土曜日、白鳥を撮影したあと、オオワシがいる山本山に寄った。
オオワシも白鳥と同時期にシベリアに帰ってしまうので、今回がこの冬最後の撮影チャンスと思われた。
オオワシは肉眼ではわからないほど遠くにいるため、超望遠レンズでないと撮影は難しい。
オオワシを撮りに来る人達は、白鳥を撮りに来る人達よりも重量級の写真機材で撮影している。
巨砲レンズと言われる超望遠レンズ、ハイスペックカメラ、ジッツォの大型三脚、ザハトラーの雲台といった高額機材のオンパレードだ。
今回はいつもよりさらに遠い枝に止まっていた。
僕のフルサイズ換算1120mmの望遠でも、これくらいにしか写らない。
大々的にトリミングしても、こんな感じ。こんなにトリミングすると画質的に厳しい。
オオワシは飛び立つ前にソワソワした動きをするが、「ソワソワ」でなく「ソワ」で飛び立ってしまったので、一瞬対応が遅れ、枝から飛び出した直後の一瞬のチャンスを撮り損ねた。
撮り損ねたショックが尾を引いているのか、空を飛ぶオオワシをうまく捕捉できない。
オオワシはまっすぐ琵琶湖に飛び去ってしまった。
やがてオオワシが戻ってきた。
足でブラックバスと思われる大きな魚を掴んでいる。
右に飛んだり左に飛んだりして、獲物を食べる場所を探す。
食事場所に選んだ枝に止まる。
枝の上を移動する。
枯れた松の葉の影で食事をするオオワシにカラスがこっそり忍び寄る。(右上)
オオワシの食事をカラスがじっと見ている。
カラスはもう一羽、このすぐ下にもいて、オオワシの様子をうかがっている。
カラスはオオワシよりも賢く俊敏で、オオワシを馬鹿にしている。
オオワシの獲物を横取りしたり、からかったりするので、オオワシには申し訳ないが、この時も何か仕掛けるかと期待した。
しかし、カラスはじっと様子をうかがっただけで、何もしないまま飛び去っていった。
食事を無事に終え、満足気なオオワシ。
白鳥の写真はかなりの枚数を撮ってしまったので、その整理に着手する前に、とりあえずオオワシをアップしてみた。