Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

春の見沼自然公園にて、おたまじゃくし発見!

2009-04-13 | 日本生活雑感
桜の花びらが散りつつあった土曜日は、春の陽気がぐんぐん上がり、絶好の公園日和。というわけで、下の息子を連れて、さいたま市でも田んぼや畑が多く、見沼代用水が流れる見沼自然公園へ水辺の生物観察へと繰り出した。息子は、昆虫や生物が大好きで、とくに有毒動物や両生類、とくにヘビの研究をしているというちょっと変わり者。



先月は、群馬県の太田市にある日本のへび研究で一番有名なスネークセンターにまででむいて、研究者にじっくりへびの話を聞きにいったほどのへび大好き人間。専門家の質問にも細かく答えられるほどのへびや有毒動物の知識がある。ああ、これが普通の勉強に生かされればいいのに・・・と嘆く母であるが、主人は「好きなものをとことん勉強すれば、他のことなんていいさ!」という考え。そういう考えに私も感化されつつあるが、普通の勉強もちゃんとしてほしいというのが、本音である。

さて、息子のその日のお目当てはザリガニを見つけること。家から車で約20分ほどで、湖のある自然豊かな公園が見えてくる。昔からこの公園で野球をしたりして、上の息子はよく遊んでいた。ここに来るのは8年ぶりぐらいか。下の息子は、2歳ぐらいだったから、まったく覚えていないだろう。

湖の岸近くには、大きなコイがうじゃうじゃいて、体をだして、えさを求めている。すごい迫力!その後ろで美しいカモたちがおしゃべり。のどかな風景だ。



ここが、さいたま市のいい所。浦和のような買い物ができる町並もあり、教育水準もそこそこ良く、こんな美しい自然もある。周りは日本の普通の田舎の風景だ。東京にも電車ですぐだし、千葉や群馬などの関東の他県にもでやすい。埼玉県民でよかった!

湖をぐるりと回りながら、ザリガニを探す。大きな足の長いアメンボの動きがかなり速い!今まで見てきたアメンボよりシャープな動き。ザリガニはいない!横に流れている用水地も見たが、きれいな水が流れているだけだ。こういう場所にいそうだが・・・桜の花はかなり散っているなあ・・・

湖の向こう側の奥へズンズン行くと、小さな小川がくねって流れていた。見沼用水から流れてきた水であろう。湿地帯なので、さまざまな生物が生息していそうだ。ウッドデッキも美しく整備されていて、春の草花が美しい。所々、木で水の中の土を掘るが何もでてこない。



にごった小さな沼地へでた。水草が多い。もしかして、何かいそう・・・あっと息を飲む。小さなおたまじゃくしがウジョウジョいる。生まれたてのような感じで、小さなおたまじゃくしが多い。急いで、主人と息子を呼ぶ。2人は小さなバケツにおたまじゃくしを入れる。息子はなかなかうまく捕まえられなかったが、主人がしっかり6匹ゲットする。



息子は、大喜び。はたして、どんなカエルになるのだろうか?ひょっとして、ヒキガエルか、いやいやトノサマガエルか。えさとなる水草も少し入れる。



上機嫌の息子は、興奮しながら、帰りにエッサンに寄って、おたまじゃくしを飼うのに必要なものを物色。石、空気を入れる機械、えさなどを買う。家に帰って、図鑑を見ながら、主人と水槽の中に石などを入れて、おたまじゃくしの家が出来上がり。「僕、初めて生物を飼うんだ!今までずっと飼いたかったんだ!」ととてもうれしそうだ。さて、どんな形でカエルに変化していくか楽しみである。しかし、私はほっとした。ザリガニは次回かな。まだ、もぐっているのかな。まあ、ヘビを飼われるより、まだおたまじゃくしでよかった。


見沼自然公園: 
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/1131/minuma.htm