日本平の次に向かったのが三保松原です。
三保半島は、富士山頂から南西に約45km離れた静岡県静岡市清水区にあり、約7kmの海岸に約3万本の松林が続いています。
この松林が「三保松原」と呼ばれています。
両脇に樹齢300年を越える松が500m程続く様は圧巻です!
その松原の中央付近にあるのが「羽衣の松」です。
天女と地元の漁師の出会いを描いた「羽衣伝説」の舞台として著名です。
その横に建っているのが羽車神社です。
羽車に乗って三保の浦に降臨した神を国土和平のために御穂神社に鎮座し、離宮として羽車神社が設けられたと伝えられ、江戸時代には羽車磯田社と呼ばれていたそうです。
海岸に出て後ろを振り向くと延々と松林が続いています。
その松林の先に富士山が!
「海岸の松原越しに富士山を望む風致の優れた場所」として、大正11年(1922)に日本初の名勝に指定されました。
松林の緑、打ち寄せる白波、海の青さと富士山が織りなす風景は歌川広重の浮世絵や数々の絵画・和歌に表現されてきました。
2013年6月に富士山世界文化遺産の構成資産に登録されました。
2019年3月に静岡市三保松原文化創造センター『みほしるべ』が開館しました。
中には富士山と三保松原、羽衣伝説、三保松原と芸術作品などの深い関わりについて様々な展示がされています。