アーネスト・ヘミングウェイ著 石波杏訳「老人と海」を読みました。
言わずと知れたヘミングウェイの名作です。
年老いた漁師が苦労の末に巨大カジキを吊り上げるが、
帰港の途中でサメにすべて食べられてしまう。
それだけの話かなと思っていました。
何十年かぶりに読んでみると・・・
孤独な老人とその世話をする少年との心の交流がしっかりと描かれていました。
どんなに一生懸命やろうが結果が伴うとは限らない。
人生なんてそんなもんさ。
しかし、少年よ。
結果が全てでは無いんだ。
生きがいを感じる瞬間があるかどうかが大切なんだよ。
人生の深さを感じさせる作品でした。