水曜日、『紙兎ロペ』が六本木ヒルズで夕方からだったので、先に昼から国立新美術館へ。
今回はエルミタージュ美術館の優れた所蔵品の中から、
16世紀から20世紀における西洋美術の「顔」ともいうべき名作を、
その世紀を象徴するキーワードを軸に紹介。
(公式サイトより)
ということで、5章に分かれていて、なかなか見やすい展示の仕方でした。
16世紀=ルネッサンス:人間の世紀
最初にティツィアーノの《祝福するキリスト》がお出迎え
中でも目を引いたのはやはりスケドーニの《風景の中のクピド》
カ、カワイイ…ふくふくツヤツヤしたキューピッドが
意味ありげにこっち見てる~。
17世紀=バロック:黄金の世紀
ルーベンスは《虹のある風景》より《ローマの慈愛》に目が釘付け。
餓死の刑を宣告され投獄された父親に乳を与えている娘って…
古代ローマの故事をモティーフに「キリスト教的慈悲」を表現してるらしいけど
生々しくてちょっと嫌悪感がw
アンソニー・ヴァン・ダイクの《自画像》は
画家らしからぬカッコ付けでヒューヒューッ!!二枚目ですな~
バロックといえばやはりレンブラント・ファン・レイン
この《老婦人の肖像》は他の絵が金色のゴージャスな額で飾られてたのに対し、
重厚な漆黒の額縁。
しかし圧倒的なインパクト!!
18世紀=ロココと新古典派:革命の世紀
バロックの区画から一変
ブーシェの《クピド》が目に飛び込んできます。
余計に鮮やかに感じられる~。
でもこのクピドよりスケドーニのクピドの方が好みだわ。
エカテリーナ2世のお気に入りヴォルテールを画いた
ジャン・ユベールの《ヴォルテールの朝》はちょっと笑っちゃうよ。
肖像画の一つなんだろうけど、ズボン脱いでるとこなんか絵にするのかw
出た!テルマエw
ユベール・ロベールの《古代ローマの公衆浴場跡》
ゲランの《モルフェウスとイリス》はデカい!そして3Dのように見える!
少し横に回って見ても飛び出す画像のようだった。
SDでこの構図作ったらエロそうだなぁ。
18世紀の最後はオーラス・ヴェルネの《死の天使》
この構図、誰かマンガで使ってそう。
死神じゃなくて天使だから黒い羽が…
19世紀=ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀
フランツ・クサファー・ヴィンターハルターの《女帝マリア・アレクサンドロヴナの肖像》
このレース使いのドレスは凄い。
レースのふわふわと宝石の硬質感がいつまでも見ちゃう。
ジャン=レオン・ジェロームの《仮面舞踏会後の決闘》
オペラのワンシーンのようなドッラマチックな構図。
物語を想像してしまう。
ジェイムズ・ティソの《廃墟(内なる声)》も大きくて迫力ありました。
茨の冠のイエスに寄りかかられてコエ―よ。
セザンヌの《カーテンのある静物》
教科書の写真で見るのとはやっぱ違うのだが、
19世紀印象派モネとかルノワールとかのボヤっとしてる絵は
お好みじゃないんだよね~。
20世紀=マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀
今回の目玉、マティスの《赤い部屋(赤のハーモニー)》
この辺になると実物見ても素晴らしさがよくわからないw
色使いはスゲーなと思うけどね。
キュビズムも面白いけどわかんね~w
美術史が分かってなくても、なんとなく流れが見えて面白かったです。
エルミタージュの所蔵品を日本で見る事が出来るのはとってもうれしいんだけど、
やっぱり、エルミタージュに行ってみたいなぁ。
あのゴージャスな空間で見る絵画は格別だろうな。
お土産は切手
チェブラーシュカが可愛い
日本郵便って印刷してあるから実際に使えるんだよね?