昨日は、ノーザン・リーグという独立リーグに所属する地元のプロ野球チーム、シャンバーグ・フライヤーズの試合をアレクシアン・フィールドという小ぶりの親しみやすい球場で、のんびり観戦した。ローンシートという芝生席のチケットを1人6ドルで買い、ローンチェアや毛布をかついでいく。
大規模なメジャーリーグの球場と違って、7000人ぐらい収容の球場なので、かなり小さく、座席とダイヤモンドが妙に近く、目線の先に選手がいるという感じだ。ファーストベース先のがらりとしたローンシートのセクションは、ところどころはげた芝生。なだらかな坂になっているので、一番前か一番てっぺんでないと、ローンチェアは置けない。下の息子は、毛布をひいたら、早速ころがっている。
目の前で選手たちが練習をしている。見渡すと、フィールド全体が自分の視界にすっぽりと収まるという印象で、なんだか昔ながらの球場にきたような郷愁を誘う。すべてが小ぶりで、おもちゃの球場のような感じだ。でも、あまりにフィールドに近くて、ファウルが飛んできたら、体に当てそうでこわい!先日息子の試合で、おなかにボールが直撃し、かなり痛く、青あざになってしまったので。
球場がとても低いので、青空にすっぽりと包まれて気持ちがいい。フライヤーズの帽子をかぶっているファンはまばらで、各自それぞれメジャーリーグのお気に入りの帽子やティーシャツを着ている。ウーン、うちもさすがにフライヤーズの帽子を買うほどではないかな。
しばらくして、20番の背番号をつけた若い選手にファンが集まってきて、サインをし始めた。みんなが気付いて次から次へとサインをねだるが、その選手はまったくいやな顔をせず、黙々としゃべりながら、サインをしている。ロースターで背番号を調べると、その選手はジャスティン・ジョーダンというピッチャー。フライヤーズのエースなのだろうか?
サインをひたすらするカッコいい選手、ジャスティン。
この日のフライヤーズのピッチャーは、背番号25番のスティーブ・シッペイ。ホームページのロースターの写真より実物は太っている。
左側のユニフォーム姿の選手が、この日の先発ピッチャー、スティーブ。
みんなサインを気軽にしたり、友達のようにファンと気軽にしゃべっている。なんて、感じのいいチーム。ファンをとても大事にしているのがわかる。
他の選手たちもベテランでもう若くないのか、ずんぐりむっくりの体型の選手もいた。逆に筋肉隆々の若いメジャーリーガーの卵のような感じの選手、背番号16番、ロブ・フィッシャーという選手がいた。また、メジャーリーグの黒人スラッガーのようないかにもパワーヒッターという雰囲気の打順4番のDHで背番号40番のカルビン・ピッカーリングなどなど個性的だ。
シャーンバーグ・フライヤーズは、1998年に元ホワイトソックスのスラッガー、ロン・キトルが監督に就任して、設立したまだ歴史の浅い球団。現在は、今年2年目の37歳のスティーブ・マドックが監督。マドックは、建築家もしながら、2002年、セントラルリーグという独立リーグのサンアンジェロ・コルツの監督でチームを優勝に導いている。8年間も独立リーグで監督やコーチの経験がある。きっと給料が安いので、コーチや選手たちも各自さまざまな職業をかけもちしながら、愛する野球をし続けているのだろう。
マドックは、今年の2月、息子たちの通っているベースボール・アカデミーに他の2人の選手たちときて、フリーのクリニックをしてくれた。このように、シャンバーグ・フライヤーズは、地元と密着してさまざまな活動をしているようだ。
2月のフライヤーズのベースボールクリニックの私の投稿は、
http://blog.goo.ne.jp/kuniwindycity/e/37f5a761c86895099499f05e5568493eを参照。
試合開始前の選手紹介では、リトルリーグのチームの子供たちと一緒に選手たちがでてきて、交流しながら、ナショナルアンサムが流れる。これは、「ベースボール・バディ」というキッズプログラムの1つ。友達のチームもチームパーティーで利用したと言っていたから、これはなかなか人気のプログラムなのかもしれない。
