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恐竜絶滅の原因
恐竜は、三畳紀に爬虫類から進化し中生代に繁栄した生物である。恐竜の大部分は白亜紀末期に絶滅したが、恐竜から分岐進化した鳥類は現在でも繁栄している。
恐竜をはじめとする大型爬虫類は白亜紀末期に絶滅し、その滅亡原因については諸説ある。もっとも、鳥類は絶滅を逃れ進化した恐竜との見方を取れば、恐竜は絶滅してはいないことになる。
短時間で滅んだとする激変説(隕石衝突説・すい星遭遇説・伝染病説など)や長時間かかったとする漸減説(温度低下説・海退説・火山活動説など)がある。
そのうち、現在最も有力とされているのは巨大隕石の衝突のパターンである。隕石衝突による恐竜の絶滅を最初に提唱したのは物理学者ルイス・アルバレスとその息子で地質学者のウォルター・アルバレスであった。
二人は1980年代に、巨大隕石の衝突による地球規模の大火災で生態系が破壊され、衝突後に生じた塵埃が大気中に舞い、日光を遮断することで起きた急速な寒冷化が絶滅の原因であると示説した。これは激変説と漸減説の複合に近い形である。
この説の根拠は、中生代白亜紀層と新生代第三紀層の間の黒色粘土層(通称K-T境界層)中のイリジウムが数十倍の濃度であること(イリジウムは地殻にはほとんど存在しないため、地球外由来と考えられる)、またユカタン半島の地下に巨大なクレータが発見されたこと、などがある。直径11kmの隕石が秒速40kmで衝突したと考えられている。
あれだけの栄華を誇った恐竜は絶滅した。しかし、なぜ他の生物は生き残ったかなど、まだ謎は残っている。この後、地球はどのような歴史をたどるのであろうか?
第一次適応放散「暁新世」
暁新世(ぎょうしんせい、Paleocene)は地質時代の時代区分の一つで、約6,550万年前から約5,580万年前までの期間を指す。新生代最古の世。古第三紀の第一の世。
前時代である中生代白亜紀には主役であった恐竜のグループは、鳥類を唯一の例外として、そのほかはことごとく絶滅している。アンモナイトも全て滅びた。陸上では鳥類と哺乳類が、海洋では魚類が放散(radiation)進化を行なったが、哺乳類はまだ原始的で小型のものが多かった。
植物は、白亜紀に引き続き被子植物が栄え、この時代にほぼ現代的な様相を示すようになった。
白亜紀末に引き続き、やや不安定であったが地球全体で気温は高めで湿度も高かった。北極・南極とも温暖で氷河の形跡は無い。
白亜紀には既に超大陸・パンゲア大陸の分裂が始まっており、暁新世ではアフリカと南アメリカは完全に離れ、アフリカと南極大陸も大きく離れていた。ヨーロッパと北アメリカはまだ陸続き状態であった。
インドは巨大な島となってインド洋上を北に向かって移動しており、全ての大陸から孤立していたので、次の時代である始新世にアジアに接近するまでは哺乳類(有胎盤類)は生息していなかった。
南極とオーストラリアは一つにまとまっていたが、これらの大陸塊が南アメリカと切り離された時期は、白亜紀末とも、暁新世に入ってからとも言われ、はっきりしない。南北アメリカが分離した時期も白亜紀末頃と考えられるが、狭い海峡で隔てられていただけであれば、動物の交流はそれ以降も継続した可能性がある。
新生代の地球温暖化「始新世」
始新世(ししんせい、Eocene)は地質時代の一つで、約5,500万年前から約3,800万年前までの期間。新生代の第二の時代。古第三紀の第二の世。
ヨーロッパと北アメリカは更に大きく離れて大西洋が拡大し、両大陸の連絡は始新世中期には絶たれたが、北アメリカとユーラシアはベーリング海方面で次第に接近し、陸橋となっていた。既に南アメリカと分離していた南極大陸・オーストラリア大陸塊は始新世半ば以降分裂した。インドはアジア大陸に接近しつつあった。
