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モンドセレクション

2010-08-21 | 社会・経済
TVコマーシャルで時折みかける『モンドセレクション最高金賞受賞』。
ずっと気になってはいたけど、この機会に調べてみました。

(参考記事:日経トレンディーネット モンドセレクション本サイトなど)

・『食のノーベル賞』といわれる
・ベルギーのブリュッセルに本部を置く
・審査料は1100ユーロ(1ユーロ108円=118800円)
・厳正かつ非公開な審査
・総合得点の平均点に応じ、90点以上で最高金賞、80点以上で金賞、70点以上で銀賞、60点以上で銅賞が授与
・審査対象品の5割が日本からの出品。日本から出品した食品の8割が入賞。
・「ダイエット並びに健康食品」分野では、受賞した16社中全社日本企業。「チョコレート、製菓ならびビスケット」分野では、受賞した26社中25社が日本企業。
・出品代行屋が存在する。

全世界80カ国以上2200アイテムの評価がなされているモンドセレクションだが、日本企業が寡占状態にあるのは間違いないようです。

モンドセレクションで最高金賞を受賞すると売上はどうなるのかと言うと、各媒体の取材も増えるため『上がる』例も多いと言います。
国際的にはほとんど無名なこの賞の効果は、日本だけに限られるとも言います。

ただ、『評価』『国際基準』などの『権威』に弱い日本人。
『宮内庁御用達』などと同様、権威的なもののお墨付きに対し、『右へ習え』的に動く習性が今だにしみついているようです。

消費者もメーカーも、本質的に商品を見る目、消費者を見る目を養わないと、日本は国際的に取り残されるのではないかと危惧するのは、僕だけでしょうか?

yamabech@MAYURA