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インド哲学

2010-06-25 | Yoga
インド哲学において有名な哲学の先生が何人かおられるが、本を読んでも僕の頭ではさっぱり理解出来ず。
お坊さんが書いた、般若心経の訳本を読んでも、全く腑に落ちず。

だいたい、僕の頭の中には漢字文化がないようで、漢訳の和訳本は、睡魔と戦うだけになってしまうようです。

やはり、サンスクリットと格闘して原書を解読する方が何倍も楽しいもの。

むかしむかし、サンスクリットを伝承する人たちをバンディットと呼んだ時代には、バンディットたちはその知識をお金と引き換える事を恥ずべき事とされたそうです。

その分、バンディットは余裕がある人たちが養ってくれる部分もあったそうだから、生活にはあまり困らなかったとも。
だから、今まできちんと伝承されてきたわけで、そのお陰で、われわれは、遠く昔のインド哲学を学べるのです。

現代社会は、そんなお金にもならない伝承よりも、今日、明日の銭儲けが美徳だそうだから、バンディットたちは生き延びれないわけで、つまりは、古き良き伝承は、後世に残らないのかも知れません。

インド哲学は、自然科学であり、経験哲学であり、人々を幸せにするための伝承だったはずなのに、哲学者や一部の名誉ある人々によって、難解でちっとも楽しくなく、一般の人に理解出来ないようになってしまったのは、残念でなりません。

本当の幸せは、お金や権力に害されないところにあるわけで、お金持ちになっても、権力を掴んでも、本を読んでも得られるものではなく、自分自身で悟らないといけないと思うのです。

だからこそ、インド哲学をいかに分かり易く伝えるか。
今日はそんなこと考えてました。

Shudhananda@MAYURA