本が好きで、それはもう趣味というより生活の一部ですが、実は漫画も大好きです
少し前に話題になった『ゴールデンカムイ』全31巻を読みました。
金塊を巡る壮大なバトルの舞台は、日露戦争後の北海道と樺太。
史実と、土方歳三が生き延びていたなどのファンタジーを織り交ぜた作品の中で、
私が特に惹かれたのは、アイヌの人々の民族文化。
北海道で育ちながら、社会科の授業で教わった程度の知識しかありませんでしたが、
アイヌの文化や風習が丁寧に、そしてリアルに表現されているという評判通り、
自然と共生する逞しさや受け継がれる知恵を、興味深く読み進めました。

漫画のアイヌ語監修者による考察本も読了。
表紙の絵は主要登場人物であるアイヌの少女 アシリパ ちゃん。
(「リ」が小文字なのはアイヌ語の発音に近づけるため)
東京国立博物館で『アイヌと琉球』が開催されていると聞いて、行ってまいりました 

上野公園の西郷さんと愛犬ツンの像
ツンの顔の前、遠方にスカイツリーがご覧になれますでしょうか。

ぽかぽか陽気のなか上野公園を歩いていますと、博物館が見えてきました。

東京国立博物館 本館(日本ギャラリー)
創立150余年 収蔵品約12万件 展示館6館
アイヌといえば北海道独自の民族と思い込んでいましたが、
北はサハリン・千島から、南は東北地方の北部まで。
ひとくちにアイヌ語といっても、どれが標準語か方言か分からないほど種類があり、
文字を有しません。
会場には、アイヌの人々が日々の暮らしの中で用いてきた生活用具や衣服、
武具や祭祀具などが数多く展示されていました。
北海道と樺太で形状や彫りの異なるマキリ(小刀)から、分布の広さを感じました。
上野から新大久保に移動しました 

第一次韓流ブームの頃に比べ、世代が二つくらい若返ったようです。

新大久保駅の近くにある、都内で唯一のアイヌ料理店
ちょうどお昼時でしたし、珍しいお料理をいただくつもりでいたのですが、
外食や旅行をひとりで出来る私も、居酒屋などお酒を提供するお店は入りにくく、
そのまま新宿方面に向かうことにしました 

新大久保と新宿歌舞伎町の中間にある「新宿区立 大久保公園」

東日本大震災の後、友人に誘われて、この公園でボランティア活動を行いました。
新大久保で飲食店を営む方々と共に、ここにテントを張り韓国料理の屋台を設え、
私は「チャングム」の世界を思い出させる「宮廷料理とお菓子」の売り子を担当。
当時
に勤めていた私は「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を
新鮮に感じながら声を張り、日本や韓国のお客様に応対したものです。
歌舞伎町を通り抜けますと、新宿駅東口。

この翌々日、新宿アルタは45年間の歴史に幕を下ろしました。
昔、「笑っていいとも!」を観覧しに、友人と来たことを思い出しました。
左のビルでは、三毛猫さんがいつものように戯れていますよ。
お読みくださいまして、ありがとうございます。
東博前の桜 に、
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