興課)というほどの規模だ。21日に初出荷を終え、29日には観光農園もオ-プンする。緑あふれる豊滝に「イチゴの里」の魅力が加わりそうだ。
設計・測量会社が進出 ビニ-ルハウス35棟
経営する農業法人の代表は白石区の設計・測量会社「ユニオンデ-タ-システム」社長小池正夫さん(73)。イチゴ農園だった土地・施設を買い取り、建設業の新分野進出に対する札幌市の補助金を受けて始めた。農地3・75㌶に、全長40㍍のビニ-ルハウスが並ぶ。ほどよい酸味が特徴の「ほほえみ家族」、糖度の高い「さがほのか」など5種類を、作業がしやすい高設栽培で育てている。初年度出荷目標は6万パック以上、売り上げ約3千万円を見込む。全国有数のイチゴ産地・福岡で栽培歴22年の農家大石久志さん(45)の技術指導を受け、総勢10人で管理している。山あいで天候の変化が激しく「すべてのハウスの温度や土壌を一定に管理するのが難しいと」と大石さん。イチゴ狩りはハウス4棟で楽しんでもらう。若者の職業訓練の場としても活用する考えで、現在5人が実習中だ。小池さんは「若者から高齢者までが生き生きと働ける場にしたい」と言う。観光農園は9月までの予定。入場料(イチゴ狩り30分間)は大人1000円、子供500円。営業は午前9時半~午後4時。定休日は月、火、水曜。問い合わせは同農園℡011・596・1514へ
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