三月三日 に 三十三間堂

2025-03-25 | 京都が好き

今回の旅のテーマのひとつである「ひなまつり」

あいにくの雨でしたが、早起きして元気に出発しました

 

 

蓮華王院 三十三間堂(1164年 造営 80年後に焼失し再建)

 

 

「春桃会」(もものほうえ)

この日のみ授与される御朱印は雛飾りの切り絵で、女性の御守りも当日限定。

 

 

少し小降りになった頃、三十三間堂を後にして清水寺方面へ

 

 

二寧坂(二年坂)

この場所って、サスペンス劇場に登場したような??

 

 

PETER RABBIT  SHOP & BAKES (2023年~)

京都を愉しむ外国人観光客も、あら!とばかりに足を止めてパチリ 

 

 

 

冷えた体を温めたく、熱いカフェオレを注文。。もちろんお菓子も

混雑を予想していたのですが、途中まで貸し切り状態でした。

 

 

ピーターラビットの仲間たちも、京都らしいお庭に馴染んでいましたよ

 

昨日の今日でさすがに歩き疲れ、ランチを求めて高島屋へ

 

お店の雛飾りの前で、ちょっとおすまし秘書にゃんこ

 

この日はデパ地下で夕食を買い求め、早々にホテルに戻りました。

 

 

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京野菜を味わうランチ に、

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東博 から 京博 へ

2025-03-22 | 美術館 博物館

東京国立博物館を訪れた翌週、京都国立博物館に参りました

今回の旅のテーマは『ひなまつり』そして『ヴォーリズ建築』

東京はあんなに暖かかったのに、まるで季節が逆戻りしたような京都の寒さ。

週間天気予報を見て覚悟はしていたのですが、 の手放せない5泊6日の旅でした。

 

京都駅に着くなり、バスに乗って京博へ

 

京都国立博物館

 

ご存知の方もおいででしょうが、道路を隔てた向かい側が三十三間堂なんです。

三十三間堂といえば、縁起の良い「三」が並ぶ3月3日に雛祭りの行事でにぎわいます。

この日は3月2日。

逆に3月3日は月曜日で京博が休館となるため、二度に分けることにしました。

 

 

『雛まつりと人形』(明日3月23日まで開催)

 

関西地方では古来の儀式にならい、向かって右が雄雛で、雌雛は左。

関東では、昭和天皇即位の礼において天皇陛下が皇后陛下の右にお立ちあそばしたことから、

このポスターとは左右逆に飾るのが一般的なようです。

見事な段飾りを鑑賞しながら、お雛様は高い所が苦手ではないのかしらと余計なことを思い、

一方、御所をイメージした御殿飾りは低い位置にお雛様や調度品が並ぶため、

まるでドールハウスのように可愛らしく、しばし足を止めて見入りました。

 

 

京博から鴨川沿いに北上し、本で読んで訪れようと思っていた祇園のお店でお昼。

 

京都名物 壱錢洋食

なんかイメージが違いましたが、せっかくなので入店。

 

 

ソースをかければ「洋食」と言われていた時代に、壱錢で食べられた庶民の洋食。

ちなみに相席?のマネキン人形は「北川景子」という名札をつけていました

なんとも言えない居心地で、急いで食べて早々に退散

 

鴨川を渡ったところ、高瀬川沿いにある「喫茶ソワレ」でひと休み。

 

喫茶ソワレ(昭和23年)

毎年、日本橋三越本店にイートインコーナーが出店しますが、やはり本店。

 

 

店内は青色の照明

青い光は、女性を美しく、男性を若々しく見せる効果があるとか

写真ではブルーに見えますが、販売50周年を迎えた色とりどりのゼリーポンチ

 

外に出ましたら、やはり雨

市役所近くのホテルまで歩いて、この日の歩数は約20000歩

明日に備えて早めに休みます

 

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喫茶ソワレの外観 に、

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『ゴールデンカムイ』と『東博 アイヌと琉球』

2025-03-17 | 美術館 博物館

本が好きで、それはもう趣味というより生活の一部ですが、実は漫画も大好きです

少し前に話題になった『ゴールデンカムイ』全31巻を読みました。

金塊を巡る壮大なバトルの舞台は、日露戦争後の北海道と樺太。

史実と、土方歳三が生き延びていたなどのファンタジーを織り交ぜた作品の中で、

私が特に惹かれたのは、アイヌの人々の民族文化。

北海道で育ちながら、社会科の授業で教わった程度の知識しかありませんでしたが、

アイヌの文化や風習が丁寧に、そしてリアルに表現されているという評判通り、

自然と共生する逞しさや受け継がれる知恵を、興味深く読み進めました。

 

漫画のアイヌ語監修者による考察本も読了。

表紙の絵は主要登場人物であるアイヌの少女 アシパ ちゃん。

(「リ」が小文字なのはアイヌ語の発音に近づけるため)

 

東京国立博物館で『アイヌと琉球』が開催されていると聞いて、行ってまいりました

 

上野公園の西郷さんと愛犬ツンの像

ツンの顔の前、遠方にスカイツリーがご覧になれますでしょうか。

 

 

ぽかぽか陽気のなか上野公園を歩いていますと、博物館が見えてきました。

 

 

東京国立博物館 本館(日本ギャラリー)

創立150余年 収蔵品約12万件 展示館6館

 

アイヌといえば北海道独自の民族と思い込んでいましたが、

北はサハリン・千島から、南は東北地方の北部まで。

ひとくちにアイヌ語といっても、どれが標準語か方言か分からないほど種類があり、

文字を有しません。

会場には、アイヌの人々が日々の暮らしの中で用いてきた生活用具や衣服、

武具や祭祀具などが数多く展示されていました。

北海道と樺太で形状や彫りの異なるマキリ(小刀)から、分布の広さを感じました。

 

上野から新大久保に移動しました

 

第一次韓流ブームの頃に比べ、世代が二つくらい若返ったようです。

 

 

新大久保駅の近くにある、都内で唯一のアイヌ料理店

ちょうどお昼時でしたし、珍しいお料理をいただくつもりでいたのですが、

外食や旅行をひとりで出来る私も、居酒屋などお酒を提供するお店は入りにくく、

そのまま新宿方面に向かうことにしました

 

 

新大久保と新宿歌舞伎町の中間にある「新宿区立 大久保公園」

 

 

東日本大震災の後、友人に誘われて、この公園でボランティア活動を行いました。

新大久保で飲食店を営む方々と共に、ここにテントを張り韓国料理の屋台を設え、

私は「チャングム」の世界を思い出させる「宮廷料理とお菓子」の売り子を担当。

当時 に勤めていた私は「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を

新鮮に感じながら声を張り、日本や韓国のお客様に応対したものです。

 

歌舞伎町を通り抜けますと、新宿駅東口。

 

この翌々日、新宿アルタは45年間の歴史に幕を下ろしました。

昔、「笑っていいとも!」を観覧しに、友人と来たことを思い出しました。

左のビルでは、三毛猫さんがいつものように戯れていますよ。

 

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東博前の桜 に、

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ミモザの日 と 2月に読んだ本

2025-03-08 | 本が好き

今日 3月8日は「ミモザの日」そして「国際女性デー」

 

帝国ホテルの小さなロビー装花

【国際女性デー】

「国際婦人年である1975年3月8日に国連で提唱。1977年の国連総会で議決。

ミモザの花がシンボルとして親しまれています」(内閣府 男女共同参画局)

 

 

昨年は「蔵前神社(東京都 台東区)」でミモザと蔵前桜を堪能しましたが、

今年は「京都府立植物園」へ。

ところが、まだまだ蕾が多かった上、あいにくの雨降り

 

 

でも、おかげで秘書にゃんこと二人占め

 

広大な植物園の中にある童話のような一角は「きのこ文庫」

きのこの扉が開いた所に、本がご覧になれますでしょうか。

書庫は四つあり、収納されている2400冊は自由に閲覧可能。

職員さんが本の定期点検を行っていたところ、英語の本を発見。

外国人観光客が読み終えた本を棚に入れたのだろうと思っていたら、

なんと、本の間にビル・ゲイツさんからのメッセージが

「あなたが手にしているのは、世界の100箇所に私が置いた5冊のうちの1冊です。

この本もあなたのお気に入りの1冊になるかもしれません。  ビル・ゲイツ」

どうやら、クリスマスプレゼントとして、世界中にそっと配架しているそうですよ。

他の書庫も探したところ、最後の1冊と共にに小さなかわいい妖精の人形が見つかったとか

 

 

【2月に読んだ本】

『人魚が逃げた』(著:青山 美智子)

表紙は「銀座和光」に見立てた本で、背景はティファニーブルーの空。

「見立て」といえば、ミニチュア写真家であり見立て作家の田中達也さん。

表紙のフィギュア達が本書の登場人物という、青山さんと田中さんのコラボも楽しめます

青山さんの新刊は、銀座の街中を人魚姫が逃げるという、メルヘンチックなファンタジーの世界。

「2025年 本屋大賞」に、5年連続でノミネートされました

 

 

ティファニー、大好きです

 

 

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雨に濡れる きのこさんたち に、

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札幌 昔の街並み

2025-02-27 | 本が好き

「札幌出身です」と言いますと「スキーがお上手でしょう」と言われ、その度に肩身の狭い思いをします。

「体育」は冬になれば球技も跳び箱もなく、近くの山に登っては終日「スキー授業」となり、

憧れの君が雪煙を舞い上げて滑降する姿にときめいたものですが、自分が滑るのは苦手なんです~

 

北海道銘菓「山親爺」

くまさんでも、鮭を背負ってストック無しでスイスイ滑れるというのに

 

 

札幌について書かれた本を読みました。

 

『札幌 解体新書 世界一やさしい札幌の教科書』(一般財団法人 えぞ財団 2024年発行)

 

読み進めるうちに、黒澤明監督が映画『白痴』のロケ地として札幌を選んだと知り  を購入。

 

『白痴』(昭和26年)

左から 三船 敏郎 森 雅之 原 節子

森雅之氏は有島武郎の子息であり、札幌市内の有島邸(大正2年)は映画のロケ地になりました。

現在は「札幌芸術の森」に、当時のまま移築復元されています。

 

 

「はつとり和光」は「銀座和光」と思い、舞台となった邸宅の家具調度品に目を凝らしたのですが、

何しろ画面が暗くて黒くて、何が何やら??

 

 

3代目の札幌駅舎(明治41年)

映画が公開された年に4代目の建設が始まりましたので、映像として残っているのは最後かと。

模して建てられた3代目駅舎を「北海道開拓の村」の正門に見ることができます。

 

 

札幌駅前「鉄道管理局」(映画撮影の5年後に焼失)

 

「停車場通り」(現在の「札幌駅前通り」)

吹雪の日を待って撮影したそうです

 

 

古い冊子を入手しました。

 

『札幌』(岩波書店 昭和32年発行)

 

札幌駅前

昭和32年といえば「さっぽろテレビ塔」が完成した年です。

地下鉄が開業するのはこの14年後、札幌オリンピックを控えた1971年の暮れです。

 

ドストエフスキー原作の舞台である、帝都サンクトペテルブルク。

黒澤監督がインスピレーションを得たという、当時の札幌の美しい街並みを想像しています。

 

 

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札幌の珈琲「森彦の時間」

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