貴志 祐介 著 「悪の教典」を読みました。
晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。
しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。
蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。
三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く、学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。
蓮実による狂気の殺戮が始まった!
文春ミステリーベストワン!、このミステリーがすごいのランキングもベストワン!
”こりゃ~、かなり面白そうだ!” と云う事で読み始めました。
学園もののサスペンスホラーです。
ストーリー自体は単純で、スピード感があり、あっという間に読了しました。
しかし、一気に読めても、残念ながら後には何も余韻が残らなかった・・・。
しかも読後感がすこぶる悪い・・・。
そりゃあそうだ! ただサイコ教師が次々に生徒を殺してゆくだけだもの・・・。
こんな作品が映画化されるとはねぇ~。
一見「バトル・ロワイアル」風だけど、殺し合いのストーリーならば、あっちの方がまだましだった・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます