゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ウンチクがんちく<土と作物のはなし(23)>

2008-06-30 16:00:00 | うんちく・小ネタ

道立道南農業試験場研究部長 赤司 和隆                                                 ネギ混植、連作障害に有効

100_0853 巻きずしの具である「かんぴょう」はウリ科のユウガ                               オを連作するとフザリウム属菌による「つる割病」が                               発生します。ところが、ユウガオとネギを一緒に植え                               ていた農家では、この病害が発生しないことを栃木                               県農業試験場が見つけました。さらに同試験場はフ                               ザリウム属菌の生育を抑える細菌がネギの根の周り                              に増殖していることを突き止め、この細菌を利用した                              つる割病の防除技術を開発しました。20年ほど前の                              ことです。これをヒントに、ウリ科のスイカとネギの混                              植(一緒に植える)試験が後志管内共和町にある北                               海道原子力環境センタ-農業研究科で行われました。その結果、ネギの            混植はスイカのフザリウム属病による連作障害に有効とされ、地元をはじ             め、全道のスイカ産地に普及しています。今ではメロンとネギの混植をし                        ている農家もいます。このように混植することで相手の生育を良くする作                         物や、お互いの生育が良くなる作物の組み合わせをコンパニオンプラン                         ツ(共栄作物)といいます。ネギなどのアリウム属植物やシソ科のハ-                         ブ類が利用されているようです。

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