古地図、楽しいデス。
その当時の「侃々諤々」が伝わってくる。
そして、日本は結構研究されていたことがわかる。其の情報源が宣教師であったろう事も想像できる。
https://lib.ouj.ac.jp/gallery/virtual/index.html
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さて、訳している時にでてくる「テルソイ」とはいったいどこのことなのだろうか?
テルゾイかもしれないが、web上には出てこない。
「テッソイ」で、みつけた!!
https://core.ac.uk/download/pdf/223208332.pdf
17 世紀初めに日本で布教活動を行っていたイタリア人神父のジェロニモ・デ・アンジェリスは、1618 年と 1621 年に松前に渡り、蝦夷地に関する情報を得た。1621 年のアンジェリスの報告書の付図には、日本の北側に扁平で巨大な「エゾ(Yezo)」島が描かれ、島の東端にメナシ、西端にテッソイ、南端にマツマイの地名が書き込まれている(表 1 ②)。このアンジェリスの地図は、海野(1999)や織田(1974)などの先行研究にも紹介されており、北海道を単独の「島」として描いた地図としては、『海東諸国紀』についで古いものであるとされる。
しかし、アンジェリスの地図は印刷されなかったので、ヨーロッパ製の地図に彼の描いた蝦夷地が影響を及ぼしたことはほとんどなかった。
唯一、フィレンツェ在住のダッドレーがアンジェリスの報告書を読む機会があったことから、彼が 1646 年に刊行した地図にその影響が見られる。
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そう! 繋がった。
この地図(ダッドレー)のが、前回の記事の日本放送協会で見ることができたあの地図である!! 1646年
天塩!! きっと天塩のことだ。テッソイ!!
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