白水池のカワセミは、写真を撮るどころではなくて、姿さえなかなか見せない。
ごくたまに飛んでいる姿を見かけるが、あっという間にどこかに消えてしまう。
一度だけ写真が撮れたことがある。
それは「撮れた」というレベルであり、これほど何度も来ているのにたった一度だけ。
もっとも白水池はウォーキングがメインで、カワセミはつけたしではあるが。
今まで滅多に姿を見せなかったカワセミが、どういうわけか今回は違った。
どこかから突然飛んできて、見える範囲の木の枝に止まった。
そればかりではない。
近くの水面に飛び込んでは元の枝に戻るという動作を何度も繰り返しやってくれた。
ダイブのたびにシャッターを切っているので、家に帰って数えたら10回連続ダイブだった。
毎回魚は取ってないので、たんなる水浴びだったようだ。
それでも、今までの冷たい仕打ちを埋め合わせるかのような、予想外の大サービスだ。
カワセミ君の大サービスにもかかわらず、問題発生。
場所が日陰だったため、ISOが6400にもなってしまい、画質がボロボロになってしまったことだ。
もともと EOS 7D は高感度になると画質劣化がひどかったが、EOS 7D Mark2 になっても、この点はあまり改善されていない。
もっと明るいところでダイブしてほしかったとか、嘴に魚がないのは間が抜けて寂しいとか、贅沢は言うまい。
画質はひどいが、久しぶりのダイブ・シーンの撮影ができた。
このところ、那珂川も春日公園もカワセミの姿を見かけることなく、証拠写真さえ撮れていないのだ。
満足。満足。