白鳥が2羽だけであっけなく終わったので、オオワシを撮りに行く。
毎年一羽だけ琵琶湖にやってくるオオワシがいる。
相当オバアチャンらしいので、来年は来ないかもしれないと言われながら、今年も12月8日にやってきた。
白鳥と同様、関西、東海、北陸各地からオオワシを撮影にたくさんのカメラマンがやってくる。
湖北にやってくるカメラマンは白鳥派とオオワシ派に大別される。
白鳥はエサ場へ飛び立っていくといなくなってしまうので午前中が勝負。
風が強い日は次々に飛び立って朝の早い時刻にいなくなってしまう。
その点、オオワシは一日勝負で、ネグラの山本山から琵琶湖に獲物を取りに行って戻ってくる、その時だけがシャッターチャンスだ。
一日に何回飛ぶかはわからない(飛ばないかもしれない)ので、オオワシ派の人達はキャンプ用のチェアを持参して長時間の待機に備えている。
この日もたくさんのカメラマンがやってきていた。
三脚を立てたすぐそばの人達は名古屋から来たとのこと。
正面が山本山で、オオワシは中腹の少し上ぐらいのところにいるが、肉眼ではほとんど見えない。
カメラマンは写真に写っている人達だけでなく、この後方にも、右側、左側の道にもカメラマンが陣取っている。
松の枝に止まるオオワシが飛び出すのを、ひたすら待つ。
いつ飛び出すかは、まったくわからない。
ついに飛び出した!
琵琶湖の方へ行ってしまったので、しばらくは戻ってこないと思い、タバコを吸う。
近くの人に煙が行かないように離れた場所で、吸う。
と、意外なことになんとオオワシが戻ってきた!
あわててカメラのところに戻るが、間に合わない。
松の枝に止まったところしか撮れなかった。
残念!!!
別の枝に移動すると、もう再び飛ぶ気配なく、長時間待機の状態となった。