新作映画は TSUTAYA DISCAS のレンタルで見ている。
しょーもない映画で無駄な時間を過ごさないよう、週間ランキングとクチコミを見て何を見るか決めていたが、これが今は全然通用しなくなった。
邦画は基本見ないが、ランキング上位にあがる新作洋画のレベルがどんどんひどくなっている。
「つまらない」「見るに堪えない」とか酷評されている映画がなぜ上位に入ってくるのか、ランキングの基準がわからない。
最近見た映画で、ちゃんとしたまっとうな映画は「キーパー ある兵士の奇跡」。
第二次世界大戦の前線で捕虜になったドイツ兵が、イギリスの捕虜収容所に送られ、戦後、その地元のサッカーチームでゴールキーパーとして活躍する。
敵国ドイツに対する憎悪感情に囲まれながら、ゴールキーパーとしての才能とその人柄によって徐々にイギリス人にも受け入れられるようになってゆく。
地元チーム監督の娘に恋をし、最初は拒絶的だった彼女も心を惹かれるようになって、やがて結婚。
いろいろな苦難を乗り越え、イギリス・サッカーの国民的英雄となる、心温まる実話もののサクセス・ストーリー。
いい映画だ。
でも、ランキングでは、溢れかえるおバカ映画のずーっと後ろの172位。
見る人も少ないまま埋もれてしまっていくには勿体ない映画だと思う。
もうひとつ、「オフィシャル・シークレット」もまあまあ面白かった。
これも実話。イギリス諜報機関に勤める女性職員が、イラク戦争を始めるための違法工作を知り、義憤にかられてマスコミにリーク。
それでも、大量破壊兵器があることを理由に米英はイラク戦争を始め、女性は情報漏洩の罪で裁判を受けることになる。
キーラ・ナイトレイ熱演。
こちらは、ランキング81位。
かつては映画といえば洋画が主流だったが、今は完全に邦画が主流だ。
そんななか、洋画がランキング1位と2位を占めるなんてことは滅多にないことで、思わずその2本をレンタル・リストに入れた。
ややあって、ふと考えてみると、ランキングで映画を選ぶのはやめていたはずだった。
調べてみると2本とも日本では劇場公開されてないらしく、クチコミの評判もたいしたことはない。
あわてて取り消そうとしたが、後の祭りだった。
ランキング1位は「リトル・シングス」
デンゼル・ワシントン主役で期待したし、途中までけっこう引き込まれたが、結末部分でしらけてしまった。
優位に立っているはずの刑事がなんで殺人容疑者のいいなりになって体力を消耗するような土掘りをするんじゃー。
さらにひどかったのが2位の「ロックダウン」
そもそも新型コロナのロックダウンっていう閉塞的な感じでスタートしているせいか、冒頭からウダウダとして映画に感情移入できず、だんだん見続ける耐久限度を超えてしまって鑑賞中止。
主演アン・ハサウェイなのに。
「魔女がいっぱい」もイマイチだった。
彼女はやっぱり「プラダを着た悪魔」が一番輝いていたなー。