神の創ったしくみ「セントラルドグマ」
現在では生物はすべて、DNAやRNAという設計図を持ち、自己と同じ体を複製し生命を次に伝えることが分かっている。これはセントラルドグマと呼ばれる。セントラルとは中心、ドグマとは宗教における教義のことであり、セントラルドグマは、「分子生物学の中心原理」または「生物学の中心教義」である。
すなわち、DNAポリメラーゼによって複製されたDNAは、RNAポリメラーゼによって転写されてRNA(mRNA)が合成され、転写されたRNAはリボソームに結合して翻訳され、運搬RNA(tRNA)と結合してたんぱく質が合成される...という仕組みが分かっている。遺伝情報は「DNA→(転写)→mRNA→(翻訳)→タンパク質」の順に伝達されるのが、分子生物学の概念である。
セントラルドグマ(central dogma)は、まさに、これは神が造ったとしか思えない仕組みであり宗教的な意味を感じずにはおれない。
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