突然の「北海道に行きたい!」であるが、一昨日の元旦記事の写真、2009年=平成21年元旦の写真が発端だ。
その前年の平成20年元旦も大洗磯前神社の「神磯の鳥居」で初日の出を撮っているが、その時はコンパクトデジカメだった。
当時はフィルム一眼レフよりも、気楽に持ち出せるコンパクトデジカメを多用していた。
コンパクトデジカメで撮った写真をなつかしく見ているうち、どんどん遡って北海道の写真に行きついた。
初めて北海道に行ったのは、平成13年5月31日。
出張だった。
札幌から帯広に回り、帯広空港から帰る予定だった。
新千歳空港から札幌まではほかの地方都市とさほど変わりない印象だった。
しかし、翌6月1日、帯広へ向かう列車の窓からの景色は今までに見たことのない風景だった。
東北までの農村風景は日本全国だいたいどこも同じような景色だが、北海道は全然違う!
その雄大な光景!
信州などの高地でしか見られない白樺林がその辺の平地にあったりする!
これはトンボ返りするにはもったいない!
ちょうど金曜日だったこともあり、急遽、帯広から帰る飛行機をキャンセルし、翌日の女満別空港からの飛行機に切り替えた。
仕事を終えてからの時間帯であったが、レンタカーを借りて出発。
オンネトーに寄って阿寒湖湖畔に着いたのが夕方だった。
阿寒湖畔温泉に泊まる。
翌日、アイヌコタン、双湖台、摩周湖、硫黄山、屈斜路湖、東藻琴村芝桜公園、小清水原生花園、網走刑務所、網走湖、天都山展望台と回って女満別空港から帰った。
エゾシカにも出会ったし、もうすっかり北海道に魅了されていた。
その後、数回北海道出張があったが、うまく週末に絡められず、札幌で仕事をするだけで帰った。
一度、仕事の合間に、小樽へ行ったが、その夜酔っぱらってデジカメを操作しているうちに、誤って写真を全部消去するというショッキングな出来事もあった。
そして、ついに、平成14年6月28日金曜日、再びチャンスが訪れた。
仕事を終えてから高速バスで富良野に行き、そこで宿泊。
翌29日、レンタカーを借りて出発。
彩香の里佐々木ファーム、ファーム富田、十勝岳望岳台、新栄の丘展望公園、ケンとメリーの木、ぜるぶの丘、セブンスターの木、北西の丘展望公園などを回り、旭川空港から帰った。
人事異動やら転職やらで、プライベートも忙しくなり、北海道に行く機会はなくなったが、リタイアしたらぜひとも北海道をゆっくり回ってみたい。
そして、バカチョンのコンパクトデジカメでなく、デジタル一眼レフで撮影旅行がしたい、と思うようになっていた。
最初のもともとの職場の北海道出身の人達が故郷に帰っている。
2番目の職場の拓銀出身だった人達も故郷に帰っている。
そのうちの一人は拓銀野球部の4番バッターだった。
3番目の滋賀の職場でも、釧路から赴任してきた人がいて、タンチョウやフクロウ、オオワシ、オジロワシなどの写真を見せてくれ、食べ物やその他、北海道の魅力をさんざん聞かされた。
リタイアした時、当然北海道の長期ツーリングを考えた。
人生の大半を過ごした首都圏で、大学時代の友人、職場の友人、子供達や孫などと、一定期間過ごしたうえで、北海道に向かう。
などと、考えていたが、介護施設にいる母や病気の妻のこともあり、実現は難しい。
旅行や遠出はできないが、近場で写真撮影は楽しむことはできる。
さあ、また、カワセミ君に会いに行かなくっちゃ。