コスモスは見頃を過ぎていた。
しかも、大雨によるものか、茎が倒れて地べたにへばりつくような低い位置に花を咲かせていた。
さすがに長袖が多数派となり、半袖はごく少数になってきた。
でも、汗っかきなので半袖でも歩き回るうちに汗が滲んでくる。
長袖で歩き回っている人達がうらやましい。
もう半袖はいい加減飽きた。
長袖が着たい。
猛暑長期化の異常気象で、今年のコスモスは開花が遅れた。
見頃の花と蕾と萎れかけの花と花弁が散ってしまった残骸とが混在していて、花の状態としては悪い。
アップで撮ろうとしても、邪魔ものが入らない見頃の花はなかなか見つからない。
雲がとても印象深くて、雲を意識しながら撮る。
ただ、同じような写真をたくさん撮ってしまって、どれがいいのかわからなくなってしまった。
福岡市植物園では、10月になると、フジバカマの花に渡り蝶のアサギマダラがやってくるのが楽しみだった。
しかし、フジバカマの群落が衰退してしまい、アサギマダラはやってこなくなった。
10月下旬になっても、まだ半袖。
半袖であっても、歩き回っているうちに汗が出てくる。
それでも、木々は色づき始めており、空にはうろこ雲。
不用意に何かをクリックしてしまったらしい。
メールを見ようとすると、勝手に「新しいOutlook」への移行画面になって、メールが見れない。
ネットで調べると、windowsのメールは12月までしか使えず、以降はwindowsメールと現行Outlookは「新しいOutlook」に吸収統一されるらしい。
それならば、「新しいOutlook」に移行しておくか、と手続きを進めようとするが、これがなかなかうまくいかない。
正しいパスワードを入力しているはずなのに、何度やってもはねかえされてしまう。
対処方法をネットで探してもなかなか見つからず焦ったが、プロバイダー(so-net)のQ&Aでやっと対処方法がわかった。
移行手順の「プロバイダーを選択」で「POP」を選ぶ。
これでパスワードが受け入れられた。
これでようやく「新しいOutlook」への移行が完了!
「新しいOutlook」のメールを開いてみていろいろいじっていたら、驚愕の事実に気が付いた。
8月から直近までの受信メールはあるが、7月以前のメールがない!
不要なメールは削除しているが、また見る可能性があるメールは削除しないでとってある。
それがない!
「送信済みアイテム」も空っぽになっていて、送信済メールも全部消えている。
「連絡先」も空っぽになっている!
向こうからメールが来ないとアドレスがわからない!!!
このような事態が発生することを移行前に警告すべきではないのか!!!
元のwindowsメールに戻す方法をネット検索しても、的確な答えが見つからない。
この状況を受け入れていくしかないのかと諦めかけていた時、元のメールに戻す方法を発見した。
「新しいOutlook」の「設定」から「全般」→「Outlookについて」→「今すぐメールを開く」をクリックする。
「Microsoftへのフィードバック」の画面が出てくるので、「フィードバックをスキップ」をクリック。
これでめでたし元のwindowsのメールに戻れた。
過去の受信メール、送信済みメール、連絡先、すべて元通りだ。
なお、windowsメールをいったん閉じると「新しいOutlook」に戻ってしまうので、もう一度windowsメールを見る場合は「新しいOutlook」から同じ手順を行う必要がある。
元のwindowsメールに戻せたものの、「連絡先」を「新しいOutlook」に移すやり方がわからない。
スクリーンショットをとって、手作業で一つずつ入力するしかないかと思っていたら、またまた移す方法を発見。
windowsメールの「連絡先」を開けたところに、移行方法が記載されていた。
「ツールバーの連絡先のエクスポートを選択し、新しいOutlookにインポートすると、連絡先を取り込むことができます」
この文言のすぐ下にある三つの点をクリックすると「連絡先のエクスポート」のタグが現れるので、エクスポートを行う。
「新しいOutlook」を立ち上げ、「連絡先」を開く。
「連絡先の管理」をクリックすると、「連絡先をインポート」「連絡先をエクスポート」が出てくるので、「連絡先をインポート」を選ぶ。
これで「連絡先」の移行が完了。
ここまでくるのに二日間!
