駕与丁は、「かよいちょう」と読む。
福岡県糟屋郡粕屋町にある公園だ。
買い物のついでに寄ってみた。
いよいよゴールデンウィークである。
仕事をしている時は連休が楽しみだったが、無職人となった今は、どこに行っても混雑する連休には出かけたくない。
藤とツツジとシャクナゲの開花情報をチェックしているが、いい天気と花の見頃がゴールデンウィークと重ならないように、と思う。
などと言うと仕事をしている人の顰蹙を買いそうであるが、無職人になると連休に対する思いがそれまでと全く逆になる。
藤井養蜂場は、福岡県朝倉市にある、明治42年創業の由緒ある養蜂場である。
妻に教えられて出かけたものの、蜂蜜を買うわけでもなく、写真撮影目的で勝手に駐車できるものか心配したが、まったく出入り自由だった。
ホームページを見ると、「レンゲはちみつ」の生産を開始したと書かれている。
レンゲ畑では、ミツバチたちがせっせと仕事に精を出していた。
朝倉で有名な三連水車がレンゲ畑の向こうにある。
筑後川から取水した水を水田に流すための水車で、220年の歴史があり、今も現役稼働している。
今は休止中で、稼働は6月から開始。
国の史跡文化財に指定されている。
去年7月に撮った、稼働中の三連水車。
帰り、「上高場大藤まつり」という案内板が目についたので寄ってみた。
藤はまだ花が開ききっておらず、見頃までにはもう少しという状態だった。
下に垂れない藤は、写真を撮るにはイマイチ。
今や福岡の代表的な夕日の名所となり、レストランや駐車場も出来ている二見ヶ浦。
一応、ここの夕日を一度は撮影しとかなきゃと思って出かけた。
若いカップルが何組も夕日を見に来ていた。
車のナンバーを見ると、けっこう他県ナンバーが多く、長崎や佐世保などはそちらの方が美しい夕景スポットがありそうなのに、と思う。
大阪ナンバーの車に女性二人。
転勤族ではなさそうだ。
まー、どうでもいいけど。
こんなにカップルがいるんだったら、夕陽を受けたシルエットで絵になりそうなカップルはいないものか。
と意識して待っていると、なかなかいないもんだ。
若い躍動感を漲らせながら、二人で砂浜を走る。
二人だけの世界に浸りながら、いい雰囲気で砂浜をそぞろ歩く。
そんな妄想じみたことを思いながら、年寄りのオッサンが若者カップルたちの中で一人黙々と写真を撮っている・・・
太陽が沈んだ直後から雲が美しく焼ける、もしくはピンク色の美しい色彩に染まる、を期待したが・・・
フィネモラ、ネフィモラ、フィラネモ、フィモネラ・・・いったん迷うとわからなくなってしまう名前の花、ネモフィラ。
ネモフィラというと、茨城のひたち海浜公園に広大な面積で咲いていたのを思い出す。
というか、そこでしか見たことがない。
そのネモフィラが、海の中道海浜公園で咲いているのを知り、行ってみた。
海の中道は、若かりし頃は、夕陽を二人で眺めるデート・スポットだった。
直接車で乗り入れていた砂浜は、この公園の一部になってなくなってしまったようだ。
午後にしか行けなかったので、逆光気味であり、この花は順光の方が良さそう。
やっぱり、ネモフィラはひたち海浜公園かなー。
公園内ではチューリップが咲いていたので、ついでに・・・
ついでに二年前の桜も見てみた。
一年前よりたくさん回っている。
この年は天気に恵まれなかったようだ。
大和郡山城(奈良)
大和文華館(奈良)
長谷寺(奈良)
藤原宮跡(奈良)
鴨川付近(京都)
将軍塚(京都)
室生(奈良)
若草山(奈良)
西光寺(奈良)
談山神社(奈良)
濡れ地蔵(奈良)
又兵衛桜(奈良)
三多気(三重)
仏隆寺の千年桜(奈良)
伊香具神社(滋賀)
新家長福寺の八重桜(奈良)
屏風岩(奈良)
ナラノヤエザクラ(奈良)
「いにしへの 奈良の都の 八重桜・・・」はこの桜である。
京都は桜の名所がたくさんあって、京都ならではの風情があるが、とにかく大勢の人がやってきて混雑ぶりがひどく(特に醍醐寺)、だんだん足が遠のいてしまった。
奈良は、都心部よりも郊外に多くの桜の名所があり、やはり大勢の人がやってくるものの、京都ほどの混雑ぶりはない。
奈良の桜と言えば、なんといっても吉野の桜。
見納め撮影ができなかったのが残念だ。
福岡に越してきて初めての桜は、近所の那珂川と舞鶴公園と佐賀の何ヵ所かを巡って終わった。
