Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

久しぶりの台風!~子供たちは学校に行ったが・・・

2009-10-09 | 日本生活雑感
昨日の台風は、午前中まで関東地方を混乱させたけど、午後はカラリと晴れわたり、なんとなく気が抜けるほどの変わりようだった。明け方4時ごろは、暴風雨が凄くて目がさめ、マンションの下水道がカラカラ鳴って、トイレの水も溢れそうになって、ちょっとこわかったけど・・・

息子たちの小学校と中学校からは、前日、保護者の判断で、登校を見合わせたり、遅刻させるようお手紙がきていた。朝子供たちがでかけるときは、判断に迷ったが、小学校の登校班の世話人さんが、「このぐらいなら、今いけるので、行かせます」との判断で、みんな登校。周りを見ても、中学生や他の班が登校していた。私は、登校させても、登校途中が心配なのと、帰りも心配だったので、本音としては家にいてほしかった。しかし、みんなが登校しているなら、うちだけ休ませるわけにもいかない。「ああ、アメリカなら、警報がでているときは、みんな学校を休ませるだろうなあ」と心の中で、ぶつぶつ。日本では、多くのお母さんたちは働いているから、ちょっとぐらいの台風で子供に家にいてもらっては困るのだろう。ニュースを見ても、電車が止まろうが何しようが、「会社に行かなくては困る!」とみんな必死で会社に向かう姿を映し出している。

下の息子を送り出して、しばらくしたら、世話人さんがピンポーンと来る。世話人さんが子供たちを見送っていった途中、息子の傘が全壊してしまったという。世話人さんが息子に傘をかしてくれたという。見ると無残にこなごなに壊れてしまっている。日本に帰国して、近くのスーパーで買った2つ目の傘だ。1つ目もあっという間に壊れてしまい、最近同じスーパーで買いなおしたばかり。「ああ、あそこのは、ダメですよ、うちも何本かこわれてますよ」と世話人さんが教えてくれた。

しかし、思うに下の息子はアメリカ育ちで、今まで傘というものをさす機会が少なかった。アメリカでは、常に車で移動していたので、傘が必要なかった。よって、息子には強い風に向かって傘をさすという知恵もないのではないか。風向きに逆にさしてしまうとあっという間に傘はおかしな形になるという経験を知らない。「あーあ、傘のさしかたまで、指南せないかんのか!」と知る。ほんとに、小さな頃から備わっていなければならない小さな小さな生活の知恵というものが、帰国子女には欠如しているのだ。いや、これは勝手な私の想像で、もしかすると、体で覚えているのかもしれなくて、単に傘がぶっ壊れただけかもしれない。

車社会でない日本ではレインコートも長靴も必要だ。あわてて、着せた兄のお下がりのレインコートはきつきつで、ズボンは丸出し。でもないよりマシなので、無理矢理着せる。同じくお下がりの長靴は小さくて入らない。つまりこれ以降、アメリカでレインコートや長靴をかっていないということだ。レインコートも長靴は兄が日本で使っていたものだから、小1ぐらいの大きさ。(小1の2月にアメリカにわたったから)両方買っておかなくてはと痛感する。日本に帰ってきて1年弱たったが、いまだに判断に迷うことや買わなくてはいけないことにでくわす。あーあ、アメリカは楽だったなあ。

さて、午後は雨もやんで、子供たちもいつもどおりの時間に家に帰ってきた。下の息子の話では、「学校で、台風のこわさで体が震えていた」と言う。他の友達は、平気だったらしい。日本にいると、みんな天候に対してなぜかとても鈍感になるような気がする。どんな土砂降りでも傘をさしながら、平気で自転車に乗って、ぬれるのを気にしない。車の中から見て、主人がこれだけは信じられないという。中には、子供を2人自転車に乗せて、果敢に雨の中自転車を乗り回している母親もいて、そのたくましさには驚く。車がない人たちは、天候なんて気にしちゃいられないのだろう。

一番びっくりするのは、雷に対してだ。アメリカなら、少しでも光ったら、絶対外に出ない。スポーツをしていたら、コーチたちはすぐにやめさせる。上の息子の野球のリーグで、1人のコーチが車にでた瞬間に雷に打たれて亡くなった。そのときの印象が強く、私は雷と聞くと、子供たちを車の中か室内に入れさせる。いつも天候にはみんな敏感で、逐一テレビのウエザーチャンネルをチェックし続ける。でも、日本では雷の中、みんな悠々と歩いている。これはどうしてなのだろう。雷に打たれたという被害が少ないのだろうか。とにかく、理解に苦しむ。

10月から埼玉は高校説明会、個別相談ラッシュ!~受験生、まずは私立の確約を勝ち取れ!

2009-10-06 | 日本の教育一般
10月に入って、雨天続きの中、台風も近づいている。新型インフルエンザの動向に目を光らせながら、雨なんぞは気にもかけず、受験生は私立高校の受験情報に集中する。10月4日に本番の秋第2弾の北辰テストがあり、来週末に、調査書に影響を及ぼす中3の2学期の重要な中間テスト。4日の北辰テストの結果が、15日頃郵送されてくる。この結果と9月の北辰の結果を持って、確約をもらうために、私立の学校の個別相談にのぞむ。

いやあ、ハラハラドキドキの北辰テストだ!9月のテストの結果が、ケアレスミスが多く、今までで一番良くなかったため、息子はいたく落ち込んでいた。ほとんどの私立が、9月以降の北辰テストのできのいい2回を評価するためだ。「よりによって、ついてないなあ!」とかなり険しい表情の息子を見て、私は胸を痛めた。「たった1回悪かったからといって、気にするな!」と言っても、「とほほ!」という感じだった。「今まで調子が良かったから、教訓にすべし!」と私が自分に言い聞かせるほどだった。しかし、4日の北辰テストは、もとの調子がもどったらしく、息子も納得がいく結果がだせたようで、生き生きした笑顔がもどってきた。私も心底ほっとする。いやあ、受験って、ほんと大変なんだなあ!

そんなこんなで、2つの北辰の結果がでたあとの最初の週末、17日あたりから、一斉にみんな私立高校の個別相談にくりだすのだろう。うちも行きます。息子、確約がもらえるといいな!今日、シカゴ仲間の大先輩ママ、Mさんの話を聞くと、親だけ行っても確約はもらえたらしい。北辰テスト、学校の1学期の成績のコピー、そして英検と漢検の級の証明書も持っていくように言われた。検定試験のことは忘れていたので、言われてよかった。私立の学校に聞いたら、インフルエンザもはやっているので、親だけでも勿論いいとのことだった。Mさんの経験では、確約といっても、その言葉は使わず、「この成績なら何%の合格率」というような言い方もされるとか。

合同説明会にこれから行くのも手だ。今年は新型インフルエンザのために、もらえるものなら、できるだけ多くの学校から確約をもらい、願書もださなくてはいけないかもしれない。本命の学校にベストな状態でのぞむためには、滑り止めを確実に決めて、息子が少しでも精神的に楽になればいいと願う母である。Good luck, everyone!