「さらば愛しきアウトロー」を観ました。
1980年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗を繰り広げ、それによる逮捕と脱獄を繰り返したフォレスト・タッカー。
強盗といいながらも、発砲もしなければ暴力も振るわないという紳士的で風変わりな犯行スタイルを貫いた。
名優ロバート・レッドフォード。
『明日に向って撃て!』、『スティング』、『華麗なるギャツビー』、『大統領の陰謀』etc。
どれも印象深い作品ですが、本作が俳優引退前の最後の主演作と云う事で観てみました。
発砲なし、暴力もなしで銀行を襲う74歳の実在した人物を演じています。
人生の黄昏をいかに生きるか・・・
幾つになっても、誰に何を言われても、自分の本能のままに生き抜く。
楽に生きなくていい。 楽しく生きていければ。
派手なアクションもどんでん返しも有りません。
引退にふさわしい静かで味わい深い作品でした。