残暑が長く続いたせいで、今年の紅葉はあまり期待できないのではないかと思っていた。
ネットで調べると、糸島の雷山千如寺大悲王院の大楓は赤くなる前に枯れて散り始めていると出ていたので、行くのをやめた。
大興善寺に行ってみた。
赤くはなっているが、茶色が混じっていて、いつもの美しい赤ではない。
それでも、太陽の光に照らされているので、PLフィルターを使うと肉眼で見る以上に綺麗な色に撮れる。
ここではいつもながらついたくさんの枚数を撮ってしまう。
かつては頻繁にミサゴが飛んできて、魚を捕獲するシーンを撮るのが楽しみだった野多目池。
キンクロハジロやクロツラヘラサギなど、いつもの冬鳥がやってきているのに、ミサゴはまったく姿を現さない。
年々ミサゴがやってくる回数が減ってきていたが、ついに途絶えてしまったものか。
だとすれば、この池に来る意欲が薄れる。
冬羽のコチドリ
ちなみに夏羽のコチドリはこちら
長い嘴を水に突っ込んで左右に振りながら食事をするクロツラヘラサギ、ヘラサギ
キンクロハジロの大群に混じってやってくるホシハジロ
ミコアイサのメス
前の冬もメスだけでオスは来ないままだった。
ちなみにミコアイサのオスはこちら
カイツブリ
カンムリカイツブリの姿はまだ見てないが、やがてやってくると思う。
那珂川のウォーキングコースに3ヶ所あったカワセミ撮影スポットも、3ヶ所ともカワセミの姿が消えて久しい。
カワセミを撮りに来ていた顔見知りの人達もまったく来なくなった。
カワセミがお気に入りだった木々が次々に伐採されてしまったことや河川工事が大きいと思う。
福岡空港での飛行機の撮影も、撮影場所の道路脇の駐車スペース(=撮影スペース)が柵が設置されて使えなくなり、空港駐車場を利用するしかなくなった。
高いフェンスが設置されたため、それまで撮れていた構図での撮影ができなくなり、福岡空港に行く気もなくなった。
だんだん写真撮影を楽しんでいた身近な場所がなくなっていく。
さびしい。
ドローンのごく基本的な操作感覚を維持するため、久しぶりにいつもの場所へ出かけた。
この日、行く途中の車外気温表示は30度だった。
勿論、半袖。
到着すると、木々が色づき始めていた。
この日のドローン空撮で2分動画を作成してみた。
今年も絶滅危惧種のクロツラヘラサギが野多目池にやってきた。
クロツラヘラサギの群れのなかに、必ずと言っていいほどヘラサギが混じっている。
クロツラヘラサギは目の周囲まで黒で覆われている(クロツラ=黒面)が、ヘラサギの目の周囲は頭部全体の白い羽毛で覆われている。
クロツラヘラサギよりもヘラサギの方が大きい。
クチバシはどちらも長いヘラの形をしていて同じなので、遠くから見ると見分けにくい。
イソシギ
コチドリ
カワセミ
この池のカワセミは滅多に姿を見せず、たまに姿を見せてもすぐにどこかに飛んでいってしまうので、カメラを構える暇さえなかった。
この日は今までになく数十秒だけ撮影のチャンスがあった。
初めてこの池のカワセミが撮れた。
この池で一番撮りたいのはミサゴが魚を捕るシーンだ。
しかし、近年はミサゴがだんだんやってこなくなり、たまにやってきても上空を旋回して魚を捕らないままどこかへ飛び去ってしまう。
ミサゴの姿を期待して空を見上げると、遠くに強い光を放つ物体があった。
二つのライトが光っているように見えた。
福岡空港の方角なので、向きが変われば飛行機の形が確認できると思いながら眺めていると、突然消えた。
驚いてその物体があった場所をじっと見つめたが、何の痕跡もなく、ただ空の青一色があるばかりだった。
そもそも昼間に光を放ちながら飛ぶ飛行機なんて見たことがない。
これは、ひょっとしてひょっとしたらUFO?
それとも蜃気楼?
ほんの一瞬の出来事で、「目を疑う」とはこのことか。
今日も半袖。
風が吹くと気持ちいい。
カメラ EOS 7D Mark II
レンズ EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
金立公園 佐賀県佐賀市金立町
カメラ
EOS 5D Mark III
EOS 5D Mark IV
レンズ
EF24-105mm F4L IS USM
EF70-200mm F2.8L IS II USM
EF100mm F2.8L マクロ IS USM
EF50mm F1.8 STM