先週、オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞したというビッグニュースが世界を駆け抜けた。4月のチェコのプラハでの歴史的な核廃絶へ向けた演説、多国間協調外交を強化し、国連安全保障理事会の首脳会合にて、「核兵器のない世界」を目指す歴史的な決議の全会一致で採択に導いた。まだ、実績がない大統領だが、みんなが納得する正義というものが何かを勇気を持って、世界に示したことが評価されたのだろう。
私たちは、日本人として、オバマ氏を全面的にサポートし、この受賞を歓迎する。広島、長崎の人々もさぞやこの受賞を喜んでいることだろう。いつか、オバマ氏が広島、長崎を訪れることを祈って。いや、あの大統領ならきてくれるかもしれない。
10月10日付朝日新聞の「天声人語」より
岩井謙一さんが書いた一首
「おそらくは今も宇宙を走りゆく二つの光 水ヲ下サイ」
長崎で被爆した作家の林京子さんが、この夏、小紙に語っていた。
「人間らしい形を残さない姿で死ぬ人たちを見ました。人間がこんなにおとしめられていいのか、という思いが私の原点です」
林さんのこの言葉は胸につきささって離れない。想像をはるかに超えた原爆の被害。オバマ氏が原爆ドームにたたずみ、原爆記念館でその被害の一端を胸に刻む姿を想像する。
私たちは、日本人として、オバマ氏を全面的にサポートし、この受賞を歓迎する。広島、長崎の人々もさぞやこの受賞を喜んでいることだろう。いつか、オバマ氏が広島、長崎を訪れることを祈って。いや、あの大統領ならきてくれるかもしれない。
10月10日付朝日新聞の「天声人語」より
岩井謙一さんが書いた一首
「おそらくは今も宇宙を走りゆく二つの光 水ヲ下サイ」
長崎で被爆した作家の林京子さんが、この夏、小紙に語っていた。
「人間らしい形を残さない姿で死ぬ人たちを見ました。人間がこんなにおとしめられていいのか、という思いが私の原点です」
林さんのこの言葉は胸につきささって離れない。想像をはるかに超えた原爆の被害。オバマ氏が原爆ドームにたたずみ、原爆記念館でその被害の一端を胸に刻む姿を想像する。