名古屋城の本丸御殿は尾張藩主の住居かつ藩の政庁として1615年(慶長20)に完成しました。
障壁画や飾金具などで絢爛豪華に飾られ近世城郭御殿の最高傑作と称えられる程でしたが、昭和20年の空襲により焼失しました。
その後、平成21年から復元工事が開始されて、総工費150億円をかけて平成30年に完全復元されました。
その内部を観覧して来ました。
いきなり、虎が描かれた金屏風がお出迎えです。 寅年ですね~!?
襖や壁に金地の障壁画「竹林豹虎図」が飾られた一之間。虎之間とも呼ばれたそうです。
幅3間(6m)の大廊下を通ります。
表書院(広間)
正式に藩主に謁見する際に用いられた部屋です。
鷺ノ廊下を通り抜けます。
三代将軍家光の上洛に先立ち増築されたのが本丸御殿の中で最も絢爛豪華な上洛殿です。
欄間の透かし彫りだけでも一見の価値ありです!!
狩野探幽によって描かれた「帝鑑図」や「雪中梅竹鳥図」などは傑作とされています。
見事!!というより他に言葉がありません。
最後に西の丸御蔵城宝館を観覧です。
名古屋城が所蔵する文化財を保存・公開するために設けられた施設です。
明治時代に江戸城から名古屋城に移された銅のしゃちほこなどが展示されています。
特別展として武士の戦道具などが展示されていました。
大雪の彦根城の代わりに急遽訪れた名古屋城でしたが、思っていた以上に見所満載でした。