ヨーロッパに紅茶が伝わったのは意外に遅く、17世紀に入ってからです。
当初、ティーカップには持ち手が無く、日本の湯呑み茶碗のような形をしていました。
しかし紅茶は熱いので持ちにくく、そのためにソーサー(受け皿)が誕生したようです。
とはいえ、カップが熱いことに変わりはありません。
そこでオランダの人々は、カップの紅茶をソーサーに入れることを考えました。
そしてピチャピチャと音を立ててすするのが、当時は正しい作法だったようです。
今ならお店の方が飛んできそうな飲み方ですが、持ち手がつくのは17世紀末のこと。
紅茶を移すには、今のような浅いソーサーでは溢れてしまいます。
そのため、当時のソーサーは深く、「お皿」というより「器」に近い形だったようで、
移すことを前提に、ティーカップとソーサーは同じくらいの容量でした。
それでは(持ち手はついていますが)、今より深いソーサーをご覧いただきましょう。
ロイヤル・アルバート(イギリス)のヴィンテージです。
もちろんカップの底には保温のための「スカート」があります。
現代のソーサー(右)比べて、深さがあるのがお分かりでしょうか?
実験用にはもったいない、ウェッジウッドの紅茶です
ティーマットにこぼさないよう慎重に。。
溢れることなく移し終えました・・・が、
秘書にゃんこはビックリして避難したため、空席です(笑)
そして、私、、さすがに飲めませんでしたわ
再び熱い紅茶を淹れて、ショートブレッドと共にティータイム
1杯の紅茶、ひとつの器の向こうに見える、遠い国の人々の工夫と長い歴史。
知れば知るほど奥深い、紅茶の世界です。
お読みくださいまして、ありがとうございます。
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当初、ティーカップには持ち手が無く、日本の湯呑み茶碗のような形をしていました。
しかし紅茶は熱いので持ちにくく、そのためにソーサー(受け皿)が誕生したようです。
とはいえ、カップが熱いことに変わりはありません。
そこでオランダの人々は、カップの紅茶をソーサーに入れることを考えました。
そしてピチャピチャと音を立ててすするのが、当時は正しい作法だったようです。
今ならお店の方が飛んできそうな飲み方ですが、持ち手がつくのは17世紀末のこと。
紅茶を移すには、今のような浅いソーサーでは溢れてしまいます。
そのため、当時のソーサーは深く、「お皿」というより「器」に近い形だったようで、
移すことを前提に、ティーカップとソーサーは同じくらいの容量でした。
それでは(持ち手はついていますが)、今より深いソーサーをご覧いただきましょう。
ロイヤル・アルバート(イギリス)のヴィンテージです。
もちろんカップの底には保温のための「スカート」があります。
現代のソーサー(右)比べて、深さがあるのがお分かりでしょうか?
実験用にはもったいない、ウェッジウッドの紅茶です
ティーマットにこぼさないよう慎重に。。
溢れることなく移し終えました・・・が、
秘書にゃんこはビックリして避難したため、空席です(笑)
そして、私、、さすがに飲めませんでしたわ
再び熱い紅茶を淹れて、ショートブレッドと共にティータイム
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知れば知るほど奥深い、紅茶の世界です。
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