フランス映画が米国のアカデミー賞を受賞するのは外国語映画賞以外あまりない。フランス映画は商業主義でないからというのが理由らしい。ところが今年、このフランス映画がアカデミー主演女優賞のほか、メイクアップ賞まで取ってしまい驚かれている。それがエディット・ピアフ 愛の賛歌。私はアカデミー賞受賞作品とは相性が悪いのだがこれは見るしかあるまい。
ロードショウは去年の9月からだから劇場で見るのはあきらめていた。ところが2週間だけ目黒シネマで上映すると言う。早速出かけた。
エディット・ピアフ、1963年に47歳で亡くなったフランスの歌手。半世紀も前の人だが「ばら色の人生 La vie en rose」「愛の讃歌 Hymne a l'amour」 など良く知っている曲を歌っている。この映画は彼女の一生を描いたものである。
本物のエディット・ピアフが歌う「ばら色の人生」 La vie en rose
本物のエディット・ピアフが歌う「愛の讃歌」 Hymne a l'amour
映画の原題は"La vie en rose"「ばら色の人生」なのだが、奇妙なことに邦題は「愛の讃歌」となっている。成る程映画を見ると邦題を「ばら色の人生」としなかった理由が良くわかる。映画全体がピアフの人生を不幸の連続として描いてあり、過酷な私生活であったのだと納得させられる。
しかし「ばら色の人生」も「愛の讃歌」も彼女が作詞したように多彩な才能に恵まれた彼女、イブ・モンタンやジルベール・ベコーの才能を見出したのも彼女である。楽しく幸せな瞬間もあったはずであるがこの映画では描かれていない。画面は一貫して暗く悲しい。
エディット・ピアフをマリオン・コティヤールが演じている。TAXIシリーズに出ていたからコメディ系の女優だと思っていたらこの映画ではシリアスな役に挑戦している。16-7歳から47歳のピアフを演じるのだから確かに演技賞ものである。
ただ個人的にコティヤールは好きなタイプではないので映画としては評価が辛くなる。なにしろこの映画、エディット・ピアフ以外の人物の描き方が非常に希薄。コティヤールに感情移入できない限り楽しめない映画だ。
アカデミー賞との相性の悪さを再確認した映画であった。さて、夜もだんだん更けてきた、ブレンダ・リーの愛の讃歌でも聴いて寝ることにするか。
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エディット・ピアフ、1963年に47歳で亡くなったフランスの歌手。半世紀も前の人だが「ばら色の人生 La vie en rose」「愛の讃歌 Hymne a l'amour」 など良く知っている曲を歌っている。この映画は彼女の一生を描いたものである。
本物のエディット・ピアフが歌う「ばら色の人生」 La vie en rose
本物のエディット・ピアフが歌う「愛の讃歌」 Hymne a l'amour
映画の原題は"La vie en rose"「ばら色の人生」なのだが、奇妙なことに邦題は「愛の讃歌」となっている。成る程映画を見ると邦題を「ばら色の人生」としなかった理由が良くわかる。映画全体がピアフの人生を不幸の連続として描いてあり、過酷な私生活であったのだと納得させられる。
しかし「ばら色の人生」も「愛の讃歌」も彼女が作詞したように多彩な才能に恵まれた彼女、イブ・モンタンやジルベール・ベコーの才能を見出したのも彼女である。楽しく幸せな瞬間もあったはずであるがこの映画では描かれていない。画面は一貫して暗く悲しい。
エディット・ピアフをマリオン・コティヤールが演じている。TAXIシリーズに出ていたからコメディ系の女優だと思っていたらこの映画ではシリアスな役に挑戦している。16-7歳から47歳のピアフを演じるのだから確かに演技賞ものである。
ただ個人的にコティヤールは好きなタイプではないので映画としては評価が辛くなる。なにしろこの映画、エディット・ピアフ以外の人物の描き方が非常に希薄。コティヤールに感情移入できない限り楽しめない映画だ。
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