また、フライヤーズ・ダンスチームというチアガールがいて、試合前の雰囲気を盛り上げる。まるでなんだかバスケットボールのブルズの試合のようなのりだ。係りの人が何かグッズをスタンドに向けて投げたり、野球とバスケットをたして2で割ったような演出だ。
さて試合が始まったが、いきなり相手チーム、カンザスシティ・ティーボーンズに初回に立て続けにヒットを打たれ、点数が入る。1回表に2ランホームランもでて、一方的な試合に、なーんだ、つまらないなあ。と思っていたら、フライヤーズもすぐに反撃。両チームともエラーもでて、あまりしまりのない試合展開だ。独立リーグ、守備はあまりうまくないようだ。
面白いのは、得点ボードなどは人が立ってボードを付け替えること。掲示板自体が低く、とても小さいので、こんなことができる。なんともいえないほど味わいのある球場だ。私は、いっぺんでこのアレクシアン・フィールドが気に入ってしまった。
もう1つ面白いのは、私たちが観ていたまん前のピッチャーがウオーミングアップする後ろにいくつかイスがあり、4、5人の選手が試合中も座っていたことだ。控えのピッチャーなのだろうか?それにしても多い。相手チームの方も同じように座っている。
試合は、フライヤーズもホームランがでて、打撃戦となり、フライヤーズがかなりリードしたので、試合途中8時過ぎに私たちは帰った。結果は、16対13でフライヤーズの勝ち。この日は、夜遅くまでいたら、イベントで花火が見れたようだ。
地域密着型の球団、シャンバーグ・フライヤーズは、「みんなが応援する我が村の球団」という感じで、きっと今後もみんなから愛されていくであろう。アメリカ人の地元の友達アイリーンが、「私たちのチームという感じで、心の底から野球を楽しめるから、野球が好きなら、フライヤーズやケーンカウンティ・クルーガーズ(マイナーリーグ)の試合は行くべきよ!」と言っていた。日本人の選手もフライヤーズには、去年はいたというから、今後も日本人の選手は入ってくるかもしれないから、その動向がみのがせない。
Alexian Field
1999 S. Springinsguth Rd. Schaumburg, IL 60193
847-891-2255
http://www.flyersbaseball.com
大規模なメジャーリーグの球場と違って、7000人ぐらい収容の球場なので、かなり小さく、座席とダイヤモンドが妙に近く、目線の先に選手がいるという感じだ。ファーストベース先のがらりとしたローンシートのセクションは、ところどころはげた芝生。なだらかな坂になっているので、一番前か一番てっぺんでないと、ローンチェアは置けない。下の息子は、毛布をひいたら、早速ころがっている。
目の前で選手たちが練習をしている。見渡すと、フィールド全体が自分の視界にすっぽりと収まるという印象で、なんだか昔ながらの球場にきたような郷愁を誘う。すべてが小ぶりで、おもちゃの球場のような感じだ。でも、あまりにフィールドに近くて、ファウルが飛んできたら、体に当てそうでこわい!先日息子の試合で、おなかにボールが直撃し、かなり痛く、青あざになってしまったので。
球場がとても低いので、青空にすっぽりと包まれて気持ちがいい。フライヤーズの帽子をかぶっているファンはまばらで、各自それぞれメジャーリーグのお気に入りの帽子やティーシャツを着ている。ウーン、うちもさすがにフライヤーズの帽子を買うほどではないかな。
しばらくして、20番の背番号をつけた若い選手にファンが集まってきて、サインをし始めた。みんなが気付いて次から次へとサインをねだるが、その選手はまったくいやな顔をせず、黙々としゃべりながら、サインをしている。ロースターで背番号を調べると、その選手はジャスティン・ジョーダンというピッチャー。フライヤーズのエースなのだろうか?
