梅が見頃となった。
天気は快晴。
気持ち良し。
ポジフィルムと勘違いして買ってしまったネガフィルム Kodak ULTRA MAX 400 はとっくに撮り終えている。
キタムラに注文したポジフィルム Velvia 100 の入荷連絡があったら、店に行って、フィルムの受け取りと同時に、撮影済みフィルムの現像とデジタル化を依頼するつもりで待っているが、10日経っても連絡がない。
しびれを切らして、ヨドバシカメラに Velvia 100 を注文したら、こちらは3日後自宅受け取りになった。
ヨドバシカメラも「一回の注文で3点限り」となっていた。
いよいよ冬鳥が北へ帰る時期になった。
キンクロハジロの大群も今はいなくなり、残っているのが10羽程度と寂しくなった。
カワウの群れも羽数が激減するなど閑散とした野多目池で、元気に泳ぐハシビロガモの姿があった。
ミコアイサのメス
この冬はついにオスは来なかった。
ヒドリガモ
マガモ
キタムラに富士フィルムのリバーサルフィルム Velvia 100 を発注しているが、ちょうど一週間経った今日もまだ入荷の連絡がない。
やっぱりフィルムの入手が困難になってきているようだ。
ひょっとしたら CONTAX RTS Ⅲ は義父の遺品として防湿庫に眠る存在になるのかもしれない。
まだ見たことのないコウノウトリの写真が撮りたい。
ネットでいろいろ調べると、コウノトリは小郡市から隣の筑前町にかけてのゾーンにいるようだ。
小郡市の大添堤と筑前町の草場川での写真や動画がネットに出ている。
ちょうど朝倉郡に連日出かける所用があり、ほぼ四日連続で、大添堤と草場川に通った。
草場川での地元の人の目撃情報もあるし、実際に写真や動画が撮られているわけだから、必ずいるはずと期待した。
しかし、四日間かけても、残念なことにその姿を見ることはなかった。
仕方なく、そこで見かけた野鳥を撮る。
大添堤
クロツラヘラサギが常駐している。
いつ見ても休憩モードであまり動くことがない。
クロツラヘラサギの群れに必ずといっていいほど混じっているヘラサギがたまに動きを見せる。
多分100羽以上と思われるカモの群れ。
見たことはあるが何というカモか思い出せない。
自宅に帰って調べたらカルガモだった。
子連れの姿は何度も見たことはあるが、大群でいるのは見たことがない。
発情期には頭や首が白くなるカワウ。
コガモ
草場川
カササギ
カラスの仲間で、カラスより少し小さい。
黒と白が混じった模様だが、太陽の光の当たる角度により青と緑の色彩を帯びる。
カワラヒワ
てっきりスズメの群れと思っていたが、カメラのモニターで確認するとカワラヒワだった。
ジョウビタキのメス
ツグミ
イソシギ
セグロセキレイ
アオサギ
ダイサギ
草場川には、こんな注意書きもある。
四日かけてもコウノトリには出会えなかったので、次の日はコウノトリをあきらめ、 CONTAX RTS Ⅲ のフィルムの撮り残しを消化することにした。
撮影してみようと思った昔の旅籠の建物がちょうど大添堤の近くだったので、コウノトリがいないことの確認のつもりで大添堤に寄ってみた。
北九州市からコウノトリを撮りに来たという夫妻がいた。
去年、ここでコウノトリの写真を撮ったという。
僕も去年2回ほど、大添堤には来ているがコウノトリは見かけていない。
夫婦で、兵庫県豊岡市にある「コウノトリの郷公園」にも行ったとのこと。
野鳥のことなどで話に花を咲かせていると、コウノトリが四羽、突然飛んできた!!!
上空を何回か旋回し、池には降りずにまたもと来た方向へ引き返していった。
手ぶらで悔しがる僕の横で、夫婦二人のシャッター音が響いていた。
この夫婦、はるばる北九州市からやってきたその日、その時にコウノトリがやってくるなんて、なんたる出会い運の強さ!
それにひきかえ・・・
「見たことがない」から「見たことがある」にはなったが、ちっともうれしくない。
あとで考えれば、スマホでも撮れそうな距離まで近づいた時もあったので、スマホで撮ればよかった。残念!
