昨年あたりから、ちびっ子達が津軽民謡を唄うようになり、どこかに中古でも良いから津軽の短棹はないものかと思っていたところ、行きつけの邦楽器屋さんから話があり、即決して買ってきました。
ちびっ子達に津軽甚句やりんご節、外が浜音頭などを唄ってもらうと、1尺5寸で唄うので、正寸の津軽三味線では「かせ」を使うか、もしくは短棹の民謡三味線で弾くかしかありませんでした。
しかし、この短棹の加入で、実に楽になりました。
4号機と命名しました。
右の2号機と並べると棹の長さの違いがわかります。
正寸の三味線とは微妙にツボの間隔が違うので、名古屋大会の前はあまり触っていなかったのですが、晴れて大会が終わったので、バンバン使っています。
ツボの間隔が狭い分、楽ができますが、しっかりとサワリがつくツボの守備範囲は正寸に比べてほんの気持ち狭くなるようです。
パンチのある軽快な音がしますが、低い調子ではいまいち音に深みが無いような気がします。
1尺9寸あたりから上の調子では本領発揮で気持ちの良い音がしますので、これからは正寸と短棹を使い分けていこうと考えています。
もしかして孫のmiyuが津軽三味線をする!と言ったら、まずはちょっと短くて楽なこの短棹ではじめさせようかとも画策しています。