黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。
黄昏れたフクロウ
LS-CHLのHDD交換、容量アップ
2013-09-05 / 修理
明け方、雨の音が急に強くなったと思ったら、雷まで鳴り始めた。ピカっと光った瞬間電気が消えた。停電だ。
停電はたかだか30秒くらいだったが、ハードディスクにはこたえたようだ。通電していたNASは3台だが、そのうちの一台、1TBのLS-CH1.0TLがEMモードに入ってしまった。もっともこのNASはLS-WXLのバックアップに使っていて、LS-WXLは健在だったので、実害はないのだが。
WXLは4TB化してRAID1で使っているので、このバックアップドライブもいつか2TB化が必要と思っていたのでちょうど良い機会だ。2TBのHDDに装換することにした。
1)LS-CHL本体の分解
まず、底面にあるシールを2つはがします。ドライヤーで温めながらゆっくりはがすときれいにはがれます。シールがはがれると筐体の左右を固定している爪が2箇所見えます。
次に、画鋲の先を丸くしたものを5個用意します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/87/474190f793bdaa33979d88974462da1b.png)
筐体上面には3本の爪があります。上面には3箇所の爪を押すために貫通した穴があります。爪楊枝などで押してみると判ります。ここに画鋲を挿入します。この画鋲を押すと爪が外れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/54/43ced9880ee71f1e67e98bdb187f125e.png)
筐体背面にも爪が3箇所あります。一箇所はファンの排気口から見えます。ここを押すことによって爪が外れます。ファンを取り外すとこの部分の構造が見えると思います。そのほかの2箇所の爪をはずすために小さな穴が開いています。この部分に先を丸めた画鋲を差し込むと爪をはずすことが出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/9c/a9020d1710c28d0d06eada0e1e996a03.png)
背面に近いほうの爪からはずしていきます。爪が外れて筐体が少し開いたらその隙間に爪楊枝やカードをはさんで爪がまたかんでしまわない様にします。こうして前面以外の爪は容易に外れます。
あとは、筐体を左右に軽く開くことで前面の爪が外れます。
作業中、爪は2ミリ程度押せば皆はずれ、爪を折ることは殆どありません。分解の様子を下の動画で御覧ください。5分間くらいで分解できます。
2)HDDの取り外し
基板、HDDは筐体に嵌合しているだけで、そのまま持ち上げることが出来ます。HDDは3本のネジで固定されているので、それをはずし、HDDを取り外します。
3)TFTP Boot Recoveryの入手
ドイツのサイトからTFTP Boot Recovery 1.53 fur LS-CHLV2, LS-XHL, LS-WXL, LS-VL, LS-WVL ab FW 1.40をダウンロード。
4)ファームウェア アップデーター(Windows) Ver.1.65の入手
Baffalo社のサイトからファームウェア アップデーター(Windows)、での最新版Ver.1.65をダウンロードし解凍します。
ls_series-165フォルダー内のLSUpdater.iniをエディターで開きFlagsを下記のように変更します。
[Flags]
VersionCheck = 0
NoFormatting = 0
5)HDDの組み込み
新しいHDDを組み込みます。新品で無い場合はパーティションを削除してから組み込みます。windowsで削除する場合は、USBでPCに接続し、コマンドプロンプトからDISKPARTコマンドを実行します。
>DISKPART
DISKPART> list disk
DISKPART> select disk 1
DISKPART> clean
DISKPART> exit
パーティション削除が終わったHDDをLS-CHLに組み込みます。
6)PCとLinkStationの接続
PCとLinkStationを直接接続します。これでDHCPサーバーの無い環境を実現しているわけです。PCのIPアドレスを192.168.11.1にしサブネットマスクを255.255.255.0に設定します。
この設定画面で詳細設定をクリックするとipアドレスの追加が出来るので169.254.10.100、サブネットマスク255.255.0.0も設定しておきます。
また、LinkStationの電源コードは電源にさしておきます。
7) firewallをoffにする
これは重要です。
8) TFTP Boot.exeの実行
TFTP Boot Recovery 1.53フォルダー内のTFTP Boot.exeを実行します。実行ウインドウが開くので、accepting requests..が表示されるまで待ちます。
9)LS-CHLの電源投入
電源投入で上部のLEDが青の点滅を始めます。
10)FUNCスイッチを押す
しばらくすると6回の赤の点滅に変わるので、FUNCスイッチを押すと再びLEDが青の点滅を始め1分ほどで青の点灯になります。TFTP Bootはあとでもう一度使いますのでTFTP Bootウインドウは開けたままにしておきます。
11)LSUptater.exeの実行
ls_series-165フォルダー内のLSUptater.exeを実行します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/18/390f91069c6aa2b322749d3fce761fa2.jpg)
12)ファームウエアの更新
ファームウエアの更新ボタンを押します。HDDのフォーマットをおこなってもよろしいですかと聞かれるので、はいと答えます。
1分くらいでフォーマットは終わり、ファームウエアの転送が始まります。3分ほどすると書き換えが完了し、その後再起動され、まもなく赤色点滅が始まります。
13) FUNCスイッチを押す
この赤色点滅を確認してからFUNCスイッチを押します。
2分ほどで橙色の点滅になります。点灯は長く2回、短く5回でファームウエアの更新中を示してます。しばらくすると再起動され、LEDが青の点滅を始め、やがて青の点灯になります。
およそ1時間の作業でLinkStation LS-CH1.0TLがLS-CH2.0TLに生まれ変わりました。そしてこの記事を書くのにも1時間、、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/13/fd5d83c555651eb21978b87065c405fd.jpg)
