きままなドライブと写真、そして映画

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カワセミ

2024-07-23 20:05:27 | Weblog

ウォーキングコースの那珂川には3ヶ所のカワセミ撮影スポットがあったが、3ヶ所ともカワセミの姿が消えてしまってから久しい。
顔見知りになっていたカメラマンたちも、すっかり見かけなくなった。

初めてカワセミを撮ったのは、京都某所だった。
地元のカワセミ専門撮影グループと出会ってからは、金魚のフンのように彼らにくっついて動くようになった。

なかには冷淡な態度の人もいたが、大方の人は暖かく受け入れてくれ、カワセミの生態や撮影ノウハウを教えてくれた。

使用するレンズはフルサイズ換算で700mm~800mmが適切と言われ、レンズ EF500mm F4L IS USM とAPS-Cカメラでフルサイズ換算700mmで対応
巨砲レンズと言われる大型レンズを支えるがっしりした三脚
重いレンズを自由自在に動かせ、任意の位置で止められる雲台
照準器

と、いつのまにか、グループの人達と同じような機材になっていった。

カワセミが止まっている場所から飛び出して水に飛び込み、魚を捕獲するシーンを狙う。
枝などに止まっている状態のカワセミは誰も撮らない。
飛び出すまでの間静かにじっと待って、飛び出した瞬間みんなの連写のシャッター音が一斉に鳴り響く。

照準器の真ん中のドットを、動く標的に当てながら連写する・・・・機銃掃射・・・まさにシューティングゲームの感覚。

いつカワセミが飛び出しても即応できるように緊張感を維持しながら待機する。
しかし、待機時間が長くなってくると、緊張感が途切れてくる。
緊張感が緩んだその一瞬を見透かしたように、突然カワセミが飛び出して対応に出遅れる。
数秒のシャッターチャンスなので、一瞬の出遅れのリカバリーは厳しい。

撮影を重ねるうちに
羽の形や色合いの美しさ、姿の躍動感、飛び散る水滴の迫力、キャッチアイ、背景の美しさ、などを気にするようになる。
気にするようになっても、なかなか期待するような写真は撮れない。
それがカワセミ撮影の面白さかもしれない。






















魚を一度に二匹捕獲しても、嘴に咥えたまま呑み込みやすいように魚の向きを変えていくうち一匹は落としてしまうので、二匹を食することはない。

福岡に来てからは撮影環境が大きく変わり、レンズ EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM で手持ちで撮るようになったので、 EF500mm F4L IS USM の出番がまったくなくなってしまった。
カワセミだけでなく、白鳥、オオワシの撮影で充足した時間を過ごさせてくれ、愛着のあった EF500mm F4L IS USM だが、無用の長物化してしまったので手放したのはまことに残念。

コメント
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