サインをひたすらするカッコいい選手、ジャスティン。
この日のフライヤーズのピッチャーは、背番号25番のスティーブ・シッペイ。ホームページのロースターの写真より実物は太っている。
左側のユニフォーム姿の選手が、この日の先発ピッチャー、スティーブ。
みんなサインを気軽にしたり、友達のようにファンと気軽にしゃべっている。なんて、感じのいいチーム。ファンをとても大事にしているのがわかる。
他の選手たちもベテランでもう若くないのか、ずんぐりむっくりの体型の選手もいた。逆に筋肉隆々の若いメジャーリーガーの卵のような感じの選手、背番号16番、ロブ・フィッシャーという選手がいた。また、メジャーリーグの黒人スラッガーのようないかにもパワーヒッターという雰囲気の打順4番のDHで背番号40番のカルビン・ピッカーリングなどなど個性的だ。
シャーンバーグ・フライヤーズは、1998年に元ホワイトソックスのスラッガー、ロン・キトルが監督に就任して、設立したまだ歴史の浅い球団。現在は、今年2年目の37歳のスティーブ・マドックが監督。マドックは、建築家もしながら、2002年、セントラルリーグという独立リーグのサンアンジェロ・コルツの監督でチームを優勝に導いている。8年間も独立リーグで監督やコーチの経験がある。きっと給料が安いので、コーチや選手たちも各自さまざまな職業をかけもちしながら、愛する野球をし続けているのだろう。
マドックは、今年の2月、息子たちの通っているベースボール・アカデミーに他の2人の選手たちときて、フリーのクリニックをしてくれた。このように、シャンバーグ・フライヤーズは、地元と密着してさまざまな活動をしているようだ。
2月のフライヤーズのベースボールクリニックの私の投稿は、
http://blog.goo.ne.jp/kuniwindycity/e/37f5a761c86895099499f05e5568493eを参照。
試合開始前の選手紹介では、リトルリーグのチームの子供たちと一緒に選手たちがでてきて、交流しながら、ナショナルアンサムが流れる。これは、「ベースボール・バディ」というキッズプログラムの1つ。友達のチームもチームパーティーで利用したと言っていたから、これはなかなか人気のプログラムなのかもしれない。
また、フライヤーズ・ダンスチームというチアガールがいて、試合前の雰囲気を盛り上げる。まるでなんだかバスケットボールのブルズの試合のようなのりだ。係りの人が何かグッズをスタンドに向けて投げたり、野球とバスケットをたして2で割ったような演出だ。
さて試合が始まったが、いきなり相手チーム、カンザスシティ・ティーボーンズに初回に立て続けにヒットを打たれ、点数が入る。1回表に2ランホームランもでて、一方的な試合に、なーんだ、つまらないなあ。と思っていたら、フライヤーズもすぐに反撃。両チームともエラーもでて、あまりしまりのない試合展開だ。独立リーグ、守備はあまりうまくないようだ。
面白いのは、得点ボードなどは人が立ってボードを付け替えること。掲示板自体が低く、とても小さいので、こんなことができる。なんともいえないほど味わいのある球場だ。私は、いっぺんでこのアレクシアン・フィールドが気に入ってしまった。
もう1つ面白いのは、私たちが観ていたまん前のピッチャーがウオーミングアップする後ろにいくつかイスがあり、4、5人の選手が試合中も座っていたことだ。控えのピッチャーなのだろうか?それにしても多い。相手チームの方も同じように座っている。
試合は、フライヤーズもホームランがでて、打撃戦となり、フライヤーズがかなりリードしたので、試合途中8時過ぎに私たちは帰った。結果は、16対13でフライヤーズの勝ち。この日は、夜遅くまでいたら、イベントで花火が見れたようだ。
地域密着型の球団、シャンバーグ・フライヤーズは、「みんなが応援する我が村の球団」という感じで、きっと今後もみんなから愛されていくであろう。アメリカ人の地元の友達アイリーンが、「私たちのチームという感じで、心の底から野球を楽しめるから、野球が好きなら、フライヤーズやケーンカウンティ・クルーガーズ(マイナーリーグ)の試合は行くべきよ!」と言っていた。日本人の選手もフライヤーズには、去年はいたというから、今後も日本人の選手は入ってくるかもしれないから、その動向がみのがせない。
Alexian Field
1999 S. Springinsguth Rd. Schaumburg, IL 60193
847-891-2255
http://www.flyersbaseball.com