このところまたコピー作業が続いています。
コピーといっても機械で複写するヤツではなくて、テープから耳でコピーして譜面に起こす大変なコピーです。
先日ある先生から「伏木音頭」という唄が入っているテープを預かりました。
どっかのおっちゃんが三味線の伴奏で唄っているテープです。
このテープから音を拾って尺八を吹いて欲しいということでした。
しかし、歌詞も三味線の譜もありません。
全く何も無いところから音を拾って耳でコピーしなくてはいけません。
テープを聞いてみると、おそらく聞き覚えの唄を適当に唄っているのでしょうね。
あっちこっちに「半間」が出現するし、1題目と2題目では節も間も違うし・・・・
三味線は唄に合わせて弾いているようで、三味線の手も1題目と2題目で違うし・・。
こりゃぁ難儀だわ・・・と思いながら、とりあえず旋律に合わせて尺八の譜面を書きました。
ひょっとしたら三味線の譜も書いておいた方が良いだろうと思い、こちらも何とか下書き程度に仕上げました。
で、先週末に某先生のところへ行ってみると、やはり思った通り三味線譜も完成してなくて、結局私の下書き程度の三味線譜で試してみることに・・・。
なかなかスムーズにいったので、そのまま尺八も吹いてみてくれと言われて、合わせてみると上手い具合にいきました。
先生の三味線、奥さんの唄、私の尺八でさっそくテープに吹き込んで、無事このミッションは終了。
やれやれ、私みたいなペーペーの人間に頼むのがもともと間違いだったんじゃないの・・・とは思いましたが、何とか上手くいったので良しとしておきましょうか。
「伏木よいとこ皆おいで~、良い港~」ってサビが妙に耳に残って離れません(^^ゞ
昔の伏木の唄が何とか譜面に残すことが出来て、現代に甦りました。
そのうちあちこちのイベントで聞くことが出来るかもしれません。
しかし、譜面を起こしたことなどは載ってませんでした。
大変な作業をした裏方は大変ですね。
見ました?
お初は、11日の11時半だそうですが、、、
なかなか表には出ないんです(^^ゞ
帆柱起こし祝い唄に続く伏木の名曲になれば良いですね。
11日の11時半って、私しゃ別のイベントで大和の横にいますがね・・・。