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停電はたかだか30秒くらいだったが、ハードディスクにはこたえたようだ。通電していたNASは3台だが、そのうちの一台、1TBのLS-CH1.0TLがEMモードに入ってしまった。もっともこのNASはLS-WXLのバックアップに使っていて、LS-WXLは健在だったので、実害はないのだが。
WXLは4TB化してRAID1で使っているので、このバックアップドライブもいつか2TB化が必要と思っていたのでちょうど良い機会だ。2TBのHDDに装換することにした。
1)LS-CHL本体の分解
まず、底面にあるシールを2つはがします。ドライヤーで温めながらゆっくりはがすときれいにはがれます。シールがはがれると筐体の左右を固定している爪が2箇所見えます。
次に、画鋲の先を丸くしたものを5個用意します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/87/474190f793bdaa33979d88974462da1b.png)
筐体上面には3本の爪があります。上面には3箇所の爪を押すために貫通した穴があります。爪楊枝などで押してみると判ります。ここに画鋲を挿入します。この画鋲を押すと爪が外れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/54/43ced9880ee71f1e67e98bdb187f125e.png)
筐体背面にも爪が3箇所あります。一箇所はファンの排気口から見えます。ここを押すことによって爪が外れます。ファンを取り外すとこの部分の構造が見えると思います。そのほかの2箇所の爪をはずすために小さな穴が開いています。この部分に先を丸めた画鋲を差し込むと爪をはずすことが出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/9c/a9020d1710c28d0d06eada0e1e996a03.png)
背面に近いほうの爪からはずしていきます。爪が外れて筐体が少し開いたらその隙間に爪楊枝やカードをはさんで爪がまたかんでしまわない様にします。こうして前面以外の爪は容易に外れます。
あとは、筐体を左右に軽く開くことで前面の爪が外れます。
作業中、爪は2ミリ程度押せば皆はずれ、爪を折ることは殆どありません。分解の様子を下の動画で御覧ください。5分間くらいで分解できます。
2)HDDの取り外し
基板、HDDは筐体に嵌合しているだけで、そのまま持ち上げることが出来ます。HDDは3本のネジで固定されているので、それをはずし、HDDを取り外します。
3)TFTP Boot Recoveryの入手
ドイツのサイトからTFTP Boot Recovery 1.53 fur LS-CHLV2, LS-XHL, LS-WXL, LS-VL, LS-WVL ab FW 1.40をダウンロード。
4)ファームウェア アップデーター(Windows) Ver.1.65の入手
Baffalo社のサイトからファームウェア アップデーター(Windows)、での最新版Ver.1.65をダウンロードし解凍します。
ls_series-165フォルダー内のLSUpdater.iniをエディターで開きFlagsを下記のように変更します。
[Flags]
VersionCheck = 0
NoFormatting = 0
5)HDDの組み込み
新しいHDDを組み込みます。新品で無い場合はパーティションを削除してから組み込みます。windowsで削除する場合は、USBでPCに接続し、コマンドプロンプトからDISKPARTコマンドを実行します。
>DISKPART
DISKPART> list disk
DISKPART> select disk 1
DISKPART> clean
DISKPART> exit
パーティション削除が終わったHDDをLS-CHLに組み込みます。
6)PCとLinkStationの接続
PCとLinkStationを直接接続します。これでDHCPサーバーの無い環境を実現しているわけです。PCのIPアドレスを192.168.11.1にしサブネットマスクを255.255.255.0に設定します。
この設定画面で詳細設定をクリックするとipアドレスの追加が出来るので169.254.10.100、サブネットマスク255.255.0.0も設定しておきます。
また、LinkStationの電源コードは電源にさしておきます。
7) firewallをoffにする
これは重要です。
8) TFTP Boot.exeの実行
TFTP Boot Recovery 1.53フォルダー内のTFTP Boot.exeを実行します。実行ウインドウが開くので、accepting requests..が表示されるまで待ちます。
9)LS-CHLの電源投入
電源投入で上部のLEDが青の点滅を始めます。
10)FUNCスイッチを押す
しばらくすると6回の赤の点滅に変わるので、FUNCスイッチを押すと再びLEDが青の点滅を始め1分ほどで青の点灯になります。TFTP Bootはあとでもう一度使いますのでTFTP Bootウインドウは開けたままにしておきます。
11)LSUptater.exeの実行
ls_series-165フォルダー内のLSUptater.exeを実行します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/18/390f91069c6aa2b322749d3fce761fa2.jpg)
12)ファームウエアの更新
ファームウエアの更新ボタンを押します。HDDのフォーマットをおこなってもよろしいですかと聞かれるので、はいと答えます。
1分くらいでフォーマットは終わり、ファームウエアの転送が始まります。3分ほどすると書き換えが完了し、その後再起動され、まもなく赤色点滅が始まります。
13) FUNCスイッチを押す
この赤色点滅を確認してからFUNCスイッチを押します。
2分ほどで橙色の点滅になります。点灯は長く2回、短く5回でファームウエアの更新中を示してます。しばらくすると再起動され、LEDが青の点滅を始め、やがて青の点灯になります。
およそ1時間の作業でLinkStation LS-CH1.0TLがLS-CH2.0TLに生まれ変わりました。そしてこの記事を書くのにも1時間、、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/13/fd5d83c555651eb21978b87065c405fd.jpg)
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