秘書検定 69*『アドバイスシート』 準1級

2015-07-22 | 秘書検定
 秘書検定の準1級と1級では、面接試験が終わった際に 「アドバイスシート」 が手渡されます。

実際には、B6版の紙に、<準1級 ロールプレイング アドバイス> と記載されていますが、

準1級の筆記試験に合格したときに郵送されてきた 「面接試験資料」 には、

「ロールプレイング アドバイスシートを渡す」 と記載されていましたので、

ここでは 「アドバイスシート」 と呼ぶことにいたします。

ただ、私が受験した当時のものであり、回を経て様式や項目が変わっている可能性もありますので、

あくまでも、求められる秘書像のイメージを捉える参考として、お読みいただければ幸いです。

ちなみに、私が受験した会場は、池袋サンシャインシティです。


 【 受け取る

 準1級の面接試験は3人一組で行なわれ、1人ずつ 「挨拶」 「報告」 「状況対応」 の課題に取り組みます。

面接官は3人で、受験者は一つの課題を終えるごとに、隣りの面接官の前へと移動します。

最後の 「状況対応」 を終えた後、「今後の参考にしてください」 という言葉と共に渡されます。

記入した部分が見えないように、B6版の用紙を、さらに半分近く折り返してある小さな紙ですが、

きちんと両手で受け取り、「ありがとうございました」 とお礼を述べて、30度の分離礼を行ないましょう。

  片手で受け取る
  無言で受け取る


 【 退室

 書かれている内容が気になるとは思いますが、折り返してある紙を開いて、その場で見るのは控えましょう。

荷物を置いてある所まで颯爽と歩き、荷物を持ってドアの前まで来たら、面接官の方に向き直って立ち止まり、

「失礼いたします」(15度の分離礼) と挨拶をして退室します。

自分でドアを開ける場合は、ドアやノブが音を立てないよう、静かに開閉しましょう。

係の方が開けてくださったら、「おそれいります」 などと小声で礼を述べて退室しますが、

この時点でも、面接官が注目していることを意識して、最後まで 「きちんと」 「丁寧に」 を心がけましょう。


 【 終了

 面接室を出るなり 「アドバイスシート」 を開いて歩きながら読んだり、他の受験者と感想を述べたりせず、

これから受験する方の迷惑にならないよう、静かに会場を後にしましょう。

胸に貼ってある 「受験番号シール」 をはずすのをお忘れなく。

合否とは関係ないでしょうが、私は受付を通る際に、係の方にもお礼を申し上げて帰途に着きました。


 【 アドバイスシートの内容

『 態度振る舞い 』  『 話し方 』  『 言葉遣い 』 について、それぞれに関する項目が並んでいて、

「世間水準を超えているレベル」 なら 「まあまあである」 に 「∧」 という記号が付けられ、

「欠けている点」 や 「必要な点」 があれば、項目ごとに 「∨」 や 「∨∨」 という記号が付けられます。

「記号の説明」 として、以下のように記載されています。

    ∨  ここに注意という意味

   ∨∨  基準と離れているという意味

    ∧  審査の結果によるという意味

「審査の結果によるという意味」 について考えてみました。

三つの課題を行なっている間、面接官の方々が言葉を交わす様子は見受けられませんでしたが、

最後の課題が終了した時点で完成しているということは、項目によって記入する人を分けているのか、

それとも、それぞれの印象や評価をメモなどで伝え合っているのか・・・。

いずれにしても、その場で話し合って書いたわけではないため、必ずしも 3人の総意とは言えず、

その後の 「審査の結果による」 のだと解釈しました。


 さて、私はいずれも 「まあまあである」 という評価を頂きましたが、どうも褒められた気がしなくて、

「まあまあ」 を辞書で引いてみましたら、「十分とはいえないが、我慢できる程度であるさま」  

「我慢」 って。。

おそらく 「1級合格レベル」 を最上と設定してあるため、準1級では 「まあまあ」 なのでしょう。



 「アドバイスシート」 には、「このアドバイスは合否には関係ありません」 と太字で書かれているものの、

面接試験を振り返り、「アドバイスシート」 を眺めては、ため息をついている方もおいででしょう。

一方で、「他人の目に、自分はどのように映っているのだろう」 と考えるには、最適な期間と言えます。

秘書検定 準1級の面接試験で、結果以外にも何かを得て、次のステップに飛躍されますようお祈りいたします。

       
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