紅茶が好き*9 ティーバッグ 名前

2019-06-28 | 紅茶が好き
 とかく紅茶は、茶葉で淹れるのが正しくて美味しく、

簡単に淹れられるティーバッグはインスタントのように思われがちですが、

なかなかどうして (*^▽^*)

茶葉を量ったり茶殻の始末が省けるティーバッグは、便利なだけでなく、

丁寧に淹れればリーフティー同様、美味しく味わうことができます。


 そんなティーバッグについて、これから何回かに分けてご紹介します。


     
     かつては国内で20店舗を誇ったアンナミラーズも、今は高輪店のみ
     ティーバッグ入りのポットでたっぷりいただきました


 さて、「ティーバッグ(Bag)」という名前は文字通り「紅茶の袋」ですが、

中には「ティー パック(Pack)」と言う方がいます。

これは最初にそう聞いたのか、はたまた「紅茶の包み」とお考えなのか??

まあ、この辺りは理解できなくもないのですが、

何を勘違いしたのか、「ティー バック(Back)」と呼ぶ方も

たしかに、小さな「ッ」の後に来る濁音は言いにくいため、

「ハンドバッグ」を「ハンドバック」、「ベッド」を「ベット」と言いがちですし、

「ティーバック」は和製英語ですので、外国で恥をかくことは無いと思いますが


     
     それぞれに TEA BAG と書かれているのがご覧になれますでしょうか?


 ちなみに、個包装されていない茶葉は「ルーズリーフティー(Loose Leaf Tea)」

「ルーズリーフ」と聞くと、用紙を取り外せるノートを思い浮かべるでしょうが、

穴の空いた用紙は Loose Leaf Paper  そしてノートは Loose Leaf Notebook

つまり紅茶もノートも、まとまっていない状態といったところでしょうか。


     
     「魔法のような美味しさ」と言われるHarrods No.14 LOOSE LEAF TEA


 梅雨らしい日が続きますので、お体を大切に

またお目に掛かります


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紅茶が好き*8 スプーン

2019-05-28 | 紅茶が好き
 「令和」を迎えて早ひと月。

皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。


 新しい時代も「紅茶」について語って参ります

今日お伝えするのは「スプーン」

「スプーン」と言っても、調理に必要な計量スプーンと食事で使うスプーンがあるように、

紅茶の場合には、茶葉を量るのが「キャディスプーン」、

そしてカップの紅茶をかき回す「ティースプーン」とがあります。

「キャディ」とは、17世紀半ば~19世紀半ばの紅茶が貴重品であった時代、

鍵をかけて茶葉を保管した木製の箱「キャディボックス」から来ているようです


 さて、私は2種類のキャディスプーンを愛用しているのですが、

実のところそれぞれの容量を知らないまま、その時の気分で使っておりました


     
     手前左 : アフタヌーンティーリビング製
     その右 : マリアージュフレール製


 そこで今日は調理用の計量スプーンを基準にして、分量を比べてみることにしました。


     
     右下の大きい方から時計回りに、
     1 テーブルスプーン(15 ml) = 大さじ
     1 ティースプーン  (7.5 ml) = 中さじ
     1/2 ティースプーン (5 ml) = 小さじ 
     1/4 ティースプーン(2.5 ml) = 茶さじ
     
     日本における分量であり、国によって異なります。



     
     1 ティースプーン(7.5 ml)に茶葉を入れてみました。
     液体と違って茶葉は隙間がありますので、正確とは言えませんが、
     これくらいの量が紅茶1杯の目安と考えてみました。


     
     計量スプーンの茶葉を、アフタヌーンティーのスプーンに移しましたら、
     ご覧のように溢れてしまいました。


     
     次にマリアージュフレールのスプーンで試してみましたが、
     こちらも少しこぼれ気味。


     
     ついでにカップをかき回すティースプーンに入れてみたところ、
     こちらはスプーンが見えなくなるほど完全に溢れてしまいました。
     コーヒースプーンに比べると少し大きめなのですが・・・。


 今日は日頃から気になっていたスプーンについて調べてみました。

愛用のキャディスプーンで量る茶葉は、計量スプーンより少ないことが分かりましたが、

もちろん何人分の紅茶を淹れるか、そして使うカップの大きさによって異なりますし、

小さな茶葉なら大きな茶葉より少なめにしたり、氷で薄まるアイスティーなら茶葉の量を2倍にしたり、

そして何より自分の好みやその時の気分に合わせて加減するのが、紅茶を愉しむ醍醐味かと。

2種類のスプーンを使いこなして、文字通り「匙加減」を身につけたいものです


 ちなみに1枚目の画像にある Dilmah(ディルマ)の紅茶はスリランカ産。

他国の茶葉とブレンドせず、他国を経由することなく消費国へ直送される新鮮な紅茶です。

頂き物なのですが、その味わい深さに、ますます紅茶が好きになりました


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紅茶が好き*7 ティーストレーナー(茶こし)

2019-03-28 | 紅茶が好き
 紅茶はその美味しさもさることながら、淹れるための道具も魅力的です。

今日は、ティーストレーナー(茶こし)をご紹介します。


     
     春の花を愛でながらおままごと? 


