別に自分が住んでる地域の事じゃないから記事にする程の事もないが、渋谷のハロウィンで話題になった”路上飲酒”だが、法律で厳しく罰するべきだと考える。
TVで少し見たが、まるで映画で見るヒッピーどもが集う無法地帯。こうなるまで放っていた区長も区長だが、外国人旅行者も含め、屯する人たちもクレイジーで貧相だ。
それに、路上で酒を飲んでどこが楽しいのか?
店内でゆっくりと腰を落ち着けて飲むか、自分の部屋で大人しく晩酌した方がずっと楽しいだろう。それとも行く所がないのか?飲み友達がいないのか?いや単にお金が惜しいのか?バカなのか?
事実、多くのコメントに”罰金刑”という声が多い。
渋谷区長が”(ハロウインの時は)街に来ないで”と叫んでも、渋谷のそれも街の路上で酒が飲めると分かれば、呑兵衛らは必ずやってくる。地元住民には大きな迷惑だが、外国人や渋谷以外の人たちは物珍しさや騒ぎたい一心で集まってくる。
”日本は路上で酒が飲めて、平和な国だ”と能天気な事を言ってる外国人も含め、すぐにでも法を整備して懲罰を課すべきだ。
が一方で、日本人は非常に曖昧な民族である。”騒がぬが仏”でもないが、ほっとけば静かになるだろうとか、そこまでは大騒ぎにはならないだろうとか、今更事を荒げてもと、あまりにも平和過ぎる。
極論を言えば、飲酒運転みたいに路上飲酒に30万円とは言わなくとも、数万円程の罰金を課せばいい。ハロウインやイベントや祭りとても、街のど真ん中で馬鹿騒ぎしたら10万円程の罰金を課せばいい。
そうなれば、路上飲酒は激減するだろうし、ハロウィン騒ぎも徐々に消滅するかもしれない(多分)。大衆は現金な生き物であるし、罰金に弱い生き物でもある。
そうした懐の弱みに突け込むのも、馬鹿騒ぎから地元の住民を守る正義の剣になりうる。
つまり、騒ぎや路上飲酒が目的の質の低い?外国人観光客に媚を得る必要はない。路上飲酒は周囲の迷惑であり、そうした迷惑行為は明らかに犯罪である。
そもそも飲酒は店内で楽しむべきで、その為に店がある。外で安く酒を楽しもうという気持ちは判らないでもないが、いつから日本は路上飲み天国になったのか?
ハロウィンから角打ちへ
日本には”角打ち”という文化がある。
因みに、角打ちとは、購入した酒をその場で飲める酒販店だ。お酌などのサービスはなく、酒代は酒屋の販売価格のみ。その為、食品衛生法上の飲食店には該当しない。
一方で、角打ちの起源だが、酒屋での立ち飲みを表す九州北部地方の”方言”でもあった。
因みに、角打ち発祥の地とされる北九州地域では、製鉄所や炭鉱・港湾等で働く労働者が、仕事帰りに酒屋で酒を飲んでた事が”角打ち”として定着し、全国にその呼び方が定着していったという。但し、酒屋での立ち飲み自体は、江戸時代の風俗画や俳諧等で表現され、一般的に”升(ます)飲み”とか”升酒”と言われていた。
今でも、北九州地域では酒屋で飲む角打ち文化が脈々と続いており、北九州市内には角打ちができる酒屋が150軒近くあった。が、コロナ明けの2023年の調査では(継続が確認できたのは)”7割にあたる65店”と大きく減少した。
また、製鉄所などの配置転換等で、北九州地域から労働者の多くが千葉県などの関東地方に移転し、角打ちという言葉が全国に広がっていったとされる(ウィキ)。
因みに、冒頭のイラストは北九州市移住促進PRポスターです。
そういえば、私の田舎でもコンビニで”角打ち”してる輩を見かけた事が一度だけある。
しかし、コンビニでの角打ちは法律的にはどうなのか?私には少し疑問に思った。
角打ち自体は、酒販店でお客さんが購入した商品を店先で勝手に飲む行為だから、法的には酒販免許だけでOKという。
