早川俊二個展のパート2は、パート1の人物画の大作展の迫力と打って変わって、小宇宙をかなでる静物画の世界。いつも静物画と人物画が同じ空間に並ぶ個展なので、今回のような多くの静物画ばかりが並ぶ早川さんの個展は初めてだという。これでもかこれでもかというぐらいいい作品がずらりと並んでいたので、どこに視点を持っていったらいいのか迷うほどの贅沢な空間に驚いた。
人物画と静物画の描き方の違いについて、早川さんに質問すると、「基本的に空間表現は人物画と同じ感覚で描いているが、静物画では細かい世界を大きく建造物のような感じで描く。大きな空間と小さな空間を行き来させている。」と言う。
すでに予約済みの作品も多くあり、私がいいなと思った作品は、ほとんど予約済み。このご時勢にすごい人気である。いつか私も早川作品を家に飾ってみたいとずっと思い続けている。シカゴ駐在でお金を貯めて、主人におねだりしようと思っていたら、日本経済がこんな状況になってしまい、3年ぶりの早川さんの個展なのに、指をくわえて見ているだけになってしまった。各作品を心の中に焼き付けておくしかない!
真っ白いギャラリーの中にどで~んと座っているかのようなボス的な雰囲気の作品 暗闇の中から手さぐりで浮かび上がってきそうな気配さえある
奥の部屋の作品数の少ない空間にひっそりとあった作品 これ気に入ったわ!でも予約済みだそう
今回の個展で早川さんの一番のお気に入りの作品 写真では深い色合いがでないのが非常に残念!自分自身の眼でその微妙なグラディエーションの変化を確かめて欲しい
この黄色い機械油さしも気になる存在 私のお気に入り 早川さんの静物の配置は決めるのが早いとのこと どういう感覚で一つ一つのものを置いていくのだろうか?静物に対する愛情も感じさせる作品群である
昨日は、金曜日のせいもあって、午後2時過ぎからギャラリーを訪れる人が増えていたようだ。年配の方から学生のような若者まで幅広い年齢層の早川ファンたち。先日、日経新聞に編集委員の竹田氏執筆による展覧会評が掲載されたのも大きい。個展のたびに、早川さんを囲んで、ファンの人たちの輪が広がっているという。画廊主伊藤さんの奥様である友子さんが、2009年4月1日付「ASアート・スクエアの会」発行のAS通信でこう書かれている。
「早川展では、いつも足を運んでくださる人、その人から紹介された人、そのまた知り合いの人などが、画廊で待ち合わせたり、偶然出会ったり、やあやあと挨拶をする光景が頻繁に見受けられます。早川展を再会の場にしているようです。この、人から人へと広がっていく様こそが早川展の特徴ともいえます。みな自分の知り合いにこの絵を見せたいと思ってくれているので、案内のDMを置いておくのですが、どんどん無くなってしまいます。」
3月の大作展のときに、友達を2人連れて行ったのだが、一人はもう一度友達を誘って、大作展、もう1人はご主人とともにこの小品展を見に来てくれ、ご主人も感動してくださったという。そのご主人は、スポーツ万能で、シカゴ駐在では、息子さんとよくゴルフをされたいたお子さん思いの素敵な方。芸術も奥様とともに楽しもうという姿勢が、うれしい!うちの主人も一緒に来て欲しかったが、残念ながら、ヨーロッパへ出張。
この白とブルーの絶妙な配置 見る人の心の中の宇宙に入り込む静物たちの存在がそこにある
早川さんらしい透明感あふれる作品 こちらの体まで壺とともに浮き上がっていきそうだ
昨日は、偶然3月の大作展に居合わせた音楽関係の方と出くわした。「いやー、また、会いましたね!」と声をかける。早川さんと伊藤さんにアーティストの方を紹介してもらう。早川絵画を介して、こうやって、いろんな人々の輪が広がっていくのだろう。友子さんの「AS通信」のエッセイの最後に「元気をもらったという言葉の中に、八方塞りのような世の中で、何かを、もっと言えば「希望」のようなものを人々は求めているのではないかと思いました。それが身近な形としてはワールドベースボールクラシックであったりするのですが、展覧会で高揚していく姿を間近に体験すると、早川作品もまた人々に「希望」を抱かせる対象であると感じます。」と締めくくられている。「その輪の中に私も加われたのだ」と感じた今回の個展でした。
早川さんの奥様、結子さんと友子さん 友子さんは凝った手作りの素敵な上着をはおり、アスクエアの顔として、画廊主の伊藤厚美さんをささえる
今回は、早川さんとツーショットで撮ってもらいました!一生の思い出になりまする
個別の作品の写真提供 アクスエア神田ギャラリー
人物画と静物画の描き方の違いについて、早川さんに質問すると、「基本的に空間表現は人物画と同じ感覚で描いているが、静物画では細かい世界を大きく建造物のような感じで描く。大きな空間と小さな空間を行き来させている。」と言う。
すでに予約済みの作品も多くあり、私がいいなと思った作品は、ほとんど予約済み。このご時勢にすごい人気である。いつか私も早川作品を家に飾ってみたいとずっと思い続けている。シカゴ駐在でお金を貯めて、主人におねだりしようと思っていたら、日本経済がこんな状況になってしまい、3年ぶりの早川さんの個展なのに、指をくわえて見ているだけになってしまった。各作品を心の中に焼き付けておくしかない!
