Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

草剛君の事件で、学んだこと~あやまちをきちんと認める潔さ

2009-04-26 | 日本生活雑感
今週の日本のニュースは、草剛事件報道一色で、連日ニュースやワイドショーが会見の模様も延々と伝え、草君のおわびの真剣な表情を複雑な思いで見つめた。そのニュースが流れたときは、ギョッとしたが、それよりも謝罪会見での彼の真摯な受け答えと態度に同情する人々も多かったのではないか。あまりに加熱する報道陣や「最低の人間だ」と言い放った政治家が、意地悪なヒール役に見えてしまうほどだった。

謝罪会見での草君は、うなだれながらも、焦点のさだまらない弱々しい眼ながらも、質問しているほうをきちんと見て、一言一言考えならがら、誠実に答えていた。あんな美しい真剣な目でこちらを向かれたら、ファンとしてはたまらないのではないかと思う。造られたイメージの芸能人とはまったく違う生の草君がそこにいた。逃げ隠れせず、ファンやスマップのメンバーに自分のしでかしたことを素直にあやまっていた。そこに私たちは共感する。やってはいけないことをしてしまったときの後始末の潔さ。それが、なかなか人間できない。スマップのメンバーの思いやりのある反応もうれしい。

政治家や経済界、教育関係者でもこういうことが起こりうる。実際しょっちゅう起こっている。私たち親だって、あやまちを犯したとき、子供たちに対してちゃんとあやまっているだろうか。これが、なかなかできないこだ。人様に迷惑をかけてしまったとき、きちんとあやまるということ。今回、草君から学んだような気がする。そして、私たちも「日々の生活をきちんと送らなくては!」と気を引き締める。草君、今はつらいだろうが、みんな今後の活躍を待っていますから、自分の納得がいくまで反省したら早く復帰してください!