義父の遺品のフィルム一眼レフ CONTAX RTS Ⅲ が3ヶ月を経てようやく修理から戻ってきた。
修理費36,000円+消費税10%+送料等で、支払額トータルは41,000円だった。
修理の内容は
電源不具合のため部品交換
ファインダー内表示不灯、暗いため部品交換
ファインダー内絞り表示破損、シャッターLCD不具合のため部品交換
絞り制御作動不良ため修正
シャッターチャージ部の摩耗部品交換
メインミラー、測光カバー位置ずれのため修正
各部作動点検調整
となっていた。
縦構図撮影用のシャッターボタンがあるのがとても便利。
なお、 CONTAX RTS Ⅲ のシャッター音は、カメラの重さを反映するかのような、重量感溢れる音だ。
Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 28-85mm F3.3-4.0 を装着。
カメラ本体が1,150g、レンズが735g、合計1,885gと2kgに近い重さになる。
でも、
EOS 7D Mark II(820g)+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(1,570g)、合計2,390g
EOS 5D Mark IV (800g)+EF70-200mm F2.8L IS II USM(1,490g)、合計2,290g
は持ち慣れており、それよりは軽い。
カメラは完璧な状態になったものの、フィルムを装填しないと写真は撮れない。
フィルムは、かつて愛用していた富士フィルムの Velvia 100 を使いたい。
近くのキタムラに行ってみた。
キタムラの店舗ではポジフィルム(リバーサルフィルム)を置いているところはないが、取り寄せはできるとのこと。
早く撮ってみたいとの思いで、博多駅傍のヨドバシカメラに行ってみた。
大規模店舗であり、数年前に店頭で売っていた記憶があった。
しかし、ここも完売のため在庫がなく取り寄せになるとの表示がなされていた。
Velvia 100 だけでなくほかの大半のフィルムが同じ表示になっていて、がらがらの商品棚の状態だった。
そんななか、取り残されたようなフィルムのなかで Kodak ULTRA MAX 400 というのが目についた。
Velvia 100 は1,980円で、 Kodak ULTRA MAX 400 は2,100円と高くなるが、とりあえずフィルムがないと写真が撮れないので買うことにした。
店員に聞いたところ、現像は1,630円で一週間かかり、フィルムをデジタル化してDVDに焼くのは946円(300万画素)で、しかも一ヶ月かかるという。
ULTRA MAX 400 をポジフィルムと思い込んで買ったが、自宅に戻りネットで確認するとネガフィルムであることがわかった。
ガクッ。
需要の減少でフィルムが高額化しており、ヨドバシカメラでさえ在庫がなく取り寄せとなっているのは、やはりフィルムの終焉がひたひたと近づいているのだろうか。
フィルムについては、結局のところ、キタムラのネット通販で注文し、近くの店舗で受け取りにする(送料無料となる)ことにした。
Velvia 100 の値段はヨドバシと同じ1,980円。
「おひとり様3点限り」との注書きあり。
キタムラでのポジフィルム現像はスリーブで1,793円、仕上がり14日間、デジタル化DVDは1,430円(600万画素)、仕上がりは一ヶ月となっていた。
やっぱりフィルムはお金と時間がかかることを改めて痛感。
Velvia 100 はISO100なので、絞り込んで写真を撮る場合はスローシャッターとなり、三脚が必須となる。
三脚で撮る場合に必要なのはまずケーブルスイッチで、CONTAX 純正の中古品を探した。
コードが最も短い30cmのL-30をネットで探すと、価格があまりにも千差万別で驚いた。
最も高いのは9,600円、最も安いのは500円だった。
結局、神奈川県のカメラ屋さんから500円+送料770円で入手した。
三脚にはアルカスイスの自由雲台をとりつけているので、アルカスイス向けのカメラ用プレートが必要となる。
これもネットでいろいろ調べた結果、SWFOTO SP-70QB アルカスイス互換 プレートというものを2,280円で amazon にて購入。
これでやっと CONTAX RTS Ⅲ を三脚で使う準備が整った。
ケーブルスイッチがちゃんと作動することも確認した。
とりあえず、今装填している Kodak ULTRA MAX 400 を早く撮り終えて、現像、デジタル化に出したい。
Kodak ULTRA MAX 400 はISO400なので、手持ちで撮れそうだ。
撮ってみて思うのは、ピントをその都度マニュアルで合わせるのは、近視、乱視、老眼の目にはちとツライ。
写真を撮ったあとについモニターで確認しようとしてモニターがないこと気づく。
構図、ピント、色調、画質・・・どう撮れているかは一ヶ月後ないし一ヶ月半後にしかわからない。
草場川にコウノトリがやってくるとの情報があったので行ってみた。
いなかった。
犬を連れて散歩していた地元の人の話によれば、時々は来ているらしい。
まだコウノトリは見たことがないので、一度は見てみたい。
ほかに野鳥はいないかと探しながら歩いたが見つからず、ここでも手ぶらで帰るのかと思っていたら、
カササギが一羽飛んできた。
この鳥は飛んでいる時の羽の模様がきれいだが、飛ぶまで待つ時間がなくて、帰路についた。
3月になると、草場川の桜並木が開花し、菜の花と川への映り込みのコラボが美しい。
夜はライトアップされる。
ただし、誰かが Instagram に写真を載せたせいで多くの人が来るようになり、ちょっと不愉快な思いをしたことがあるので桜を撮りに行くのをやめた。