なんか不完全燃焼感があるなー。
去年の紅葉もあまり撮れなかった。
一年前に撮った桜。
地蔵禅院(京都)
西光寺(奈良)
大野寺(奈良)
長谷寺(奈良)
藤原宮跡(奈良)
今井谷(奈良)
奈良奥山ドライブウェイ(奈良)
海津大崎(滋賀)
奥びわ湖パークウェイ(滋賀)
伊賀(三重)
天照寺(奈良)
野川(滋賀)
屏風岩(奈良)
前回は早すぎたが、ひょっとしたらまだ残ってるかもしれないと思って行ってみた。
やっぱりかなり散っていた。
近くで見るとまだ花はたくさん残ってはいたが、多分見頃の半分くらいではないかと思われた。
ヤマザクラは花と葉っぱが一緒に出る桜なので、花が減った全体を撮ると、完全に葉桜の状態だった。
残念。
校庭内を適当に撮る。
隣が、しゃくなげがたくさん咲くというお寺だったので、寄ってみた。
が、今年は開花が遅れているとのことで、全然咲いてなかった。
お寺の方(多分住職?)と話をすると、久保山分校跡の一本桜を撮りに土日はたくさんのカメラマンが来ていたらしい。
でも、桜と校舎を組み合わせた構図は、誰が撮っても同じような写真になってしまうのではないか、と、その方に言うと、
月夜に月の光だけで撮った人がいて、その写真はコンテストで受賞したとのこと。
ナルホド。
ところで、福岡の事件。
現金を引き出したみずほ銀行福岡支店は、もとは日本興業銀行福岡支店であり、すぐその近くで四年間仕事をしていた。
襲われた駐車場は、当時はビルが建っていたと思うが、まったく思い出せない。
昔は福岡と韓国との行き来はあまり聞いたことがなかったが、今はそうではないらしい。
小説でも、韓国人との取引を福岡でする話があったりする。
何故あれだけの多額の現金が必要だったのかなど、いろいろ謎の多い事件ではある。
バブルの時に四億円の現金を間近に目にしているので、ボリュームと重さは理解できる。
それを男一人でというのが不思議だし、取引だとしても受け取る側の現金の精査には相当のエネルギーを要する。
銀行封印の一千万円束を信用する前提ではあろうが。
京都某所では、狙うのは専ら魚を咥えて水上に飛びだすカワセミの姿であった。
みんな、枝に止まったカワセミなんて捨てるほど撮っているので興味がないし、カワセミ撮影の醍醐味は難易度の高い捕食シーンの撮影である。
ほんとに数秒の勝負。
一瞬の立ち遅れがチャンスを逸す。
素早いカワセミの動きを捉えるには道具がいる。
動体捕捉に適したカメラ・・・AF機能、追尾機能、連写機能が高いカメラ。僕はEOS 7D Mark II。フラッグシップ機を使う人も多い。
レンズは500ミリ。APS-Cカメラとの組み合わせで、フルサイズ換算800ミリとなる。レンズが一番高額。1ドル=80円の時にアメリカから逆輸入。
重いレンズを支えるしっかりした三脚。定番はGITZO。
レンズを自由自在に動かせる雲台。ザハトラーというドイツ製の高級雲台をみんな使っているが、ビンボーな僕はもっと安いヤツ。
照準器。ファインダーをのぞかず、照準器のドットでカワセミを追いかけ連写する。まさに機銃掃射、シューティングゲーム。
ところが、K公園のカワセミはこれらの道具が使えない。
距離があまりにも近すぎるのと、橋の欄干越しという三脚が立てづらい状況での撮影になるからだ。
300ミリレンズの手持ち撮影となり、枝に止まった姿は撮りやすいが、動体捕捉となると、武器のない丸腰で勝負するようなものだ。
カワセミの素早い動きをファインダーの中から逃さず追いかけるには、距離が近ければ近いほどフレームアウトの可能性が高まる。
しかも、照準器でなく、ファインダーでの撮影でいったんフレームアウトしてしまうと再びカワセミをフレームの中に戻すのはほぼ不可能である。
つまり、近い距離でのカワセミの動体撮影をファインダーで行うのはとても難易度が高いということだ。
とはいえ、ここのフレンドリーなカワセミは、何度も水に飛び込んでサービスしてくれるので、なんとか撮れないものかとトライしてみた。
ピントはあってるが、羽が広がってない。
羽は広がっているがピントが合ってない。
顔が枝の陰。
形がよくない。
ピン甘。
形がよくない。
枝が邪魔。
なかなかイメージ通りの写真は撮れそうにない。
さらに、ここでの最大の問題は、捕食は魚ではなく、エビということ。
エビでは写真的にキレイでない!
