吉川英治 著「新・水滸伝」を読みました。
北宋末期、汚職官吏や不正がはびこる世の中。
様々な事情で世間からはじき出された好漢百八星が「梁山泊」と呼ばれる自然の要塞に集結する。
彼らはやがて、悪徳官吏を打倒し、国を救うことを目指すようになる・・・。
『水滸伝』とは「水のほとりの物語」という意味。
「水のほとり」とは、本拠地である「梁山泊」を指す。
吉川英治絶筆の未完作品です。
それぞれに傑出した能力を持つ義人たちが数奇な運命を経て「梁山泊」に集う。
108人のメンバーが揃い、さあ、これからという処で終わります。
ここからどうなるのか気になるところですが、話の区切りとしては悪くありません。
登場人物が多いですが各々のエピソードが面白く楽しめました。
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