ここでちょっと、急須の中を覗いてみましょう。


     
     お茶っ葉が湯呑み茶碗に出ないよう工夫されています。


それでも運良く?この穴をすり抜けて湯呑み茶碗に入り、しかも縦になれば、

「茶柱が立つ」といって、縁起が良いとされています。

 
 次に、ティーポットを見てみましょう。


     
     これでは紅茶も茶葉もそのままカップの中に入ってしまい、
     茶柱どころか、カップが茶葉でいっぱいになってしまいます


 そこで登場するのが「茶こし」

ポットの茶葉がカップに入らないようフィルターの役目をするのが「ティーストレーナー」

ティーバッグのように、中に茶葉を入れてカップに浸すのが「ティーインフューザー」

厳密にはそのように分けられますが、「ティーストレーナー」という呼称が一般的です。
     

     
     回転式のティーストレーナー
     ティーカップに掛けて紅茶を注ぎます。
     カップから外すとき受け皿が付いているので辺りを汚しません。
     ただし茶こしと受け皿の間が狭く、しかもクルクル回転するため、
     少々洗いにくいのが難点です。


     
     カップにのせて使う一般的なタイプです。
     使用後にのせるティーカップの形をした受け皿に一目惚れ


     
     丸い金網の中に茶葉を入れて、ティーカップに浸す「ティーインフューザー」
     パッケージには「茶こし」ではなく、「茶振り出し器」と書いてありました。
     金網の中に茶葉を入れて「ティーバッグ」のようにカップに浸し、
     チェーンで繋がっているポット型の飾りを持って引き上げます。
     その昔、「ティーバッグ」は「ティーボール」と呼ばれて丸い形をしていました。


 ひとつあれば充分なのでしょうが、デパートや紅茶専門店に行くと、

ついつい「これ下さい」と言ってしまう秘書にゃんこ、いえ、私です


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紅茶が好き*6 マグとコースター

2019-03-12 | 紅茶が好き
 気軽に使えてたくさん飲める「マグカップ」 

実は和製英語なんです。

「マグ」=「取っ手の付いた筒型の大きな カップ」という意味ですので、

更に「カップ」をつけてしまいますと、同じ言葉を重ねてしまうことになります。

ただ、言い慣れても聞き慣れてもいませんので、日本人同士なら良いと思いますけどね。


 便利なマグは私も愛用しています


     
     ディズニーランドに「初代 アリスのティーパーティー」が出来た頃、
     気に入って買い求めたのですが、大きくもなく筒型でもなく、
     これって果たして「マグ」かしら??


 このカップのように底に「スカート」があれば、テーブルに跡がつく心配はありませんが、

マグにはソーサーがありませんので、熱い紅茶を注いで直に置くと気になります。


     
     そんな時には、ティーマットがあれば安心
     秘書にゃんこにはカーペットの大きさですが、
     テーブルマット(= ランチョンマット)よりも小さいサイズです。


     
     またはコースターに置くのも良いでしょう。


 ただ、布製や紙製のコースターは、シミにならないかと別の心配があります。


     
     そこで私が愛用しているのは、裏がコルクの木製コースター。
     プラスチックのようにツルツルしているため拭くのも簡単で、
     一年中クリスマスの絵柄を愉しんでいます

 
 さて、先日、紅茶の専門店に行って参りました。

年度の変わり目に向けて少し忙しく過ごしておりますが、忙中閑あり。

美味しい紅茶を味わって、再び忙しさの中に戻りました。


     
     LUPICIA 自由が丘 本店   豊富な品揃えにワクワク


     
     クリームティー(スコーンと紅茶のセット)の美味しいこと


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紅茶が好き*5 ソーサー

2019-02-27 | 紅茶が好き
 ヨーロッパに紅茶が伝わったのは意外に遅く、17世紀に入ってからです。

当初、ティーカップには持ち手が無く、日本の湯呑み茶碗のような形をしていました。

しかし紅茶は熱いので持ちにくく、そのためにソーサー(受け皿)が誕生したようです。

とはいえ、カップが熱いことに変わりはありません。

そこでオランダの人々は、カップの紅茶をソーサーに入れることを考えました。

そしてピチャピチャと音を立ててすするのが、当時は正しい作法だったようです。

今ならお店の方が飛んできそうな飲み方ですが、持ち手がつくのは17世紀末のこと。


 紅茶を移すには、今のような浅いソーサーでは溢れてしまいます。

そのため、当時のソーサーは深く、「お皿」というより「器」に近い形だったようで、

移すことを前提に、ティーカップとソーサーは同じくらいの容量でした。


 それでは(持ち手はついていますが)、今より深いソーサーをご覧いただきましょう。


     
     ロイヤル・アルバート(イギリス)のヴィンテージです。


     
     もちろんカップの底には保温のための「スカート」があります。


     
     現代のソーサー(右)比べて、深さがあるのがお分かりでしょうか?


     
     実験用にはもったいない、ウェッジウッドの紅茶です


     
     ティーマットにこぼさないよう慎重に。。
     溢れることなく移し終えました・・・が、
     秘書にゃんこはビックリして避難したため、空席です(笑)
     そして、私、、さすがに飲めませんでしたわ


     
     再び熱い紅茶を淹れて、ショートブレッドと共にティータイム


 1杯の紅茶、ひとつの器の向こうに見える、遠い国の人々の工夫と長い歴史。

知れば知るほど奥深い、紅茶の世界です。


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