暁新世にやや低下した気温は始新世では再び温暖化に転じ、新生代では最も高温の時代になった。湿度も高かった。このため、ウインタテリウムのような巨獣も出現する。極地付近にも氷床はなく、ワニや有袋類の化石が出土している。
ウシ・ウマなどの現存する哺乳類のほとんどの祖先は、始新世の初期には現れている。ほとんどの哺乳類はまだ小型であった。クジラ類も初期に偶蹄目から分かれた。
始新世末あるいは次の漸新世初期には一時的に気温が急に低下したが(始新世終末事件)、この頃、彗星が頻繁に地球に衝突したためだとする説がある。また当時大規模な海退が起こり、海の面積が減少したのが気温低下の原因であるとも言われる。
原始的な哺乳類の多くはこの時代、後期から末期には姿を消した。そのかわりに新たな哺乳類の出現が促され、第二次の適応放散が始まったと言える。
第二次適応放散「漸新世」
漸新世(ぜんしんせい、Oligocene)は地質時代の一つで、約3,400万年前から約2,300万年前までの期間。新生代の第三の時代。古第三紀の第三番目かつ最後の世。
初期には一時気温が低下し気候が不安定になった。この気候変動は、後に述べる同時期の大海退や動物の大量絶滅と関連し、地球外に原因がある(例えば巨大隕石や彗星の衝突)とする説もあるが、確実ではない。
中期以降は温暖で安定した気候になった。しかし、従来は中新世になってからと考えられていた北極の海氷と南極大陸の氷床は、既にこの時代に形成されたとする意見もある。
大陸の分離によって、動物相には地域ごとの違いが見られるようになった。また、前の始新世に栄えた動物の多くが、始新世と漸新世の境界付近で絶滅し、それに変わる新しい種の発展が見られる。
哺乳類の進化、特に大型化が進んだ。史上最大の陸生哺乳類とされるアジア産奇蹄目(サイ類)のインドリコテリウムはその極致と言える。ゾウの仲間(長鼻目)はアフリカで進化し、大きな体躯を持ったが、まだ他の大陸には進出していない。霊長目では類人猿が大きな発展を遂げ、現在のテナガザルに似た小型の類人猿の仲間が繁栄し、アフリカからヨーロッパにかけて勢力を広げた。
現代の生物相「中新世」
中新世(ちゅうしんせい、Miocene)は地質時代の一つであり、約2,300万年前から約500万年前までの期間。新生代の第四の時代。新第三紀の第一の世。
大陸はほぼ現在の様相だが、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸は離れている。ヨーロッパのアルプス山脈と北アメリカのロッキー山脈で造山運動が始まった。日本がユーラシア大陸から分離し、日本海が形成された。
一般的に温暖であったが、南極大陸には氷床が発達・拡大していた。中新世の終わりには氷床は大陸のほとんどを覆うようになっていた。
海と陸の生物相はより現代に近づいた。オオカミ類、ウマ類、ビーバー類、シカ類、ラクダ類、カラス類、カモ類、フクロウ類、クジラ類、メガロドンなどは、中新世にすでに存在していた。
孤立している南アメリカ大陸とオーストラリア大陸のみ、異なった動物相である。
人類のあけぼの「鮮新世」
鮮新世(せんしんせい、Pliocene)は地質時代の一つであり、約500万年前から約160万年 前までの期間。新生代の第五の時代。新第三紀の第二の世であり、最後の世。気候は寒冷化しており、南極大陸は中新世よりもさらに氷床を拡大していた。北半球での氷床の発達もこの時代に既に始まっていた。
パナマ地峡が形成され、ヒマラヤ山脈の上昇が激しくなった。現代の動物相につながるものがほぼ出現している。アウストラロピテクス「ルーシー」やラミダス猿人などヒトの祖先はこの時代に誕生した。南米大陸が北米大陸に繋がったことで、多くの生物の両大陸間の行き来が可能になった。
これによって北米の生物との生存競争にさらされた南米原産の生物には衰退し、絶滅したものも多かった。例えばトクソドン、メガロドンなどが競争に敗れ、絶滅した。
氷河期の時代「更新世」
