゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

がん遺伝子なしで万能細胞

2007-12-06 14:50:00 | 健康・病気

京大研究所作製

100_0394 安全な再生医療へ前進

人の皮膚から、さまざまな細胞に成長できる万                            能性をもつ「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を                            世界で初めてつくった京都大再生医科学研究                            所の山中伸弥教授らが、作製法を改良し、より                             安全なiPS細胞を得ることに成功、米科学誌ネ                            イチャ-バイオテクノロジ-電子版に三十日付                            けで発表した。これまでは、がん遺伝子を含む                            計四つの遺伝子を皮膚細胞に組み込んでいた                           が、がん遺伝子を除く三つの遺伝子でもできる                            ことを確認した。人体に有害な恐れがあるウイル                           スは依然として使っているが、安全性をめぐる問題の一つが解決                 できたことで、傷んだ組織を修復する再生医療の実用に向け前進し                           た。山中教授は「ゴ-ルは先だか゛、一歩一歩着実に前進している」                           と話し、今後は細胞作製の効率をいかに向上させるかが課題だとし                           ている。教授らは成人女性の顔から採った皮膚と、マウスの皮膚で、                           それぞれiPS細胞をつくった。マウス実験によると、三つの遺伝子を                           組み込む改良法では、iPS細胞ができるまでの日数が2~3週間と、                          従来法の倍以上かかり、細胞の量も大幅に少なくなった。がんの危                           険性を比較するため、従来法と改良法でつくったマウスのiPS細胞を、                          それぞれ別の受精卵の中に入れ、赤ちゃんマウスを誕生させた。す                           ると、がん遺伝子入りの細胞を持つマウスは三十七匹のうち六匹が                            (16%)ががんになり、生まれて百日以内に死んだが、がん遺伝子                           なしの二十六匹は、同期間内に一匹も死なず、安全性がより高いこ                           とが確認された。

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