「新しいOutlook」でメールを見ると、「優先」と「その他」に自動分類されているが、その分類基準が不明瞭で煩わしい。
この分類を中止するには、「設定」→「メール」とクリックし、「優先受信トレイ」の「メッセージを分類しない」にチェックを入れる。
もともと残しておきたいメールは「名前を付けて保存」で、専用フォルダに保管してきている。
12月までにwindowsメールの受信・送信メールをもう一度見直してその作業を行うことにしよう。
ふと思いついて、今まで保存したメールを見てみた。
すると、大半は問題なかったが、なんと、内容が消失しているものが複数、文字化けみたいになっていて意味不明になっているものもあった!
中学以来の友人で、今は亡き友人とのメールの内容が消失していたのにはがっかりした。
「名前を付けて保存」以外の保存方法があるのだろうか。
ネットで調べたが、これだという回答は見つからない。
コピーしてwordに貼り付け?
割り切って、内容が消失したものは諦める?
一難去ってまた一難・・・
「新しいOutlook」にしてから煩わしくなったのは、こちらからは配信を止められない「広告」が入ってくるようになったことだ。
「広告」を止めるには、年間2,440円を払えば、ほかの特典付きで止められるらしい。
金額は小さいかもしれないが、そんなwindowsの企みには乗る気がない。
不愉快。
ここは、ほかの棚田より稲刈りが早いので、予期していた通り、既に稲刈りが終わっていた。
棚田の彼岸花は、黄金色に輝く稲とセットなので、稲刈りが終わっていると、一気にテンションが下がる。
とはいえ、山中のくねくねした狭い道をはるばる走ってきたので、気を取り直して、写真を撮ることにする。
いつものように、棚田の一番低いところに車を停め、棚田の外側を周回する道を登る。
棚田の一番高いところまで登ったら、今度は棚田の中の道を下っていく。
稲刈りが終わっているせいか、カメラマンの姿はちらほらと見かけただけだった。
それでも、人気の高い棚田とあって、平日にもかかわらず、一般の人達が次々にやってきた。
本物の人間ではないかと思うほどリアルな人形
日を追うにつれ涼しくなってきている。
でも、まだ半袖。
歩き始めは肌寒く感じることはあっても、だんだん体が暖かくなり、やがて汗が滲んでくる。
いつ長袖に切り替えることになるのか、予測がつかない。
いつもは、この展望台から棚田に降りていって写真を撮っているが、既に稲刈りが終わっていたのと暑かったので、やめた。
広内・上原地区の棚田
鹿里の棚田の近く、同じ福岡県八女市星野村にある。
猛暑のなかを歩き回る気がしなくて、写真をまったく撮らないまま4ヶ月近くが経った。
棚田の彼岸花でも撮りにいくかと思ってネットで調べると、猛暑が続いた異常気象で彼岸花の開花が例年より一週間か10日ほど遅れているらしい。
人が多い土日を避けたり、すっかり出不精が身についてしまった自分をなんとか奮い立たせて、やっと彼岸花を撮りに出かけたが、やっぱりちょっとタイミングが遅かったようだ。
萎れたり変色した花が目立ち始めていた。
真っ赤な彼岸花と黄金色に輝く稲がセットなので、稲刈りが終わっているかと心配したが、まだ稲刈りは終わってなかったので安心した。
以前はいい写真を撮りたいとの向上心もあり、写真を撮ることへのわくわくした気持ちもあったが、それもだんだん薄れてきていて、こんなに長く写真を撮っていなくても禁断症状的な感じは湧いてこない。
とはいえ、写真を撮っているうち、夢中になって楽しい気持ちにはなっていく。
棚田の坂道を登り降りしているうちに、汗が噴き出してきて、眼鏡のレンズに汗が滴り落ち、すぐにハンカチがびしょびしょになる。
坂道の登りに今までにないシンドサを感じる。
ひしひしと静かに迫りくる老い。
斑模様の蛇を3回見かけた。
ここではよく蛇を見かける。
Lightroom は写真の特定部分だけの補正ができるのが大きな特徴で、それは「マスク」という機能を使う。
地表の建物が真っ黒になっているので、少し明るくする。