真っ白いギャラリーの中にどで~んと座っているかのようなボス的な雰囲気の作品 暗闇の中から手さぐりで浮かび上がってきそうな気配さえある
奥の部屋の作品数の少ない空間にひっそりとあった作品 これ気に入ったわ!でも予約済みだそう
今回の個展で早川さんの一番のお気に入りの作品 写真では深い色合いがでないのが非常に残念!自分自身の眼でその微妙なグラディエーションの変化を確かめて欲しい
この黄色い機械油さしも気になる存在 私のお気に入り 早川さんの静物の配置は決めるのが早いとのこと どういう感覚で一つ一つのものを置いていくのだろうか?静物に対する愛情も感じさせる作品群である
昨日は、金曜日のせいもあって、午後2時過ぎからギャラリーを訪れる人が増えていたようだ。年配の方から学生のような若者まで幅広い年齢層の早川ファンたち。先日、日経新聞に編集委員の竹田氏執筆による展覧会評が掲載されたのも大きい。個展のたびに、早川さんを囲んで、ファンの人たちの輪が広がっているという。画廊主伊藤さんの奥様である友子さんが、2009年4月1日付「ASアート・スクエアの会」発行のAS通信でこう書かれている。
「早川展では、いつも足を運んでくださる人、その人から紹介された人、そのまた知り合いの人などが、画廊で待ち合わせたり、偶然出会ったり、やあやあと挨拶をする光景が頻繁に見受けられます。早川展を再会の場にしているようです。この、人から人へと広がっていく様こそが早川展の特徴ともいえます。みな自分の知り合いにこの絵を見せたいと思ってくれているので、案内のDMを置いておくのですが、どんどん無くなってしまいます。」
3月の大作展のときに、友達を2人連れて行ったのだが、一人はもう一度友達を誘って、大作展、もう1人はご主人とともにこの小品展を見に来てくれ、ご主人も感動してくださったという。そのご主人は、スポーツ万能で、シカゴ駐在では、息子さんとよくゴルフをされたいたお子さん思いの素敵な方。芸術も奥様とともに楽しもうという姿勢が、うれしい!うちの主人も一緒に来て欲しかったが、残念ながら、ヨーロッパへ出張。
この白とブルーの絶妙な配置 見る人の心の中の宇宙に入り込む静物たちの存在がそこにある
早川さんらしい透明感あふれる作品 こちらの体まで壺とともに浮き上がっていきそうだ
昨日は、偶然3月の大作展に居合わせた音楽関係の方と出くわした。「いやー、また、会いましたね!」と声をかける。早川さんと伊藤さんにアーティストの方を紹介してもらう。早川絵画を介して、こうやって、いろんな人々の輪が広がっていくのだろう。友子さんの「AS通信」のエッセイの最後に「元気をもらったという言葉の中に、八方塞りのような世の中で、何かを、もっと言えば「希望」のようなものを人々は求めているのではないかと思いました。それが身近な形としてはワールドベースボールクラシックであったりするのですが、展覧会で高揚していく姿を間近に体験すると、早川作品もまた人々に「希望」を抱かせる対象であると感じます。」と締めくくられている。「その輪の中に私も加われたのだ」と感じた今回の個展でした。
早川さんの奥様、結子さんと友子さん 友子さんは凝った手作りの素敵な上着をはおり、アスクエアの顔として、画廊主の伊藤厚美さんをささえる
今回は、早川さんとツーショットで撮ってもらいました!一生の思い出になりまする
個別の作品の写真提供 アクスエア神田ギャラリー