Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

パリ在住画家、早川俊二氏の記事が、4月25日付読売新聞朝刊「時の余白に」に掲載

2009-04-21 | アート
先日から紹介していたパリ在住画家、早川俊二氏に関する記事が、4月25日(土)の読売新聞朝刊の編集委員芥川喜好氏の人気コラム「時の余白に」というコーナーに掲載される予定。

芥川氏は、読売新聞美術記者として美術展評、日曜版美術連載企画などを担当。日曜版は通算22年、1005回を数えた。うち11年に及んだ連載「日本の四季」で1992年度日本記者クラブ賞受賞。現在、読売新聞編集委員、日本記者クラブ会員。早稲田大学講師、社会経済生産性本部社会政策特別委員なども務めた。著書に『画家たちの四季』(読売新聞社)『「名画再読」美術館』(小学館)など。「文化会議」 新聞記者 芥川喜好-激動の時代を生きて ウェッブサイト「文化会議」「芥川喜好」プロフィールより http://www.bunka-kaigi.com/archives/002special/23/

私も芥川氏の書かれた記事の大ファンで、美術記事はずっと参考にしてきた。その芥川氏が早川さんのことを取り上げる。きっと早川さんのパリでの孤高でありながら、自分の信念を貫き続けている生き様のようなことを強調されるのだろう。どんな形で読売の人気コラムにでるのかとても楽しみである。このコラムは1ヶ月に1回の割合とか。皆さま、25日(土)の読売朝刊をおみのがしなく!


実際に掲載された読売の記事は、「群れを遠く離れて」というタイトルで、半ページに渡って、大きくとりあげられている。


クラス委員で忙しい息子、少しは高校受験モードになれ!~全国学力調査テスト行われる

2009-04-21 | 日本の中学校
上の息子は、この4月から中3となり、公立中学に通うため、高校受験というものに突入した・・・が、まったく受験という雰囲気が感じられず・・・私も受験生の母としての自覚はまったくなく、新しい仕事も始めて、息子のことまで気が回らず、他の子供たちのために時間を費やしている。

というわけで、今日は、仕事の合間に本屋を物色。高校受験関係の書物に目を通したり、古い友達から埼玉周辺の受験情報を得たりしてみました。うちの息子は、塾に通っていないので、受験情報がはいってこない。唯一の頼りは、ママ友からの情報。みんなの話によると、今年から埼玉県の公立高校受験は、かなり実力テスト重視だそう。うちの場合、中2の11月から日本の公立中学に編入したので、生徒会活動や部活の内容がかなり不利になるのではないかと私はいたく心配していたのだが、今日話したママ友の話だと、筆記試験を頑張れば大丈夫とのこと。テストが大好きで、テストに強い息子にとっては朗報だ。

新学期の上の息子の状況だが、担任の先生からも頼まれ、クラス委員をやっている。始業式で、新しいクラスで女の担任の先生と対面したときの第一声が、「B君、クラス委員やってね!」だったそうだ。息子も中2のときから、来年は「おれがやるか!」と心の中で思っていたせいもあって、「おれがやるしかない!」と立候補したそうだ。去年のクラスでは、レポートをまとめたりして、クラス委員の手伝いをかなりしていたよう。クラス委員になってから、毎日毎日、クラスの世話で大忙しだそうだ。とくに、この時期は、来月の関西へいく修学旅行の準備期間とあって、そちらもクラス委員がとりまとめていて、すべて息子がしきっているらしい。みんなが提出しなければならないものを早め早めに出させ、てきぱきと進めているらしい。ただ、すべてのんびりムードのクラスメートたちなので、おしりをたたくのが大変な労力だそうだ。

クラス委員会では、鋭い意見をバシバシ言っているらしいが、息子が使う言葉が一部の生徒たちには理解できないらしく、「B君の言っていること、むずかしくてわからな~い!」と数人の女子から言われ、ついには辞書を引く男子もいたらしい。(ウソみたいな話)この言葉、ここではださないが、中3生として知っておかなければいけないごく普通の常識的な日本語。ウーン、いったいいまどきの中学生はどうなっているんだ!と頭をかかえたくなるほど。シカゴ日本人学校では、まったくそういうことはなかったのに・・・

こんなふうに日々が流れ、息子の受験勉強はどうなってしまうのだろうか。部活を毎日こなし、家では、あいかわらずのんびり本を読んでいる。合間にほんの少し勉強をするだけ。土日も練習試合がはいるため、「ああ、1日のんびりしてえ!」と叫んでいる。今日は、中3と小6は、3回目の全国学力調査テスト。「テストで1日使うんじゃもったいないなあ!」とこぼしていた。それほど、修学旅行等の準備で忙しいのだろう。きっと息子の受験へのエンジンがかかるのは、部活が完全に終わる夏からであろう。

高校生の息子を持つ仲良しのママ友の1人が、「中3にとって、今が一番大変なとき、部活、修学旅行といろいろとやらなくちゃいけないから。これを乗りきってしまえば、かなり楽になるのよ。」と教えてくれた。彼女の話では、この時期大変なので、クラス委員をあえてやらない子も多いらしい。調査書をにらんで、みんな立候補するのかと思いきや、やはりそういう点は賢いものだ。


追伸

それにしても、漢字検定協会のごたごたは、目に余る。それによって、6月に受けたかった子供たちが受けられなくなったら、かわいそうだ。

先ほど帰ってきた息子、全国学力調査テストは、国語、数学2種類づつ。Aの基本とBの応用にわかれていたらしいが、とても簡単だったとのこと。新聞報道では、今回全国の公立、国立の小中学校すべて参加らしいが、私立は半分以上の学校が受けなかったよう。(4月20日付朝日新聞によると、48%)勉強内容が先行している私立にとって、それだけ内容が簡単で、それよりも他のことを優先すべきだという考え方であろう。