建物を明るくすると、空全体も明るくなってしまうので、「マスク」機能のなかから「空」を選択すると、自動的に空の部分が抽出されるので、空を元の暗さに戻す。
飛行機が真っ黒になっているので、「マスク」機能のなかから「被写体を選択」を選択すると、自動的に飛行機の部分だけが抽出されるので、飛行機を少し明るくする。
かつては、補正したい被写体の部分だけを抽出するのは手作業で手間だったが、今は「被写体の選択」で自動的にやってくれる。
以上の結果がこれ。
真っ黒な部分を明るくすると、たいていノイズが発生する。
そのノイズを自動的に消去してくれるのが、最近追加された「AIによるノイズ軽減」機能だ。
上の写真の飛行機部分
ノイズ軽減前
ノイズ軽減後
消去機能
Lightroom で今まで使い物にならなかった機能が、写り込んでしまった余計な物の消去機能で、いろいろやってもどこかに痕跡が残ったり不自然な跡形がついたりしていた。
それが今回、「生成AI削除」という消去機能に進化した。
消したい部分をなぞり、ボタンを押せばあとはAIが判断して自動的に完璧に消去してくれる。
次の写真の街灯はアクセントとして入れたもので、余計な物ではないが、試しに新しい消去機能で消してみると・・・
消去前
消去後
というように、Lightroom は次々に機能進化を遂げていて、ひょっとしたらまだ知らない機能があるのかもしれないが、肝心の写真撮影はほぼ3ヶ月近くご無沙汰状態になっている。
猛暑続きで出かける気がしないというのもあるが、だんだん撮影意欲が従来ほどでなくなってきている。
昔は写真というとマイナーな趣味だったのに、デジタル化で写真人口が増大し、どこに行っても大勢のカメラマンがいる。
特に人気の高い撮影スポットになると、ずらりと三脚が林立し、みんな「われこそセミプロの写真家」みたいな顔をしている。
同じ日、同じ時刻、同じ場所から同じ風景を撮れば、みんな大体同じような写真を撮ってるはず、と思うと、なんとなく出かける気がなくなってくる。
九州の撮影スポットはそんなところが多いような気がする。
この記事を公開したあと、スマホで見たら部分補正やノイズ消去の違いがほとんど分からない画像になっていた。
デスクトップでしかわからないってことだけど、まーいいか。
パターン3
着陸後空港内移動の流し撮り
まだ明るさが残っている時に流し撮りでなく高速シャッターで撮ると・・・
パターン2(空港外建物背景流し撮り)とパターン3(空港内背景流し撮り)は、空港北端に近い小さな丘から撮影していた。
しかし、空港内フェンスの建て替えにより、パターン2は空港外建物の一部がフェンスに遮られ、パターン3は高くなったフェンスに完全に遮られて100%撮影不可能となった。
フェンス建て替え後のパターン2の写真
パターン4(滑走路灯の機体への映り込み流し撮り)
パターン4は、レンズフードを金網に押し付けながらの上下の流し撮りなので、ほんとに難しい。
頭上通過を真上でなく少し斜めで撮ろうとするとさらに難しくなる。
200mm、f2.8、1/30秒で撮るが、真っ暗になってからの撮影なのでISOは12,800。
多少ノイズが出るのはやむをえない。
ところが、現像ソフト Lightroom の「 AI によるノイズ軽減」という新機能を使うと簡単にノイズが除去できる。
「ノイズ除去」というボタンを押し、次の画面で「強化」のボタンを押せば、あとは自動的にノイズ除去をやってくれる。
少し時間はかかるが、これはスゴイ。
離陸機の流し撮り
夕焼け
キャラクター
航空自衛隊の戦闘機
手を振ってくれたパイロット
着陸寸前の乗客
満月
福岡に来るまで未経験だった飛行機の撮影が楽しくて、毎日のように福岡空港に通った時もある。
でも、メインの撮影場所だった空港北端の道路脇に柵が設置されて駐車できなくなり、空港内のフェンスの建て替えによりパターン2、パターーン3の撮影が難しくなって以降、足が遠のいた。
とても残念だけど、楽しいひとときを過ごさせてもらったということでよしとしよう。
気が向けばまた行ってみるかも。