民謡をやっていると、オーディオカセットテープがまだまだ現役で働いていて驚きます。
もっとも民謡をやってる方は年配の方が多いので、つい昔から使い慣れたカセットテープで、という気持ちも理解できます。
一昔前にカセットテープで発売されてCD化されていないものや、名人達の貴重なテープも数多く存在します。
また、発表会などで録ってきた貴重な音源も多く手許にあります。
テープはいずれは劣化して切れる運命にありますので、その前にデジタル化して保存したいということで、
カセットテープをデジタル化してCDにする作業をする機会が結構あります。
ところがそのテープを再生するカセットデッキも、ゴムの部品が多かったり、機械的に動かす部分が多かったりで、突然動かなくなったりすることが多くあります。
私は10年ほど前から、一昔前の高級機と呼ばれていたカセットデッキをオークションで安くゲットしてデジタル化の作業に使っていました。
ところがやはり年代物の中古は、いくら程度が良くても突然昇天することが多くて、この10年でなんと3台のカセットデッキを次々と不動にしてしまいました。
もっともオークションで各数千円程度でゲットしているので、そんなに痛手では無いのですが、やはり動かなくなるとガックリきます。
先日も古い貴重なカセットテープをデジタル化している作業中に、突然カセットデッキが動かなくなってしまいました。
かくなる上はこの際新品のカセットデッキを1台買い求めた方が良いのかなと思い、ネットでいろいろとリサーチしてみました。
最近はカセットテープからそのまま一気にCD-Rに録音できるものもありますが、私は1曲ずつファイルにして加工しながらデジタル化したいので、どうも丸ごとCD-Rにってのは抵抗があります。
TEACから一機種、上記のカセットテープからCD-Rに録音できる機種が発売されていて、これに決定しようかと思っていたのですが、
TASCAMの業務用の生産終了になった機種が残っているネットショップがあり、元オーディオマニアの知人に相談してこちらを購入することにしました。
知人曰く、業務用と民生用ではまるで耐久性が違うのだとか。
悪いこと言わないから業務用にした方が良いよとの事でした。
これで多分私が消えて無くなるまで使えることと思います。
あとは、テープが劣化して切れるのと私の寿命との競争でしょうか。
下段がとうとう新品を買う羽目になってしまい今回導入したカセットデッキ。
上段は、まだまだ需要があるMDデッキです。
これもオークションで格安でゲットしましたが、こちらは元気に動いています。
こちらは今回昇天したカセットデッキ。
同じ機種を3台つぶしてしまいました。
発売当時は高級機種と呼ばれていました。
年末でもないのに、ついでに机回りの大掃除をして、以前はぐちゃぐちゃになっていた配線もすっきり整理して、机の前が広くなりました。