忍壁皇子:
明日香皇女(天智天皇の皇女)を妻とした。山前王・小長谷女王の二子が知られる。名は刑部・忍坂部にも作る。
磯城皇子:
天武天皇の皇子。母は宍人臣大麻呂の女。忍壁皇子の同母弟。五代孫坂井王は清原真人を賜姓されたと『日本三代実録』にある。また『新撰姓氏録』によれば三園真人・笠原真人の祖。なお『続日本紀』天平19年10月3日条に見える「微過に縁て遂に廃退され」皇子の列から除かれたという御方大野の父を磯城皇子と見る説がある(ハーラ・イシュトヴァン)。
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福井県坂井郡丸岡町高田 に【越前・高向神社】がある。
和名抄には【越前國坂井郡高向鄕多加無古】と あるそうである。
この坂井と高向がセットになっている地名であるところが気にかかる。
因幡国には多加牟久神社
河内国長野にも高向(たこう)神社がある。
蛇足なのだが、最近の北海道新聞を開いたとたんに目に入ったのが「高向さん」であり、(たかむき)さんと発音するそうである。
つまり【高向】を調べなさい‥‥という神の啓示のようにも思えてしまうのである。
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