それにしても、エビを丸ごと呑み込んで消化するなんて、スゴイ消化力!
結論 ここのカワセミはとてもフレンドリーではあるが、京都某所で撮影していたような、魚を咥えて水上に飛び出すシーンは撮れないってことだ。
今までさんざんカワセミを求めてあちこち探し回ったが、福岡でのカワセミ撮影は諦めた方がいいかもしれない。
たまたま偶然なのかもしれないが、K公園のカワセミは、行けば必ずやってきてくれる。
しかも、人慣れしているせいか、びっくりするほど近い枝に平気で止まったりする。
この前なんか、目と鼻の先で突然ホバリングして、オタオタしている間にチャンスを逃してしまった。
水にも飛び込む。
つまり、現れるだけでなく、いろいろシャッターチャンスをくれる、実にフレンドリーなカワセミである。
しかし、距離が近いということは、枝に止まった姿を撮るにはいいが、動体撮影上は逆に難易度を高める。
動体撮影については、次回。
横武クリーク公園は、佐賀平野の特徴である縦横に走る農業用水路(クリーク)を保存して公園にしたもの。
青空と桜と水の組み合わせ、暑くもなく寒くもなく澄んだ爽やかな空気、実に気持ちがよかった。
紅葉の名所、九年庵は、シーズンの時だけ公開されるが、大勢の人が押しかけるので、近くに駐車することはできず、離れた吉野ケ里遺跡公園の臨時駐車場に駐車し、シャトルバスで往復する。
たしかに風情あるところではあるが、京都の紅葉と比較すると、わざわざシャトルバスにまで乗って行くほどのものかと思ってしまう。
その九年庵に隣接して仁比山神社、地蔵院があり、川を隔てた対岸に仁比山公園がある。
地蔵院
仁比山公園
日の隈公園
桜の名所というので行ってみたが、見る限りでは、それほどたくさんの桜並木があるわけでもなく、大きな広場でゲートボール大会が行われていた。
名所というわりには変だと思って、改めて調べてみたら、2000本の桜並木が桜のトンネルのようになっていると書かれていた。
公園入口の広場からは見えないところ?
どこにそんなもんがあったんじゃーっ。
JR神埼駅
駅舎の周辺一面に菜の花が咲いていた
那珂川の上流に向かって車を走らせ、南畑ダムを過ぎて、東背振トンネルを抜けると佐賀に出る。
眼鏡橋
明治時代に建設された橋で、三つの噴水を出している。
現地の説明文を見ても、ネットの紹介記事を見ても、何故水を放出しているのか理由は書かれていない。
久保山分校の一本桜
平成15年に閉校になった、背振小学校久保山分校跡の校庭に咲く一本のヤマザクラ。
今回はこの桜がメインでやってきたが、少し早すぎたようだ。
一部、朝露に濡れた花が咲いていた。
山間部にあるため、平野部の桜が終わる頃に見ごろになると言われている。
かつての旧実家から水泳パンツ姿で泳ぎに行っていた場所に歩いて行ってみることにした。
一面の田圃だったのが今や住宅密集地となっていて昔の面影は微塵もない。
自宅からの距離は、カワセミを撮りに行く公園とほぼ同じ。
まったく予期してなかった満開の桜並木に驚いた。
桜並木の記憶は一切ない。
泳いでいた頃は護岸工事もなく自然そのままだった。
桜並木は護岸工事の時か、そのあとに植樹されたのだろう。
昔は泳げるほどの水量と水深があった。
滝のようになっていたところでは水深2メートル以上はあったと思う。
流れが速いところもあり、近所の八百屋さんの、当時高校生だった娘さんが溺れて亡くなるという痛ましい事故もあった。
田圃のなかに肥溜めがあって、落ちたヤツがいた。
中学生の頃、近所の燃料店の人が空気銃を貸してくれたので、河原で空き缶を撃っていたら、つけてきた警官に補導されたのもここだ。
赤い橋は、旧実家で父の葬儀を行った時、まだ幼かった子供二人を連れてきたのを思い出す。
当時は、新宿支店勤務、世田谷に住んでいて、息子が幼稚園で腕を骨折し、ギブス姿だった。
もう遠い昔だ。