黄昏れたフクロウ

黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。

新橋の蕎麦屋、竹泉の五色もり

2008-03-05 | 外食
 「ひな祭りのころ『さくら切り』を出しますからぜひいらしてください」と言われたのは去年の暮れ、新橋の蕎麦屋さん、竹泉でのことだった。2日だけの限定ですから一ヶ月前くらいに予約してくださいとも言われていたので2月の上旬に電話したのだがすでに3月3日は予約がいっぱい、かろうじて4日に予約することができた。

五色もり


 実際にはさくら切りだけではなく五色もりとして提供されるのだが、量の見当がつかない。普段はお酒を飲んでつまみを食べて締めにせいろを頼むことが多いが、今日は変わりそばをおいしくいただきたい。酒とつまみは控えめにすることにした。

 まず、何はなくともビール。つまみに豆腐。

すくい豆腐

 おなじみニシンの甘露煮。

ニシンの甘露煮


 そしてそら豆。この鹿児島のそら豆、走りで小粒だが味はしっかり出ている。今年の初物である。

鹿児島のそら豆


 さて、いよいよ五色もりの一枚目、さくら切り。塩漬けにした兵庫のさくらの花をフードプロセッサーにかけそばに練りこんだもの。なかなかつながらなくて非常に難しいそばだと言うのが店主の菅原さんの説明。桜餅の香りがしてかすかに塩味も効いているのでそばつゆなしでいただく。

さくら切り


 2枚目はゆずきり。これはいつでも食べることができるので写真は割愛、、、、と言うのは嘘で写真を撮るのを忘れた。気がついたときはきれいさっぱり平らげた後であった。なにしろゆず切りは大好きなもので。これもほとんどそばつゆはいらない。

 3枚目はしそ切り。鮮やかな緑色である。大分のしそを使っているとのことだが、かなり香りが強い。そばつゆで食べても負けない強さがあり、そばつゆと大葉の香りがバランスよく感じられる。

しそ切り


 4枚目はしらゆき。変わりそばのベースになるそばで、何も入れていないもの。箸休めの意味で出しているとのこと。

しらゆき


 最後がごま切り。これもごまの香りがしっかりしているのでそばつゆでいただく。結局、量的にはせいろの大盛りと同じくらいとの説明どおり最後までおいしくいただくことができた。

ごま切り


 毎年、この組み合わせでこの順番で供すると言う五色もり、こだわりのメニューだが打つのは大変難しくて神経をすり減らすと言う。今週末は疲れて寝込んでしまうかもしれないと菅原さん。お大事に、珍しいものをご馳走様でした。支払いは二人分で9000円。


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