舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

インド映画とDJオズマ

2007-01-06 23:59:16 | ダンス話&スタジオM
今日はスタジオの初レッスンでした♪
土曜なので夜のみ、ボリウッドとフラです。
そして、ボリウッドは旧年中に終わった曲をおさらいする傍ら、新曲に入りました。

ボリウッドの新曲の選曲と振り付けを考えるため、年末年始にいろんなインド映画を観ました。
インドの娯楽映画には、何の脈絡もなしに突然ダンスシーンが挿入されるという独自の現象があります。
それも、登場人物が思いのたけを歌で吐露しつつちょこっと踊る程度の生易しいものではなく、どこからともなく数十~百人のダンサー集団が現れて一大ミュージカルシーンが炸裂します
このシーンのダンスをさして「ボリウッドダンス」と呼んでいるわけですね。

ボリウッドダンスの特徴といえば、お姫様のような絢爛ドレスとは裏腹に相当はっちゃけた踊りを踊るというのも特徴ですが、もう一つ主だった特徴に、「撮影当日に現場で振付→リハ→本番が行われる」というものがあります。
あるカットのダンスをこの流れで撮った後、次のカットのためのセット替えをしている間に、俳優とバックダンサーたちは次のパートの振りを覚えておくのだとか。

そのため、ダンスシーンの振り付けはけっこう簡単で分かりやすいものが多いですね。
バックダンサーをよく見るとあまり揃っていなかったりもします(笑)。まあ、その場その場で振り付けを覚えているんだから、しょうがないですな。
例外はインド女優のアイシュワリヤ・ライさん。この人のダンスのレベルときたらそうとう高いですよ。インド古典舞踊の造詣も深そうです。だから彼女の主演作品のダンスは、おしなべてかなりレベルが高いです。

そんなインド映画の群舞シーンを見ながら、私はハタと思い当たりました。
この構図ってまさしくDJオズマなのでは....!!!
大量のダンサー、中央の主役、覚えやすい繰り返しのメロディー、そして一目で覚えられる単純な踊り。なにかとインド映画です。
昔からインド映画の影響を受けたといわれるアーティストや作品は多いのですが(マイケル・ジャクソンやビョークもそうだと言われてます)、DJオズマさんもそれに連なる一人なんじゃないでしょうか。いえ、そうに違いありません...っ!!!

もちろんインド映画にはあんな脱ぎシーンはありませんけどねー(笑)
あんなって、言うまでもなく紅白のあの問題のシーンです。いやあ、アレは凄かった。うちでは衛星で見てたのでボディースーツと一目瞭然でしたが、地上波で見た人じゃ確かに、ほんとに裸だと思っちゃってもしかたなかったよなあ。
マミちゃんなんてアレ見てるときから「こりゃ抗議が殺到するだろうね~」とか言ってました。

はたして予感は的中(笑)。NHKには24時間で750件もの抗議が寄せられたとか...。
慌てて子供をお風呂に行かせたなどという人までいたのには笑っちゃいました。
そういう過剰に臭いものにフタ的な育て方をしてると、却って不適切な方向に興味津々の子供になりそうな感じがします。

しかし、そんな笑い事ではすまされないのが事後のNHKの対応じゃないでしょうか
おいおい、なんだってあんなに女々しいんだー!?!?!?

そもそもDJオズマさんのあの曲は「脱ぎ」が入るのが定番になってる曲です。
他局でパフォーマンスしたときだって脱いでましたよ。
だから「あんなことやるなんて思わなかった」なんてうじうじ言い訳しても誰も信じませんって。
そういう人を出すと決断した限りは、最後まで自分の決断に対して責任を持ってほしいものです。

確かにあのパフォーマンスは上品とはいえませんが(「脱ぎ好き」のウチだって真似する気はまったくありませんぞ)、それをいったらNHKの中にだって品のない言動で不祥事を起こした人がいたはず。
彼ら「内部」の人についてのお詫びや、本人に対する抗議はろくにしてないくせに、「外部」のオズマさんや事務所に対してはいっちょまえにするってのはどうなのでしょう。
だいいち、同じ品のない行いでも、オズマさんには「客を驚かせよう」とか「面白がらせよう」という意気があるだけ、利己的な理由から不祥事を起こした人よりはマシではないかという気がします。
実際にはマズイものを見せちゃったわけではないですし。

だからNHKは「紛らわしいものを放送して視聴者を困惑させた」ことのみ、ごく簡潔にお詫びすればよかったのじゃないかと思います。

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