The Pussycat Dolls

私とマミちゃんはかなりのエロ好きです。

はい、そんなこととっくにバレてますね。バレてるので断る必要もないとは思いますが、一応断っておきますと、これはあくまでも音楽やダンスの話。二人とも人間的には色気も素っ気もありません。

マミちゃんはとりわけ筋金入りで、幼少のみぎりエロいラテン音楽にあわせて椅子の上で踊り狂って転落し骨折したという、凄いんだかアホなんだかわからない伝説の持ち主です。

もう少し年を取って中学に入ると、今度は学校で網タイツでテキーラを踊りました。
ン十年前の栃木県でですよ。いったい何考えてんでしょうこの人は。でも、この行為はそうとう衝撃だったらしく、未だに覚えているという人もいらっしゃいまして、彼女はうちの生徒さんです。まったく、世の中どういう縁があるかわかりません。

そんなマミちゃんの伝説に比べたら、私が初めて色っぽいと言われたのは3歳のときだったことも、高校でベリーダンスを踊ったことも、余り大したエピソードではありませんが、好みの点でいちおう私も同じ系譜を辿ってます。

現在ウチでやっているフラもベリーダンスももちろんボリウッドも、色気は重要な要素です。表現方法は違えど、何を踊るときも「品良くしかも色っぽく」を理想に掲げているのでございます。

さて、かような趣味の我々が最近お気に入りのアーティストこそ、The Pussycat Dolls（ザ・プッシーキャット・ドールズ）なのです。
MTVで流れたプロモーション・ビデオに一目惚れし、さっそくアルバムとDVDを買い漁りました。

プッシーキャットドールズ（以下PCD）は、バービー人形級のきれいどころのお姉さん6人組のユニットです。
黒髪金髪赤髪と、あらゆるタイプの美しいお姉さんが揃っている上、全員がかなりレベルの高いダンサーです。
しかもそのダンスがエロい。とにかくエロい。
パーや椅子を多用したそうとう挑発的なダンスで、服装もそれに相応しく、たいへん結構な露出度です。
まあ、体型がエロいというよりはモデルっぽい痩せ形のプロポーションなので、いくらダンスや服装が挑発的でもとっても綺麗に収まっていて、生々しくはないんですけどね。
同じ踊りをビヨンセお姉様のゴージャスボディで踊ったら、放送禁止スレスレです（個人的には見たいですが）。

しかしライブ映像を見ると、夢中になって歓声を上げているのはみな女性。
それもそのはず、PCDの色っぽさは男性に喜ばれるような類いではなく、倖田來未も真っ青のエロかっちょよさなのですから!!
PCDのメンバーはみなさんぜひやり方を教わりたいくらい見事なバッチリメイクなのですが、ロンドン公演に集まったファンの人たちは化粧も濃くないごく普通の女性ばかり。中には年端のいかない女の子までいます。
しかし、あのエロい踊りを子供にも見せるとは、なかなかやるなロンドンっ子。いやほんと、昨日も言ったけれど本当にまずいものを見せてるわけじゃないのなら、ぜひ子供にも隠さず見せるべきだと思います。

ジャンルは全く違いますが、そんな誰でも楽しめるPCDのパフォーマンス映像を見て、自分のダンスのインスピレーションをもらっておりますです。