更新世(こうしんせい、Pleistocene)は地質時代の区分の一つで、約180万-160万年前から約1万年前までの期間。第四紀の第一の世。この前の鮮新世と合わせてPlio-Pleistoceneとして扱われることもある。かつては洪積世(こうせきせい、Diluvium)ともいった。
更新世のほとんどは氷河時代であった。このため、北京原人、ジャワ原人、ネアンデルタール人などヒト属は進化したが、更新世の終わり頃から、ナウマンゾウ、メガテリウム、オオツノシカ、サーベルタイガー、など大型の哺乳類の絶滅があった。
大陸の形は現在とほとんど変わらないが、氷期・間氷期の氷床の拡大・縮小による海水準変動に伴って、海岸線の位置が移動した。更新世の後期では海水準にして百数十メートルの変動があった。海水準が低下した時期は、現在浅い海である海域の多くが陸地となっていた。
気候は氷期と間氷期を繰り返した。知られているだけで7回の氷期がある。200万年前 - ヒーバー氷期、ヒーバー-ドナウ間氷期 100万年前:ドナウ氷期、ドナウ-ギュンツ間氷期 80万年前:ギュンツ氷期 50万年前:ギュンツ-ミンデル間氷期、ミンデル氷期 40万年前:ミンデル-リス間氷期、リス間氷期 25万年前~12万年前:リス氷期 7万年前:ヴュルム氷期(最終氷期)、リス-ヴュルム間氷期 2~1.8万年前:最寒冷期 1.4~1.2万年前:古ドリアス期(小寒冷期)
人類の文明開化「完新世」
完新世(かんしんせい、Holocene)は地質時代区分(世)のうちで最も新しいもの。第四紀の第二の世であると同時に、現代を含む。かつて沖積世(Alluvium)と呼ばれた。
最後の氷期が終わる約1万年前から現在までの時代。その境界は、ヨーロッパにおける大陸氷床の消滅をもって定義される。
期間が短いため大規模な大陸の移動などはないが、完新世の初期には、大陸氷床の融解によって海面が130m以上急激に上昇した。特に完新世の気候最温暖期と呼ばれる時代には、現在より3mから5mほど海水準が高かったとされる(縄文海進)。その後、海面は緩やかに下降し、海水準は直近のここ2,000年ほどは比較的安定している。
完新世の初め頃、大きな川の流域などで、徐々に人類が文明を築き始めた。一方人類の乱獲や環境の変化が原因で、マンモス、モア、ドードーを始め多くの動物が絶滅しており、これを「完新世の大量絶滅」と呼ぶ人もいる。
定義の変わった新「新生代」とは何か?
新生代は現代から新しい順に、第四紀、新第三紀、古第三紀の、3つの時代に分けられる、6500万年前までの時代をいう。それ以前は中生代である。この第四紀・第三紀の呼び方は、以前、地質時代を第一紀・第二紀・第三紀・第四紀の4つに分けていたから。現在、第一紀・第二紀はない。
新生代全体は、恐竜が絶滅してから現代に至るまでの時代である。ひと言で言えば哺乳類と鳥類の時代である。
しかし、新生代初期には温暖な時期もあったが、氷河期や間氷期などの気候変動や巨大隕石や彗星の衝突などに伴う生物の大量絶滅などがあり、生物層と気候などの関係で、新生代はさらに、完新世、更新世、鮮新世、中新世、漸新世、始新世、暁新世の7つの紀に分けられている。
現在、新生代第四紀に「完新世・更新世」、新第三紀に「鮮新世、中新世」、古第三紀には「漸新世、始新世、暁新世」が区分されている。
一方、この区分のしかたにはいろいろな意見があり、特に第四紀の専門家の間では、鮮新世の最上部のジェラシアン(Gelassian)期を第四紀に含めるが、第三紀の専門家はこれを第三紀に含めるという、意見のくいちがいがあった。
2009年6月、万国地質学会議 (IGS)において、第四紀・更新世の定義について鮮新世の最上部のジェラシアン(Gelassian)期を第四紀に含めることが決まったばかりである。
参考HP Wikipedia「新生代」「完新世」「更新世」「鮮新世」「中新世」「漸新世」「始新世」「暁新世」「恐竜」
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