華麗なる名門女子大

今日のTBS『ぴったんこカンカン』で、キムタクが東京女子大に来ました。

あいにく私は見ることができず、放映後に生徒さんから聞いて初めて知ったのですが、なななんと華麗なる名門女子大なるふれこみで登場したのだとか!!!
う、嬉しい。キムタクの新ドラマ『華麗なる一族』との語呂合わせだとわかってても、マジで光栄です。
私がその名門女子大の末席を汚してる気がしないでもないですが（汗）。

キムタクの顔しか見てなかった人も多かったのではないかと察せられますが、少なくとも教えてくださった生徒さんは、「東京女子大って綺麗なのねえ!!」とおっしゃってくれました。
そうなのです。老舗の大学のわりには小さいけれど、うちの大学は歴史的に重要な建物が林立していることで、建築のプロの方のあいだでも有名なのですよ。
本館（旧図書館）など、そのうちのいくつかは文化財に指定されているほどです。
なんでも外国人建築家の設計により、建設当時の先端技術によって建てられた建物ばかりなんだとか。
チャペルも素敵だし、「明治の館」のような瀟洒な洋館ライシャワー館もあります。おまけに或るエリアにはカエルもいます。ほんとにすばらしい大学なのです。

そんな大学のいくつかの校舎が、取り壊しの危機にさらされているという記事を、先日新聞で読みました。
先輩の瀬戸内寂聴氏もお使いになっていたという寮のほか、私が体育の授業で通っていた旧体育館も、取り壊される予定なのだそうです。
この旧体育館というのが古いながら洒落た造りで、運動場の部分が階段数段分低い位置にあり、観客席代わりにこの階段に腰掛けて社交ダンスのデモなどを見られるようになっています。
個人的にはいわゆるフツーの体育館である新体育館より、こちらの方が好きでしたね。

現図書館や情報処理教室など、新しい建物もそれはそれで綺麗で便利ですし、たしかにうちのキャンパスは面積も小さく手狭になってきたのはわかるんですが、緑豊かな構内と調和しているのは明らかに旧い建物の数々であり、利便性のためにあの景観を損なうのは惜しい気がします。
「耐震強度に不安がある」といっても、補強することだってできないわけはないと思うのですが...。

比較的新しい建物と正面玄関近くに集中した建物群には、屋根付きの通路が張り巡らされて雨のときはとても便利です。
でも、時間のあるときはわざと林に分け入って、構内を散歩しながら移動していた私。
取り壊されるという建物は、そういう林の中にゆったり点在しています。
末席を汚す身で意見するのもアレですが、ぜひあの豊かな環境を後輩のためにも散歩に来る一般の方のためにも残しておいてほしいものですね。