元々、食品を製造し、不特定多数に販売して利益を得る場合は保健所に申請し、営業許可を取得する必要があるが、酒屋の免許は税務署が許可を出すので、保健所は関係ない。
また、販売と飲食の同時進行というのも業態としてありえない。とうのも、角打ちで缶チューハイや発泡酒を100円程度で販売し、お客さんがそのまま缶で飲む業態と、冷たいジョッキに注いで350円取るのを同じ店舗で行うのは無理がある。
肝心のコンビニでの角打ちだが、店内に用意された”飲酒コーナー(イートイン)”でお客さんが勝手に飲み食いするだけなら許可等は不要とされる(YAHOO知恵袋より)。
但し、そうした飲食のスペースが用意されてないコンビニで角打ちをすれば、他のお役様の迷惑になるかもしれない。これは路上飲酒と同じ事であろうか。
2018年3月の事だが、JR博多駅前のコンビニ「ポプラ」にも”角打ち”が新設され、全国初という事で話題を呼んだ。
店内の一角に立ち飲みスペースを設け、バーテンダーが接客する“角打ちサービス”を始めた。店内に立ち飲みレトロバー”お酒の美術館”が入った事で、伝説のコンビニに進化したとの噂である。
お酒は1杯500円~5000円で約250種類あり、ツマミや惣菜は店内から自由に選べる。
但し、コンビニでの角打ちといっても、酒代が居酒屋とほぼ同じ価格帯であれば、角打ちの旨味はない。つまり、私が見た角打ちとはかけ離れてて、少し興醒めがした。
屋外飲酒の限界
一方で、それに対抗するかの様に、セブンイレブンは2018年7月より、東京の一部店頭で100円生ビール(Sサイズ)のテスト販売をすると発表したが、これも大きな話題を呼んだ。Mサイズでも190円と価格的には大きな魅力だが、本部からの指示ですぐに中止になったという。
その理由として、非常に反響があり、需要の高まりが想定された事から、”販売体制等の関係で中止という判断に至った”との事。
本当の理由が法律なのか?住民感情だったのか?またはクレームが多かったのか?
日本は(いい意味でも悪い意味でも)おおらかで、屋外のどこでもお酒を呑む事が出来るが、コンビニでの角打ちといい、生ビール提供といい、少し度が過ぎてると思えなくもない。
こうした生ぬるい島国の風潮が、今回の渋谷での路上飲酒を繁殖させたとしたら、非常に残念な事ではある。
家で飲めば、外で飲むのと比べ、とても安く付くのだが、呑兵衛は野外でも立ち飲みでも何処でも呑もうとする。
気持ちは解らなくもないが、日本はもう少し大人になった方がいいと思うのだが・・・それともお酒が人を選ぶ時代が来るのだろうか。
酒呑みというのは
意外にも1人で飲んだ方が充実する時もあります。
ジャズバーやスタンドバーなんか、基本は1人飲みです。勿論、横に魅惑の美女がいれば嬉しい限りですが、これは酒飲みだけには限りません。
一方で、ワイワイガヤガヤと集団で飲むのも楽しいですが、限界はありますね。若い頃ならともかく、歳食ってくるとストレスになる。
こうした集団呑みがエスカレートして、路上飲酒になった。路上駐車と同じで、周囲はとても同じ迷惑なはずですが・・
対策として、角打ちをオープンテラス型にして、安く提供するというのも1つのアイデアだとは思います。
しかし何事も限界があり、エスカレートすれば犯罪になる。
全ては程々なんですが・・・
外で若者が深夜屯しているのは私が住む川西市の駅前のコンビニでもあります。私は夏の間は昼間買い物に出るのが暑いから夜中や早朝に24時間スーパーに行くことが多かったのですが、早朝はともかく深夜若者が街角で屯しているのを見るのは怖いです。最近はルフィ?とかいうグループがいたりしますからお婆さんの私は殺されないかと心配をするのです。😥