紅茶が好き*3 ティーカップ

2019-02-14 | 紅茶が好き
 バレンタインデーはいかがお過ごしになりましたか?

秘書にゃんこは今日が blog スタート記念日

熱い紅茶を淹れて、札幌の友人から届いたお菓子を味わいながら、

blog を綴った日々を思い起こし、故郷に思いを馳せて過ごしました


 さて、今日はティーカップの形についてお話しいたしましょう。

デパートの食器売り場に限らず、身近なお店でも見かけるティーカップ。

色や柄やお値段など、お好みに合わせて選んでいらっしゃるでしょうが、

コーヒーカップとティーカップは、厳密に言えば異なるということをご存知でしょうか?


 それでは、写真をご覧ください。

30年以上前の古い品ですが、愛用の「ノリタケ スタジオコレクション」です。

同じシリーズでコーヒーカップとティーカップが揃っていますので、比較してみましょう。


     
     (左)コーヒーカップ  (右)ティーカップ


 コーヒーカップは飲み口が狭く、ティーカップは広いのがお分かりでしょう。

理由としては、コーヒーはご存知のように抽出に時間を要すため、

カップに満たされる頃には適温で味わえるので、狭くして冷めにくくする。

一方、紅茶は沸騰したお湯で淹れて、熱々の状態でサービスされます。

更に、ティーコゼー(ポットカバー)で覆えば、20分位は熱いままですので、

飲み口が少し広いくらいの方が、美味しく味わえるということです。


 もうひとつ、ティーカップの方が浅いことにもお気づきでしょう。

これは、紅茶の水色(「みずいろ」ではなく「すいしょく」と言います)は、

浅いカップの方が色鮮やかに、更にカップの内側の絵柄も美しく見えるためです。


     
     コーヒーカップとティーカップに紅茶を注いでみました。
     同じポットで同時に淹れたとは思えないほど、コーヒーカップはまるでコーヒー色。
     (手前のお菓子は「白い恋人」でお馴染みの石屋製菓「美冬」


     
     カップを裏返してみました。     

 このように正式なティーカップの底には、スカート(またはフット)と呼ばれる部分があり、

カップとソーサー(受け皿)の間に空間が出来ることで、紅茶の温度を保つと言われています。


     
     別の角度から、ティーカップのスカート(フット)を写してみました。


 今はそこまで厳密に区別しなくても、兼用のカップや大きなマグもあります

ちょっと正式にティータイムを愉しみたいという方や、

お客様を招いてティーパーティーをお考えの時に、参考にしてみてくださいね

 お読みくださいまして、ありがとうございます。
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